梅雨前線上を低気圧が東進した影響で、西日本では850hPa風向が北に変わります。
北風が山越えとなる西日本太平洋側では、風上の山から吹き降ろす下降気流によりボーラ現象が発生するため、
寒気引きずり降ろし効果により雲に覆われ、昼間を中心にどんよりとした暗い曇り空が続く見込みです。
雲が発生する際に水蒸気が奪われ、地上に乾いた空気が吹き降ろすため、四国太平洋側では平野部を中心に冷たく乾燥した冬のような肌寒さが身に染みるでしょう。
一方、北風が海風となって吹き込む西日本日本海側(瀬戸内含む)では、海から供給された湿った空気により軽くなり、強い上昇気流が発生し上空を暖めるため雲が消え、
今日も関東のような真っ青な青空が広がるでしょう。
雲が消えることにより水蒸気が大気に戻るので、ムシムシとした真夏の晴天が続き、真夏日になる地方も続出するでしょう。