先日、ゴランツ版の二巻本(年代記配列)を見かけたので、その印象で書き込んでしまいましたが
なるほど、デル版三巻本(執筆順配列)で見ると、「黒い海岸の女王」は最初期の作品なんですね
ベリ(ト)をめぐる若々しいコナンの物語は、また若いハワードの物語でもあったということでしょうか
(いや、亡くなった時でもまだ充分若いんですが)

あとデル版の目次を見ていて思うのは
初期はクトゥルー色が強いというか、人知を超えた力に挑むコナンの物語なのに
後期に行くにしたがってピカロとしてのコナンに焦点が移っているように思われることです

あわせて見ると、ハワード自身の物語が見えてきそうですが
そこいらへんは中村先生が詳述してくださいますよね