「レイ、議長を案内して」
タリアの指示に従い、レイはデュランダルを伴いブリッジを出た。
「議長…何故このような所ににいらっしゃるのです?」
「私だけが安全な場所でのうのうと見ている訳にはいかないだろう」
「…議長。……了解しました。こちらにどうぞ。」
部屋に案内し、任務は終わったとその場を立ち去ろうとするレイをデュランダルは引き留める。
「それでは私はこれにて。議長はここでお待ち下さ……!?」
「いけないな…。せっかく二人きりになれたのに」
「ん…っ…  議長… や…やめてくださ…っ…!今はまだ待機中ですっ!」
「つれないな…レイ…。」
「お戯れを!今の現状をお考え下さ…  え!?」
「これが現状だよ。君も男なら分かるだろう?」
「やっ…議長…やめてくださ…ああっ…」
「…今はギルと呼ぶのが正解ではないかね?」
「あ…  ぎ…ギル…」
「…良い子だ。お前の時間をしばらく私にくれないか…?」