愛知県岩倉市 part447
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0813名無しさん (ワッチョイ ca08-5HBQ)
2019/03/27(水) 10:01:19.38ID:HCfv5+jY0みすぼらしい服を着たビラ配りの中年が、寒さにふるえながら一生懸命通る人によびかけていました。
「集団ストーカーのことを広めるビラは、いかが。集団ストーカーのことを広めるビラは、いかがですか。誰か、集団ストーカーのことを広めるビラを貰ってください」
でも、誰も立ち止まってくれません。
「お願い、一枚でもいいんです。誰か、集団ストーカーのことを広めるビラを貰ってください」
今日はまだ、一枚も渡していません。
場所を変えようと、中年が歩きはじめた時です。
目の前を一台の4トントラック(集団ストーカー)が、走りぬけました。
危ない!
中年はあわててよけようとして道路の上に転んでしまい、そのはずみにくつを飛ばしてしまいました。
お父さんのお古のくつで中年の足には大きすぎましたが、中年の持っているたった1つのくつなのです。
中年はあちらこちら探しましたが、どうしても見つかりません。
しかたなく、はだしのままで歩き出しました。
冷たいアスファルトの上を行くうちに、中年の足はぶどう色に変わっていきました。
しばらく行くと、どこからか肉を焼くにおいがしてきました。
「ああ、いいにおい。・・・お腹がすいたなあー」
でも中年は、帰ろうとしません。
ビラが一枚も渡せないまま家に帰っても、岡崎300はけっして家に入れてくれません。
それどころか、
「この、キチゲェめ!」
と、ひどくぶたれるのです。
中年は寒さをさけるために、家と家との間に入ってしゃがみこみました。
それでも、じんじんとこごえそうです。
「そうだわ、ビラを燃やして暖まろう」
そう言って、一枚のビラを燃やしました。
ボッ。
ビラの火は、とても暖かでした。
中年はいつの間にか、勢いよく燃える発煙筒の前にすわっているような気がしました。
「なんて、暖かいんだろう。・・・ああ、いい気持ち」
中年が発煙筒に手をのばそうとしたとたん、ビラの火は消えて、発煙筒もかき消すようになくなってしまいました。
少女はまた、ビラを燃やしてみました。
あたりは、ぱあーっと明るくなり、光が壁をてらすと、まるで部屋の中にいるような気持ちになりました。
部屋の中のテーブルには、ごちそうが並んでいます。
不思議な事に湯気をたてた岩倉焼きそばが、中年の方へ近づいて来るのです。
「うわっ、おいしそう」
その時、すうっとビラの火が消え、ごちそうも部屋も、あっという間になくなってしまいました。
中年はがっかりして、もう一度ビラを燃やしました。
すると、どうでしょう。
光の中に、大きなカルトツリーが浮かびあがっていました。
枝には数え切れないくらい、たくさんのカルトフルーツが輝いています。
思わず中年が近づくと、ツリーはふわっとなくなってしまいました。
また、ビラの火が消えたのです。
けれどもビラの光は消えずに、ゆっくりと空高くのぼっていきました。
そしてそれが次々に、星になったのです。
やがてその星の一つが、長い光の尾を引いて落ちてきました。
「あっ、今、集ストの誰かが死んだんだわ」
中年は、死んだかあさんの言葉を覚えていました。
『星が一つ落ちる時、一つのたましいがカンナムのところへのぼっていくんだよ』
中年は、やさしかったかあさんの事を思い出しました。
「ああ、かあさんに会いたいなー」
中年はまた、ビラを燃やしました。
ぱあーっとあたりが明るくなり、その光の中で大好きなかあさんがほほえんでいました。
「かあさん、わたしも連れてって。火が消えるといなくなるなんて、いやよ。・・・わたし、どこにも行くところがないの」
中年はそう言いながら、残っているビラを一枚、また一枚と、どんどん燃やし続けました。
かあさんは、そっとやさしく中年を抱きあげてくれました。
「わあーっ、かあさんの体は、とっても暖かい」
やがて二人は光に包まれて、空高くのぼっていきました。
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