U22手倉森監督インタビュー 勝つこと突き詰めたい 守備の強度、パワー必要
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150818-00000097-dal-socc
−リオ五輪世代はU−20W杯を逃している。近年、日本の育成年代はアジアで勝てない。
「日本の育成はエリートを作り過ぎていた。競争心をあおらなければ世界で戦える選手は探せない。
U−17W杯で結果が良かったからそのままでいいと競争が生まれなかった。
少し満足感もあったからやられたんだと思う。勝負の世界はそういうものじゃない」

−日本の育成が抱える課題とは。
「育成の部分で勝利至上主義はダメだということに重きが置かれ過ぎていた。
日本はうまい選手がプロになれるが、海外ではうまくて“勝った”選手がプロになれる。これは明らかに違う。
日本の育成は戦術やスキルを高めることを主にやってきたが、強豪国はそれプラス勝たなきゃ話にならないということを植え付けている。
練習では育めない、試合でしか育めない“サッカーの本能”のようなものが身についている。
昔、高校サッカーからどんどんいい選手が出ていたのは、負ければ終わりという選手権で頂点を取るためしのぎを削ってきたからという部分もある。
そこに対してJリーグができて、勝利至上主義じゃなくてもいい、大事に育てましょうと“ハウス栽培”をしてしまった」

−ハリルホジッチ監督に指導者として影響を受けた部分は。
「日本人に対してどうすれば本当の球際を教え込めるか、ハリルさんは言葉とトレーニングとして持っていて、そこは勉強になる」

−ハリルホジッチ監督に指導者として影響を受けた部分は。
「サッカーに対する情熱と、ゲームは戦いだという激しさが刷り込まれた指導者だと感じる。
日本人に対してどうすれば本当の球際を教え込めるか、ハリルさんは言葉とトレーニングとして持っていて、そこは勉強になる」

−本当の球際とは。
「判断のスピードと局面に対するスプリント。そこをハリルさんはフィジカル、フィジカルと言う」