>>760
LMVZ990-IR を実戦投入するにはまず、LMVZ990-IR用の鏡筒バンドを作る必要があるようです。
主鏡 f=600mm のガイドに使おうとすると、主鏡とガイダーの光軸のほんの僅かな変化も許されないようで…QHY5L-II部分で固定しつつ、LMVZ990-IRのズームリング部先端を固定する治具を発注中です。

電子極望は意外と、f=100mmでも成り立ちました。
ただし電子極望をほぼ赤緯+90°方向に向けられるようにする工夫がいります。

微動装置無しで主鏡に固定した f=75mm のガイダーなら、サクッと PoleNavigator で天極求められました。
なので、電子極望とガイダーを1本化するだけなら、f=75mm 単焦点で間に合いそうです。

電子ファインダーは今、Loadstar X2 + f=35mm を試してるんですが、注意深く星図と見比べて星を辿れば使えないことはないけど、ちょっと勘違いするとすぐ迷走しそう。
やっぱフルサイズ換算 f=190mm 相当の画角は、ファインダーとしては狭すぎます。
フルサイズ換算 f=100mm 相当の画角でギリギリ我慢するとしても、Loadstar X2 なら f=18mm、QHY5L-II なら f=14mm のレンズが必要。
流石にこれをガイダーと共用化するのは難しそう。
QHY5L-II の場合でも、ピクセルあたりの画角は 約1' にもなってしまいます。LoadstarX2 なら更にその倍。

ただ、北極星を使わずにこぐま座βやケフェウス座γを使って広角で天極を求めるならば、電子ファインダーと電子極望の1本化はありえそうです。

いずれにせよ、電子ファインダーと電子極望とオートガイダーを全て1本の単焦点レンズで賄うのは無理がありそうです。
単焦点2本をレボルバーのように切り替えて使うか、バリフォーカル(できればズーム)が必須です。

QHY5L-IIの画素ピッチのまま縦横倍の画素がある安価なガイダーが出てくれば、また事情が変わってくるのですが…