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これだけは抑えておきたい!古典SFスレッド

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0001名無しは無慈悲な夜の女王NGNG
てのを羅列するスレッドです。
0408天文学者2005/10/05(水) 19:51:10
『渚にて』 ネビル・シュート (1957)

この小説の舞台は196X年。
1957年の出版時には間違いなく近未来小説であったが、時代はとうに
過ぎ去りぬ。でもこの作品、今読んでもまったく古びていない。

全面核戦争によって、世界は放射能の雲に覆われた。
オーストラリアだけは生き残ったが、じわじわと死の雲は南下してくる・・・。
この徐々に狭くなる世界という舞台装置、初読時はえらくショックだった。
主人公たちには逃げ道はない。確実に追い詰められていく。

物語の運びは非常にソフトで、最後まで静かに淡々と筆は進む。
出てくる登場人物が皆優しく良い人ばかりで、大人な態度を崩さないのだ。
絶対悪な存在が出てこないという点は、この作品にとっては正解だと思う。
例えるなら『赤毛のアン』的な優しさと癒しがある。

でも、こんな優しい良い人たちが皆、死んでしまうんだよなぁ・・・。
避けられぬ滅亡を前にして変わりなく続けられる日常、先のないロマンス。
人類最期の描写はされないけれど、やがてこの世には誰もいなくなる。
優しいけれど、どこにも救いなどない。
残酷な表現を用いることなしに、核の非道さを訴えた稀有な物語。
読み継がれるべき、古典中の古典。泣けます。
0409名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/05(水) 20:04:41
>>404
レスありがとうございます。

古今東西といわれるとなるほど、そのとおりかなと思いました。
「デカメロン」とかまで含めるとたしかに枚挙にいとまがないですね。
「百物語」的な楽しみ方もありますし・・・

>>407
早川がんばってほしいですね。←ちょっとスレ違いか?
0410名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/06(木) 19:23:40
>>406
>>萩尾望都センセの美麗な表紙イラストもイイ。

表紙で言えば1巻と2巻がサイコー。
ハヤカワSFアート史上に残るベストなものではないかと思う。
あれで興味引かれて、萩尾センセを読み始めたオイラがいる。

でもさ、4巻の表紙ってネタバレじぢゃない〜?
惑星レベルの嫌がらせのサ。
オイラの考えすぎ?
0411天文学者2005/10/07(金) 22:05:12
『銀河の間隙より』  ランドル・ギャレット  (1963)

地球に不時着した宇宙船より、脱出した一体のエイリアン。
このナイブというエイリアン、高い知能と強靭な外骨格を持つプレデター。
こいつら、操縦不能になった宇宙船内で共食いを繰り広げており、生き
残った最強の個体が、地球に到達したのである。
前半はこのナイブの描写に割かれている。
物陰から地球人を観察し捕食するくだりなど、なかなか興味深く面白い。

しかしこのムカデ男、自分では上手く身を隠しているつもりだが、実は
不時着時よりずーっと人間たちに監視されていたのである。お間抜けだ。
とっとと駆除してしまえばいいだろうに、軍部の思惑など絡みまくって、
殺さずに捕獲することになる・・・軍も間抜けだぁ。
かくして異星のマヌケと地球のマヌケが、火花を散らして相対することに。
ある意味、ファーストコンタクトものSFとも呼べるかもしれない(悩)。

とは言え、相手は高速で活動する戦闘生命体。捕らえるのは難しい。
悩んだ地球軍首脳。出した答えが高速稼動可能な“強化人間”の開発。
激しく間違っている気がするが、SF者ならば黙って受け入れる他ない。

という訳で、後半はこのバッタをモチーフにした強化人間の物語となる。
(↑一部嘘有)
改造されたのは一人だけで、力の二号は残念ながら出てこない。
この一号に対して、捕獲失敗しないために猛特訓がおこなわれる。
まるでスポ根モノ・・・おぉ、ますますラ○ダーのノリじゃないか。

クライマックスは、ラ○ダーVS怪人ムカデ男の高速バトル!
(↑一部表現間違有)
いや高速なだけにあっけなくケリが着いちゃうのだけどサ(笑)。
元オタには、なかなか楽しめた特撮・・・じゃなかった、SFでした。
0412天文学者2005/10/11(火) 18:24:50
『大宇宙の魔女』  C・L・ムーア  (1933)

