アクロマートの焦点距離(口径比)はF15というのが昔からの定説です。
眼視に合わせた色収差量と研磨の精度や生産性を考慮してです。
ビクセンの10cmアクロマートはF15では長すぎて使えないので、
色収差を犠牲にしても短くしたのです。
それでも当時としては口径10cmは魅力的でした。
実際問題として、焦点距離が1000mm以下くらいまでだと使いやすい。
長くても1200mmが運用の限界だと思われます。
車にも横置きできなくなるし。
その後はレンズ素材が良くなってきて、懸案だった色収差も軽減し。
写真撮影用にもF値が小さいほうが売れるわけだし、
補正レンズとかと組み合わせると写真適性?も良くなるし。
実質的に屈折鏡筒は写真鏡という使い方が多いでしょう。