今度の惨事の全ての元凶は分割民営だ。そして107人の命を奪ったJR西
日本の「利益優先」「安全無視」を支えててきたのは、分割民営化に率先協
力したJR連合とJR総連に他ならない。3人に1人が解雇される国鉄分割
民営化時、自分たちだけは助かりたいと、「民間になっても、ストは絶対や
りません」「国鉄改革を完遂するために何でもやります」などと、「労使共
同宣言」を締結したのはJR西労組(JR連合)とJR西労(JR総連)で
ある。
その一方で分割民営化に反対した国労や動労総連合の解体のためにあらん限
りの不当労働行為を会社と一体でやってきたのはJR連合とJR総連・西労で
ある。この事実を誰が忘れようか。
 そのことに口をぬぐい、「西日本会社の体質はひどい」などとマスコミに
顔を晒しているJR西労は、恥を知るべきだ。労働組合としての責任をとる
というなら、直ちに組織の総力をあげて、全本線乗務員に運転保安闘争・ス
トライキの指令をだしてみろ。西労がやっていることは、せいぜい「分割民
営化に賛成し、会社の合理化と国労つぶしに協力してきた私達に、エサをく
れないのはひどい」という類のハイエナ的根性からマスコミを利用している
だけなのだ。