ムーアの異色なスペースオペラ『ノースウェスト・スミス』シリーズの一編。
このシリーズを簡潔に表現するならば、ホラー+西部劇+スペースオペラと
でもなるだろうか。いや実際はほとんどホラーのノリなんだけどね。
R・E・ハワードが宇宙に進出していたら、こんな感じの作風をものにしていた
かもしれない。

SF者、特にスペオペ好きならば、シャンブロウの名を知らぬ者はいないであろう。
そんなヤツぁモグリだっ! と思わず断言してしまう。
松本零士センセの表紙絵がまた絶品、実によくシャンブロウを表現している。
というか、松本さんの妖しい絵柄がこのシリーズに合っているのだろうね。
作者のムーアは女流作家で、あのヘンリー・カットナーの奥さんだ。
女性の手になるイヤらしさというかぶっちゃけエロさみたいなものが感じられる、
ちょっと他のスペオペとは一線を隔した作風だ。

これに限らず、シリーズの作品はどれもかなりの幻想怪奇風味が溢れている。
掲載されたのがあの「ウィアード・テイルズ」なのだからして当たり前ではあるが。
“萌え”と“怪奇”でスペオペの固定概念をぶち破ったノースウェスト・スミス。
ちょっと他では見ることの出来ない世界観だ。
チャンスがあればぜひ読んでみてほしい。
0413名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/16(日) 21:03:55
古典SFでほのぼのしたものはありますか?
0414名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/16(日) 21:13:45
バローズの火星シリーズじゃダメ?
火星の女王様が卵を産んだりするんだよ。
0415天文学者2005/10/21(金) 23:38:22
『賢者の石』  コリン・ウィルソン  (1969)

SFを読みたくて本書を手に取ったSF者は、まず混乱するだろう。
延々と続く前置きを読んでいると「これはSFなのではなく哲学書なのでわ?」
なんて錯覚を覚えるのだ。っていうか間違いなく哲学を論じているのよ。
作中に出てくる資料は実在する物ばかり、内容は哲学と脳生理学ばかり。
『オカルト』『アウトサイダー』でウィルソンが論じた哲理のほとんどすべてが
この中にぶちこまれている感じ。

しかし、ここで挫折し読むのを投げ出してしまっては、真実勿体ない。
主人公が自分の脳を弄りだして意識の拡大を可能にしてから、事態はズリズリと
動き始めるのだ。歴史の闇に隠れていた、旧い支配者の影が浮かび上がる――
そう実はこれ、実に正統派のクトゥルー神話作品でもあるのだ。

「あぁっ窓に!窓に!いあ!ふんぐるい!あいご〜!」なんて書かれた日記(笑)
なんて出てこないし、邪神の名前一つ出てこないが、もぉ間違いなく神話作品。
実在する文献やネタだけで神話を書くとこうなる、という手本のような作品。
どこまでが実在の話でどこからが虚構なのか、わからないよう上手く継ぎ合わせ
ているところ、ウィルソンも憎いなぁ。
ラブクラフト信者ならば、どんな手を使ってでも読まねばならない傑作だ。

ウィルソンはかなりHPLに嵌まったらしく、この作品とは別の神話体系作品
『ロイガーの復活』なる作品も書いている。
こちらは、もータイトルからしてそのまんまである。
『精神寄生体』とかの序文では、結構ラブクラフトを批判したりしているけど、
何だかんだ言ってよっぽど気に入ったんだろうなぁ(笑)。
0416名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/22(土) 13:29:34
>>「あぁっ窓に!窓に!いあ!ふんぐるい!あいご〜!」

・・・なんか一匹ヘンなものが混じっとるんで内科医?
0417名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/23(日) 14:52:47
それは撒き餌
0418名無しは無慈悲な夜の女王2005/10/24(月) 19:28:57
哲学もクトゥルー神話もわりと好きなので読んでみようかな。でも一緒にしてよいものなのだろうか?
0419天文学者2005/10/25(火) 21:47:53
『火星のプリンセス』  エドガー・ライス・バロウズ  (1917)

私が生まれて初めて読んだSF作品。
初めて小学校に行き、初めて図書館に入り、初めて借りた本がコレ。
どういう小学一年生だったのだ私って奴ァ。
まぁそんな訳で、個人的な思い入れが強い作品なのです。
確かジュブナイル名は『火星のジョン・カーター』・・・今見ると微妙だ・・・
一般常識のない年齢だったせいか、しばらくの間マッチョなアメリカ大統領の
伝記だと信じて疑わなかった。イタイ過去である(苦笑)。

