異なる複数のグリフを同一の Unicode character に割り当てても構わないのは
相互運用性がある場合に限られる。古い編集環境で書かれたテキストファイルを
新しい印字環境で表示したときに新しい字形で表示されたり、その逆が起こったり
してもテキストの情報が問題なく伝わるなら字形が異なっても構わない。

JISマークの場合、制定したJISCの側が別のマークとして認識している
(旧来の JIS マークが外国での不正表示などで有効性を失ったため、
わざわざ別のマークを起こして商標登録とかをした)んだから、旧JIS
マークを入力して送ったテキストが、勝手に新JISマークに変更されて
表示されたら困る。そもそも認証制度が別物で、新旧両マークが併用
されていた頃には新JISマーク制度で認証を取らなければ新JISマークは
使えなかったんだから、相互に互換性のない別のマークであることは
確定的に明らか。

Unicode character name は1個の Unicode character に対して永久に
変わらない1個の名前を割り当てるためにあるのであって、セマンティクス
を定義してるわけじゃないから、矛盾している・いないなんて判断の
基準にはなり得ない。