>>566
インドを植民地支配していたイギリスで、インドの「カレー」がイギリス風になったものが日本に伝わり、さらに日本風に変化した料理である。
イギリスのカレーはローストビーフを味付けするソースという性格が強かったが、
日本では米飯と共に食べる汁という性格が強くなっている。
第二次世界大戦後、「植民地インド」は1947年にインドとパキスタンに分かれて独立したが、
同地域ではいまでも野菜を使ったカレーが主流である。
肉を使う場合は牛ではなく、鶏肉・羊肉・山羊肉がメインであり、挽肉にしてキーマカレーとして調理することが多い。
インドのカレーはスパイスを組み合わせて味を構成し風味はさらっとしたものが多数を占めていたが、
イギリスに伝わってからカレー粉が開発され、それを使って調理する際に小麦粉も用いられるようになったことでとろみの要素が加わった[6][7]。
イギリスから日本に伝わった後、北海道を中心とした各地でタマネギ・ジャガイモ・ニンジンが大量生産される時代に入り、
日本国産の安価なカレー粉が広まったことにより、大正時代には現在に通じる日本的なカレーライスの原型が出来上がった[7]。

はいうしまけた