子供向けに翻案されていたが、それでも物語としてかなり面白かった。
この本と出会ってしまったためにSFに嵌まったようなものだ。
大きくなって創元版を読んでみたが、やはり面白い。
武部画伯の表紙絵も素晴らしい。
おそらくデジャー・ソリスなのだろうけど、適度に野暮ったく素敵に豊満。
ある意味、日本SFアートの最高傑作ではなかろうか。
だからしてメカの描写がどうたらこうたらなんて、決して口に出してはいけない。
ウルトラホーク3号のような物体が見えても、突っ込んではいけないのである。

ただこのシリーズ、純粋にSFかと聞かれれば答えに困る。
私個人の感想は、異郷にステージを移した肉体言語なドタバタファンタジー(笑)。
まったくそんなだから『火星の大統領カーター』などという困ったパロディなぞ
書かれてしまうのだ。ガッデム栗○薫!!

実際のところ、火星シリーズの魅力というものは、いわゆる空想科学的な点に
あるのでなく、しつこいくらいの色物描写サービス?にあると思う。
例えば拷問一つ取っても、各巻ごとすべて違う方法で拷問しちゃうのだ。
カサブタを剥がすような楽しさというか、しかしそれでも悪趣味なだけの代物に
陥らず、エンターテイメントまで高めている?点が凄い。
SFというよりは冒険ものが好きな人に向いていると思う。
くれぐれも読む時は、古典中の古典ということを忘れないように(汗)。
0420天文学者2005/10/25(火) 21:54:55
>>416
スルーされることをお勧めします。まとわりつかれたら厄介ですぞw

>>418
んー、クトゥルー好きな人にはまず面白く読めると思うのですが・・・。
前半の哲学なノリが、合わない人にはまったく駄目なこともあるみたいです。
読まれる時は、あくまでも自己責任でお願いします(笑)。
しかしこの作品、個人的には傑作のレベルだと思っておるのですが、
作者ウィルソン自身が選ぶベストには入っていないのですコレが。
というのも、この作品が書かれた時代の脳神経の知識に少し間違いがあった
とかで、ウィルソンはいたくその点を気にしているらしいです。

・・・いやまぁ、参考にした知識が違っていたからといって、作品に罪はないと
思うんだけどなぁ。勿体ないコトです。
0421名無しは無慈悲な夜の女王2006/02/25(土) 20:22:11
丸3年経ったか
0422名無しは無慈悲な夜の女王2006/02/26(日) 11:01:19
♪あれは三年前・・・
0423名無しは無慈悲な夜の女王2006/02/26(日) 18:16:39
ちあきなおみかな
0424名無しは無慈悲な夜の女王2006/05/04(木) 15:25:50
あげてみる
0425名無しは無慈悲な夜の女王2006/06/16(金) 15:13:57
>>424
0426名無しは無慈悲な夜の女王2006/07/04(火) 14:59:05
このスレでもすでに何度も言及されている、エドモンド・ハミルトンの
「フェッセンデンの宇宙」は、今なお色あせない古典の香気を放つ文句なしの傑作。

第二次大戦前夜の1937年に「ウィアード・テールズ」誌上に発表されたという
背景事情を反映してか、あるいは、文明社会の行く末を案ずる作者の透徹した
批評精神によるものか、作品の基調となるトーンはいささか暗め。

内容については、あまり詳しく紹介するとネタが割れてしまうので控え目にするが、
まぁ一種のマッド・サイエンティストもので、人類飼育テーマのヴァリエーション
とみられなくもない。

本作品にかぎらず、SF史に残る先駆的な着想を提出したという点で、ハミルトンは
ウェルズやステープルドンに比肩されてよい独創の才の持ち主である。

現在、中村融編訳『フェッセンデンの宇宙』(河出書房新社、奇想コレクション)で、
従来の改訂再録版からではない初出誌からの翻訳が読める。
また、創元推理文庫からすでに刊行されている全二巻の中短編傑作集もおすすめ。
0427名無しは無慈悲な夜の女王2006/07/04(火) 16:21:43
>>426 の訂正です。

ハミルトン傑作集は創元推理文庫ではなくて創元SF文庫のほうでした。
謹んで訂正いたします。

それと補足説明ですが、
「人類飼育テーマ」は別名「人類家畜テーマ」とも言いまして、
福島正実『新版 SFの世界』巻末の「SF事典」によりますと

   イギリスのラッセルの考案になるSF的アイデア。
   人類が、実は他の高等な宇宙人の家畜だったことがわかる、
   というもので、その作品『超生命ヴァイトン』によって、
   SFの一つのパターンとなった。

