>>539
なるほど。
そうすると純粋にセンサーの感度とS/Nのためかなり集光力が必要で、>>526氏の言うとおりある程度の口径が要るのでしょうね。
焦点距離に関しては、f=1200mmの主鏡にたとえば D810A のピクセルピッチ(4.8um) を付けたとして、1ピクセルあたりの画角は0.8秒角。

NexGuideの星像位置表示が0.01ピクセル単位としても実際は1星ガイドでそこまでの精度は出せないので、有効桁は0.1ピクセル単位だとすると、
ガイダーのピクセルあたり画角は0.8×(1÷0.1)=8秒角必要。

新Nexguideだとして映像素子は4.51×2.88mm、800×480ピクセル、画素ピッチは6um。
この画素ピッチでピクセルあたりの画角8秒角以下にするには、ガイド鏡の焦点距離は 150mm あれば OK となります。

一方センサのS/Nにより重心計算の実行桁がもう少し悪かったとして 0.5 ピクセルだとすると、ガイダーはピクセルあたりの画角 1.6 秒角必要となり、
これを満たすガイド鏡の焦点距離は 720mm となります。


シンチレーションの影響は、数フレーム分のコマの移動平均をとるか、1コマの露出を数秒掛けることで平均化され、ほぼ影響を無視できるようになります。