北海道の有珠山(732メートル)の活動について、
火山噴火予知連絡会(会長・井田喜明東大地震研究所教授)は29日、
拡大幹事会を開き、「地震活動が急速に活発化している。
今後数日以内に噴火が発生する可能性が高くなっており、
火山活動に警戒を強める必要がある」との見解を発表した。

予知連の見解を受けて気象庁は午前11時10分、
同じ内容を緊急火山情報として発表した。
これまで噴火後に出していた緊急火山情報を噴火前に出すのは初めてで、
気象庁は「ここ十数時間、地震活動が活発化している。
漠然とした数日というよりも切迫感が強い」と説明した。

http://www.asahi.com/0329/news/national29015.html