ロジスティクスとサプライチェイン・マネジメントの専門誌、
「月刊ロジスティクス・ビジネス」
http://www.logi-biz.com/backnumber/2014_08.html

最新号の特集は「物流を学ぶ、教える」
http://www.rku.ac.jp/home/topics/20140819_01.html
この特集で流通経済大学のロジスティクス関連カリキュラムが特集されている。

注目すべきは、東京海洋、一橋など、国立の名門校とならんで、【物流の流通経済】の
カリキュラムが特集されている点。

これと言った専門性を打ち出すことが難しい、日本に腐るほどある経済系の学部・大学において、
例外的に明確に人材育成と教育の方向性を打ち出し、人材も数多く輩出しているのが、
【物流の流通経済】。

「わが校のイチオシは経済系の学部です」と胸を張っている所など、ほんとうにごく少数じゃないのか?。
現に、日東駒専クラス以下の経済学部で、学術と教育に特色を打ち出している所など、聞いたことがない。

経済学と何の関係もない、箱根駅伝と大学野球に執心している所は非常に多いが。

ところで、流通経済大学の教授がインタビューでも述べているが、最近では大規模災害が発生すると、
流通経済大学の教授に「災害が物流に及ぼす影響は?」と聞いてくるマスコミが非常に多いらしい。

このことは、東日本大震災での物流網の寸断による物資不足が起きて以来の変化だと言う。

資源と食料を輸入に頼る日本において、物流が止められたらどうなるのか?。
地震・台風・豪雨・噴火と自然災害大国の日本で、物流が途絶えたら、経済と社会はどうなるのか?。

日本人も震災と言う大きな悲劇を通して、やっと学んだと言う事だ。

そして、ネットによる取引が社会にあまねく普及した現代にあって、強固な物流システムの
構築こそ、ビジネスの要点になっているのである。