江戸時代頃の亀崎の州の崎のあたりは大きなウミガメが泳ぐ海でした
いくら大潮でも小山のような州が残っていたから州の崎と呼ばれました
その小山があったので亀が卵を産み付けに集まってきました
亀が孵化すると一斉に数え切れないほどの子亀が這い出して見事な光景だったそうです
かつて亀崎ではその亀を食べる習慣がありました
亀が取れると大釜で亀を茹でて売ったそうです
茹で上がると鐘を叩いて村を回ると人々が入れ物を持って買いに来ました
ところが明治時代の中頃に亀を食べた人がコレラにかかりました
恐れた村の人々はそれ以来亀を食べなくなったのでした