イタリックと斜体は別物なんだよ・・
プロの編集者でもこのあたりを理解してない
不勉強な輩がいるんだけどね
#ゴシックとボールド,およびこれらの和文と欧文での意味の違いを
#理解してない「プロの編集」を名乗る輩もかなりいる

そして,イタリック体も斜体(オブリーク)も
本来は
「きちんと斜めにして美しいようにデザインされた字形」
であるということだ
そういう意味では日本語にはイタリックも斜体も存在しない.

で,写研だと日本語を斜めにすることが可能なんだな
レンズとかを換えればいいだけだ.
それを称して「日本語のイタリック」という輩がいる.
これに相当することをTeXで行うには

(1)graphicx packageと行列演算を駆使してx 度傾けた座標系で文字を記述する
(2)dvipsのマップファイルでslanted オペレータでPS書き出しの際に斜めにさせる
(3)仮想フォントなどを作成して内部的に処理させる

ということを行う.(1)に関しては
奥村先生のところの掲示板でslantboxというマクロを探せ.
(2)に関しては自力でpsfonts.mapとかにある記述を解読せよ
(2)の方法は乙部本で使われた手法のはずだ.

(3)は理論的には可能だし,使うときには手間いらずだが
作るのは困難であろう.

(1)(2)では文字の重なりとかは自力で調整するしかない