で、俺も嫁も地元で就職した。二年間、貯金しまくった。
いよいよ嫁にプロポーズ!という時に嫁が「遊園地一緒に行こう」と言ってきたので、俺はその日までにプロポーズの言葉を考えた。
『ずっと嫁と一緒にいたい。二人で幸せになって明るい家族になろう』
よし、これだ。観覧車で言うのがいいか。シチュエーションの練習もばっちりだ。

ところで、遠出するのに嫁の両親とはいかないまでも、せめて母親に連絡はいらないのだろうか。
と思い、嫁を迎えに行くついでに挨拶をした。すると両親在宅。緊張しつつ自己紹介、意外にもフレンドリーに迎えてくれ快諾。
嫁の穏やかさはここから来ているのかもしれないと思った。


遊園地に到着。急に緊張してソワソワして、多分挙動不審だった。嫁には「具合悪いん?」と心配された。
しかし嫁は絶叫マシンに夢中で、俺の理想観覧車にはなかなか乗れなかった。

結局そろそろ帰ろうか…という時間になり、さすがに自分のへたれに呆れると同時に勇気を振り絞って提案。
嫁は「あ!何かソワソワしよると思ったけど、乗りたかったんじゃね。気づかんでごめんね」と快諾。

いざ、プロポーズ。が、頭真っ白で考えたプロポーズが消えた。何のために乗ったんだ!もう頂上近いぞ!と思っていると

嫁「うわぁ…遠くまで見えるね!綺麗じゃね!」
俺「…うん、そうじゃね(それどころじゃない)」
嫁「うち、俺くんとずっとおりたい。何年後でも」
俺「え?」
嫁「ずっとよ?」
俺「……(頭真っ白)」
嫁「へへへ、何か言いたくなった。うち多分顔真っ赤じゃ、熱くなった」

そのあと、プロポーズした。俺も多分顔赤かった。それから指輪買い、彼女の両親快諾。俺の家族快諾で結婚。
今も内助の功というか、さりげなく手綱をひいてくれるいい嫁です。

長文下手くそでスマン。