そりゃ既存 RISC より速ければシェアも奪えるだろうけど、
SPARC64V と同じくらいの性能なわけでしょ。だったら、Sunの
既存の顧客は SPARC64V のマシンを買った方がいいわけで。
既にデュアルコア化されている POWER に比べると、ソケット
あたりの性能は半分しかないから、新規顧客なら、POWERの
方がいい。これじゃ、ハイエンドマーケットでシェアを奪える
理由がない。

日本では富士通を除くと、国産ハイエンド機は Itanium しか
ないからそれなりに売れるだろうけど、世界では PA-RISC から
の乗り換え需要以外では辛いんじゃない?

現時点に限ればLinuxやWindowsのハイエンドっていう需要が
かろうじて残っているけど、この方面のマーケットは、3年後
にはOpteronに奪われるだろうことは既に見えてるわけで。

IntelもConroe系のコアでは、コア当たりの性能でOpteronに
勝てそうな気配だけど、Itaniumの方は、今のIntelのロード
マップでは勝てる気がしない。
ハイエンド向けを除く Windows Server が、Itanium のサポー
トを打ち切ったのは、x86-64 の出現が契機なわけだけど、
Opteron がハイエンド対応した時、また同じことが起きる
ような気がする。