猫の放し飼い及び餌付けについては、米国でも批判の的となっています。
TNRの効果は皆無であり、猫にとっても悲惨な結果をもたらす非人道的な方法であることは、PETAも認めるところです>>2,3

「猫は小動物に深刻な脅威、年間200億匹を捕食=米調査」
 [29日 ロイター]
米国では毎年、鳥37億羽と小型哺乳類207億匹が、猫によって殺されているという。米魚類野生生物局(FWS)と
スミソニアン保全生物学研究所の調査チームが29日、科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」で発表した。

 ペットとして飼われている猫や野良猫による捕食を統計としてまとめ、体系的に分析したのは今回が初めて。同チームは、
猫による野生生物の死亡数は、以前考えられていたより大幅に多いと指摘している。

 調査によると、猫に殺されている鳥の多くは、アラスカ州とハワイ州を除く米国48州では、コマドリやフィンチ、
アメリカゴガラなどの在来種。また、人口の密集した都市部では、主として外来種のネズミを捕食しているが、
郊外や農村部では在来種のネズミのほか、リスやウサギなどの小型哺乳類を獲物にしているという。

 調査チームは、自由に歩き回る猫が野生生物に深刻な脅威をもたらしており、一部の鳥や小動物の絶滅の一因にもなっている証拠が
山積しているにもかかわらず、猫の管理は科学的根拠よりも、感情論に基づいて形成されていると指摘。「野放しの猫の管理に対する
現在の非科学的アプローチの主な要因は、猫の捕食による(野生生物の)死亡数が、事故など人間由来の脅威に比べれば取るに
足りないという理屈が背景にある」としている。