近年は大陸の高気圧が勢力を広げて南下。
日本の南の緯度まで張り出すと、風向きが西寄りになって、
太平洋高気圧の代わりに熱波を送るポンプ役を果たすようになる。
本来の太平洋高気圧と合わせると、去年のように超高温になるし、
エルニーニョで太平洋高気圧が弱くても、猛暑になる。

また東に張り出して、従来は冷夏時のオホ高になっていたものが、
中心の緯度が南に下がることで、南風を生む太平洋高気圧になる。
つまり、一時的には北東風が吹いたとしても、
移動性高気圧ゆえに、どう転んでも猛暑にならない夏はない。