T・H・ホワイト「永遠の王(上・下)」創元推理文庫

第1部がレトロヒューゴー賞を受賞したため仕方なく買って読んだ。
すごくつまらなくて下巻の150ページ辺りで続きを読むのを諦めた。
ここ数年に読んだ本の中でダントツにつまらない。
アーサー王と円卓の騎士の伝説を詳細に語りなおしているのだが、
面白いところを全て端折り、つまらないところだけをやたら冗長に
書き伸ばしていて、面白いところがほとんどなく、読み進むのが苦痛でしかない。
ランスロットが旅に出る話も陳腐な恋愛小説に変造されていて、
しかも心理描写がありきたり過ぎて馬鹿馬鹿しく、大人が読むには辛い。
800ページ近く読んで1箇所も面白いところが無いのだからこれ以上読んでも
時間の無駄だと判断しここでストップ。時間を返してほしい。

0点

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