>>587の1段落目は解るが2段落目については、U+3004 のグリフが一般的な日本語フォントのいずれにも
旧 JIS マークとして用意されていることが前提となっている、机上の空論だな。

U+3004 は JIS X 0208、JIS X 0213、JIS X 0212 のいずれにも含まれてなく、
日本語 Windows 環境でデファクトスタンダードとなってしまっている Windows-31J 文字集合にも含まれていない。
そのため、当然 U+3004 のグリフを用意している日本語フォントの方が珍しい。
(一応 JIS X 0221 があるが、これを実際に全て実装しているフォントこそ皆無。)
こんな状況で U+3004 を使ってテキストを送って相手に旧 JIS マークとして見てもらおうとする奴は、相手の表示環境を
全く考えてなく、気遣いが明らかに欠けている。相手は旧 JIS マークどころか、何の表示もされないのが普通だろ。
(もちろん、印刷したり画像にしたりフォント埋め込み PDF にしたりして送るなら何の問題も無いが。)

てなわけで、U+3004 Japanese Industrial Standard symbol に対する相互運用性は現時点でほぼ無し。
だったら理より実を取って、今後使うことのない旧 JIS マークではなく、
使用頻度が増していく新 JIS マークの形を収録する方が実際にフォントを使用する上ではるかに有益だと思う。
一つのルールに固執するのではなく、現実を見た上で厳格な部分と柔軟な部分とをうまく組み合わせて運用すべきでしょ。