とのことであります。

女子高生を監禁して飼育したりする鬼畜の話などではありませんので
くれぐれもおまちがえのないように(w
0428名無しは無慈悲な夜の女王2006/09/03(日) 12:37:41
>386
スランてアホ毛がテレパシーアンテナって話の元祖だよね。
漫画で最初に真似したのって鬼太郎かな。
0429名無しは無慈悲な夜の女王2006/09/14(木) 18:38:08

ノノ「トップをねらえ。☆チう!!!」
0430名無しは無慈悲な夜の女王2006/12/12(火) 09:31:30
>>428
アホ毛、鬼太郎笑える。
0431名無しは無慈悲な夜の女王2007/01/10(水) 00:01:18
シマック
中継ステーション
これは良質な古典SFだと思う
0432名無しは無慈悲な夜の女王2007/01/10(水) 02:39:51
グレープを二度食べればが好き。
0433名無しは無慈悲な夜の女王2007/01/10(水) 20:52:58
>>431
同意だ。もっと語ってくれ。
0434名無しは無慈悲な夜の女王2007/02/01(木) 13:41:18
アーサー・C・クラーク 『地球帝国 IMPERIAL EARTH』 (1975)

発表当時すでに老境にあった(しかし現在なお存命中の)クラークが、
老年者の視点を生かして紡いだ一種の教養小説(ビルドゥングス・ロマン)。

当然、子供から大人への苦い成長が主題であり、主人公ダンカンの
少年期の甘く切ない幻影が無残に崩れ去った後に見えてくる現実の姿が、
未来社会のリアリティとともに鮮やかに描き出される。

宇宙へのナイーヴなおそれや、人類とは異質な知的形態との出会いへの
渇望とおののきといった、クラークらしいテーマもやはり見え隠れしているが、
それらが前景に出るのではなく、後方でやや遠慮がちに語られていることが
この物語に独特の奥行きを与えている。

ヒューゴー・ネビュラ両賞を受賞した『宇宙のランデブー』 (1973) とは異なり、
大方の見方ではクラークの代表作と目されることなどおそらくあるまいが、
私見によれば本作は一読後忘れがたい余韻を残す、まぎれもない名品だ。
0435名無しは無慈悲な夜の女王2007/02/27(火) 04:37:10
ジュブナイルだけど

「白鳥座61番星」 瀬川 昌男

小学校の図書室で読んだ本の中で今でもタイトルと
内容を覚えているのはこれだけだな
0436名無しは無慈悲な夜の女王2007/03/15(木) 09:34:14
レンズマンのインフレっぷりは、ドラゴンボールや北斗の件、筋肉マンに繋がる。
しかしインフレの度合いが違う。宇宙的インフレ。
0437名無しは無慈悲な夜の女王2007/03/16(金) 07:46:17
インフレ度合いで言えばスカイラークも相当だと思うぞ
1号はしょぼしょぼだったのにヴァレロンのスカイラーク号とか
DQ号は何だよ
0438名無しは無慈悲な夜の女王2007/03/16(金) 20:42:13
DQN号
0439名無しは無慈悲な夜の女王2007/07/29(日) 23:35:240
『宇宙都市シリーズ』 ジェイムズ・ブリッシュ

本編の3巻より『宇宙零年』が好き。
1956年でよくあれだけフーバーを批判できたな。
冷たい平和や監視社会とか、ソ連が中国・ロシア・テロ組織に変わった
だけで、西側が負けつつある今がみえる。

『宇宙零年』 1956
『星屑のかなたへ』 1962
『地球人よ、故郷へ帰れ』 1955
『時の凱歌』 1958
0440名無しは無慈悲な夜の女王2007/07/30(月) 09:23:26
「宇宙零年」はむかし読んでラストシーンで感動した。
0441名無しは無慈悲な夜の女王2007/08/16(木) 09:22:10
ブリッシュやシマックは確実忘れ去られつつあるな
ヘタしたらフレドリックブラウンあたりも危うい
0442名無しは無慈悲な夜の女王2007/08/16(木) 21:07:53
ヴォクトもハインラインもクラークもアシモフもジュゴンもマナティーも絶滅寸前。
0443名無しは無慈悲な夜の女王2007/08/16(木) 21:55:52
絶滅が危惧されていないSFなんてありません
0444名無しは無慈悲な夜の女王2007/08/16(木) 22:28:08
未来に希望を持ってない時代だからな。遠い未来の話をされても興味無いかも。
0445名無しは無慈悲な夜の女王2007/08/17(金) 10:31:06
そこで「リアル・フィクション」ですよ。
0446名無しは無慈悲な夜の女王2007/10/01(月) 17:17:30
貴ちょスレage
0447名無しは無慈悲な夜の女王2007/10/01(月) 18:06:40
>>446
あがってなかったw
0448名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/08(土) 12:45:09
E.F.ラッセル、どうでしょうか?
0449名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/09(日) 10:35:07
そうねぇ・・・代表作は何かな?
0450名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/15(土) 11:20:31
『わたしは無』 I Am Nothing エリック・フランク・ラッセル    
短編集表題作   

