今月はじめ、職場に新しいPC(Core i7の結構ハイエンド構成)が入りました。
多分私が運用保守をまかされそうな雰囲気です。業務的にとある構造分析や
シミュレーションなど行う必要があり、制御コマンドとしてシェルスクリプトを
使用するのは聞いていたのですが、そのファイルを開いて1行目に書かれていたのは
#!/bin/tcshという文字列でした。

「うへぇ〜、よりによってtcshかよ」

ファイル記述子のリダイレクト不可、クオートのネスティング等に無理あり、
今の奴でさえシェル関数は使えないし、パイプラインの終了ステータスもおかしいし、
今時の担当者が扱ってセキュリティは大丈夫なのか不安はつきませんし、
スクリプトとしてのcshは嫌われるのでネット上の情報も少なく調べるのも大変です。
おそらく導入に際して、大学など教育機関で最初にcshに触れて刷りこまれた人間が
強気の知ったかぶりをして発言権を得て「俺流」をつらぬき紛れ込ませたのでしょう。

昔、当時、シェルで唯一aliasやhistoryやジョブコントロールの機能が使えた
cshは大学など教育機関に浸透していて、日本のシェル界に多くのバカを輩出しました。

これから私は、おそらくそういうバカが、$*でスペース入りファイル名が扱えないとか
$<でファイルから読めないのかとか、if文の条件式のコマンドでリダイレクト
できないのかなどと、シェル通気取りの偏ったどうでもいい我侭を言い出し
(だからcshスクリプト書くんじゃねーよ)それと戦わなければならないのでしょう。
そして時代によって決着している、過去25年のシェル界隈のくだらないそれらの議論が
再現され、それに巻き込まれるのでしょう。もう今からうんざりです。

だからお願いです。教育現場ではbashでもzshでもkshでもashでも
Bourne shでもなんでもいいですがBシェル系のシェルにしてください。

教育機関で懐古趣味のバカを量産されると現場が非常に苦労するのです。