『わたしは無』 I Am Nothing エリック・フランク・ラッセル    
短編集表題作   

独裁者に、その息子が送りこんだ秘密兵器(女性)!
独裁者をたぶらかし、強き意思を挫き、平和主義者に転向させる!

女性のセリフは全くない。
女性が書いたほんの数行の短い文、アルジャーノンの追伸に匹敵するその言葉。

SFがじゃましている珍しい小説。

余談:坂田靖子「ライラ・ペンション」の本棚の最上段にあった。
    (今見なおしたら隣の本は「アルジャーノンに花束を」だった)