北軽井沢10cm
https://blogs.yahoo.co.jp/orion_arm_solar_system3/34264183.html

この筒で驚いたのはピントの収斂性です。

ラジアン3mmに3倍バローという変態なアイピースで650倍もの過剰倍率を掛けても、
口径なりの暗い像になりますが、ニジミやピント位置前後の不感帯は一切感じられません。
ボケボケで何も判らない像がただ一点でスッとピントの山が来て、それが異常なほどに
シャープという、過去に経験のない像質でした。

星まつり開場前夜にこの筒で見せてもらった月面は、位相の良さもあったかもしれませんが、
アルプス谷の中央溝がすぐに判るほどはっきり見えていました。 これまでの経験から
「 10cmで中央溝が? 」 とにわかには信じらませんでした。 さらにロンキー像も
見せてもらいましたが端部まで完ぺきに真っすぐな直線でした。

となりに同架してあった某有名鏡筒とも比較しましたが差は歴然で
名前を挙げたらマズイなと感じるほどの違いでした。