幽霊海賊(ウィリアム・ホープ・ホジスン)

トライデントハウスとかいうよく知らん出版社がナイトランド叢書と
銘打ってホジスンのボーダーランド三部作の邦訳を出すらしい
幽霊海賊はその1冊め
ホジスンは著作権が切れてて元テキストがネットで手に入るわけで
英語ならただで読めてしまう
なんでどうなのかなという気もするが、HPラブクラフトに影響を与え
間接的に初期ウィアード・テールズに影響を与えた作家なわけだから
未邦長編2冊が邦訳されることにもそれなりに意義があるのかなと
実際、これなんか読むと最近話題になったジェフ・ヴァンダミアの
3部作なんかからもホジスンの影響が感じられるだろう
ちなみに、著作権切れのソフトカバーで2200円とボッタクリ感満点
だが専門書なんかだと翻訳物の印税の相場は3%前後、
ベストセラー作家だと代理店も強気だろうからもうちょっとお高いかもしれないが
権利切れかどうかは実は本の実売価格にはたいして影響がないんだなこれが