大学時代にサークルで一人浮いてる女の子がいた
見た目地味な感じで大人しくて誰とも喋らないの
でも素顔は凄い美人だった
んで大人しいくせにサークルにも毎回顔を出すし飲み会にも参加するわけ
みんな「何がしたいのこの子は」みたいな感じで困惑気味だった

とある日の飲み会、毎度おなじみのようにその子の周りには誰もいない
そんな中KYな俺はその子に近づいて行って
「へい彼女お茶しない?」とか言って絡み出したわけ
困惑するも何も言い返せない彼女
周りもそれに気付き唖然とする
なおも絡み続ける俺
さすがに切れたのか彼女はついに「やめてください!」と初めてみんなの前で大声を出した
それがきっかけで周りも「お前なにやってんだ、ほら離れろ」とかやっと俺を制止し始めた
この事件がきっかけになったかは分からないが、この日を境に彼女は明るくなり周りとも打ち解けて話すようになった

「ほんとあの事件のおかげで私は変われたのよ」「感謝してるんだからね」
と事あるごとに嫁に言われるんだがまるっきり自覚していないKYな俺