二ツ沼総合公園(双葉郡広野町下北迫)で11月20日、「ひろのパークフェスVOL.6」が開かれる。

2011年、東日本大震災・原発事故により緊急時避難準備区域に指定され、全町民が県内外に避難した双葉郡広野町。
同年9月に指定が解除されたが、2016年9月末現在、町に帰還した町民は2800人ほどと全人口の半数未満にとどまっており、
現在も町内は人通りも少なくひっそりしている。

同フェスは、震災・原発事故で失われた絆やコミュニティー再構築を促進し来訪者を広く呼び込むことで、
広野町の現状を知ってもらい、震災前のにぎわいを取り戻すことを目的に
昨年8月からいわき市の「アリオスパークフェス」実行委員会の協力の下、NPO法人「広野わいわいプロジェクト」主催で開催している。

6回目となる今回は初めて「ストリートバスケ」「パフォーマンスコンテスト」を行うほか、飲食や雑貨などの19 店が出店を予定。
フェスで使う電源は自然エネルギー発電車「おてんと号」から供給する。

ライブステージでは、双葉郡富岡町出身のシンガー・ソングライター、樹音さんのほか、いわきから「Atsuko(あつこ)バンド」、
いわき市公認ご当地アイドル「アイくるガールズ」、チャリティーアイドル「Seaside Sister〜浜娘s〜(シーサイドシスターズ)」、
震災後に結成された「いわきラブフィースト・ゴスペルクワイア」が演奏を予定している。

パフォーマンスコンテストでは、
先月いわきでギネス世界記録を達成した大道芸人「フレアいのバーテンダーYOKOTA」さんのパフォーマンスを予定。
ストリートバスケでは3on3(スリーオンスリー)での試合とキッズ企画も予定し、現在、出場チームを募集している。

実行委員会の磯辺吉彦さんは
「広野町主催のイベントに共催することで、地域の認知度・期待度も徐々に高まり、来場者も回を重ねるごとに増えている。
 イベント企画力の向上のため地元スタッフを増やし、今後も継続していきたい」と意気込みを見せるとともに来場を呼び掛ける。

開催時間は10時〜15時30分。
入場無料。
小雨決行。

ひろのパークフェス(フェイスブックページ)
https://www.facebook.com/hirono.parkfes/

以下ソース:いわき経済新聞
http://iwaki.keizai.biz/headline/249/