まぁ, Sun と Solaris の今後の一般論については>>117のスレで
いろいろ論じられている.Solaris が再び盛り返すことができるかどうか
考える上で,大まかに2つのポイントを挙げるなら

1. 「是非とも Solaris を利用したい」と思わせるような魅力.
2. 実際に Solaris を利用するに当たってのハードル.

といったあたりか.この内1.については(「もう手遅れじゃないか」と
いった論点も含め)>>117のスレ向きの話になるかと思う.一方2.については
x86 固有の問題として「対応ソフト・デバイスドライバの貧弱さ」が
挙げられるだろう.これは,多少なりとも Solaris を使いたいと
思った人でも「やっぱ x86 上では Linux の方が便利そうだ」と
流れていってしまう要因になってしまっていないか.とりあえず,
そこは何とか抑えておきたいところ.

まず思うところがあるのは lxrun について."Linux applications run
unmodified on Solaris OS x86 Platform Edition..." とはいっているものの,
現状では自分で lxrun を入れなければならない上,lxrun はさらに
Linux ディス鳥を必要とするということで,使い勝手がいまいちよろしくない.
lxrun のようなシステムコール変換機能はカーネルモジュールとして
取り込んだ上で,スタブの共有オブジェクトを配置するなどして,
Linux バイナリをシームレスに実行できるようにできないものか.

さらに,Wine にも積極的にコミットできないものか.現状では
Wine の開発は Linux メインで進んでいる傾向があるようだが,
Sun のコミットによって Solaris との親和性も高めるとともに,
より広範な Win アプリの実行が可能となるよう完成度も高めて
いってもらいたい.