イケメンの定義の変化を考えると分かりやすいです

イケメンとは従来は女性が「イケてるメンズ」を指した言葉でした
すなわち「優しさ」「色気」「各種の才能」「趣味の一致」「財力」「美形」など
一部あるいは全てを兼ね備えた男性に使う言葉……でした

ところがこの単語の使用者が女性から男性へと移り変わると
意味は「美形」「見た目」「雰囲気」「格好良さ」「顔」「とにかく顔」という
“男性が女性に求めているもの”に変化してしまいました

その結果何が起こったかというと「女性は男性の顔しか求めていない」という
ねじ曲がった価値観が常識のように浸透してしまいました

ネトウヨという単語にも同じ現象が起きています
ネット右翼と呼ばれていた頃は「愛国心」「保守」「国粋主義」「皇室崇拝」「排外主張」でしたが
しかしこの単語の使用者が右翼から左翼へと移り変わると
意味は「社会的弱者」「精神異常者」「とにかくキモい奴」「嫌韓」「戦争大好き」という
主義など一切感じられないものへと変質させました

そして左翼はわざとらしくこう聞くのです
「ネトウヨ(右翼)にはどうして主義主張が無いの?」と
右翼はこれに対し「どっち向いて話しかけてんの?(ネトウヨなど存在しない)」という他ありません