独裁者に、その息子が送りこんだ秘密兵器(女性)!
独裁者をたぶらかし、強き意思を挫き、平和主義者に転向させる!

女性のセリフは全くない。
女性が書いたほんの数行の短い文、アルジャーノンの追伸に匹敵するその言葉。

SFがじゃましている珍しい小説。

余談:坂田靖子「ライラ・ペンション」の本棚の最上段にあった。
    (今見なおしたら隣の本は「アルジャーノンに花束を」だった)                                                           
0451名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/15(土) 18:51:42
うう・・・ちょっと食指が伸びそうだw
中古で探してみようかなぁ・・・
0452名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/29(土) 19:27:53
エリック・フランク・ラッセル

長編では 「超生命ヴァイトン」 が好きです。
短編は 「証言」 とか >>450 短編集収録作の 「ディア・デビル」かな。
「わたしは無」 もいいですね。言われてみれば確かにSFがじゃましているな…

短編 「追伸」 は未読ですが、一般に良く評価されているようですね。
0453名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/29(土) 19:34:38
>>452
作品解説よろしく
0454名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/30(日) 21:38:12
sage
04554522007/12/31(月) 03:12:26
>>453

「超生命ヴァイトン」:
  人類の“争いごと”のエネルギーを自らの栄養源・生命維持に
  利用する不可視の生命体と人類との戦い。

「証言」:
  地球への侵略容疑で異星生物が裁判にかけられた。全世界が見守る中、
  審判の行方は…?

「ディア・デビル」:
  全面戦争により文明が崩壊し、衰退し続ける人類。ある時、火星人の
  調査隊が訪れ、一人の“詩人”が地球への残留を希望した。彼が人類
  にもたらしたものは…。 
0456名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/31(月) 10:18:37
なるほど、異星人SF三本立てか
三本目の話が面白そうだな
0457名無しは無慈悲な夜の女王2007/12/31(月) 18:53:57

ノストラダムスの、
あの、よくわからない意味不明であいまいな予言詩が、
実際に人類の破局を意味していたかどうかは疑問だ。
彼は直接的な表現としては滅亡とも破滅ともいってない。
そんなことはひとことも書かれてはいない。

要するに、
あとづけで当時の日本人が勝手に解釈して、
それを日本中で老若男女が騒いで楽しんでいただけだ。

私は、心霊現象や超能力は信じていない。
UFOも宇宙人も地底人も海底人もいないと思っている。
ただこれでは、
ずいぶんとロマンのない生き方かな、とも感じる。

これからここで、
1999年に起こるかもしれなかった人類の壊滅的破局を、
誰にも知られずにこっそりと回避させた人たちがいた...
という設定で、
荒唐無稽なストーリーを描いてみたい。

無論、100%完全なフィクションである。


http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=532063&log=200705
0458名無しは無慈悲な夜の女王2008/02/12(火) 13:35:41
ザ・バイブル

とくに前編・・・旧約聖書ともいう・・・は、
荒唐無稽度、インチキ度、誇大妄想度では、
「デューン」シリーズや「銀河帝国」シリーズもビビるくらい。

読んでおくと、モルモンとかジェホヴァズ・ウィットネスとか
エヴァンジェリストのボケボケ・キリスト気違いがドアをノックしたとき、
突っ込みどころを知っているので、
小一時間イジめて、楽しめる。

0459名無しは無慈悲な夜の女王2008/06/19(木) 23:02:30
test
0460名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/16(水) 22:19:53
未来の話だからといってSFというわけでないし、
同様に宇宙人がでてくるからといってSFというわけでない。
SF・ホラー・ファンタジーの分類がイマイチわからない自分。
でも、
『渇きの海』
『砂漠の惑星』
『ソラリス』
は読んでみたいと思う。
生き残りをかけて(←救出・脱出でもよい)、主人公(+仲間)の知識と能力を尽くして
立ち向かうというストーリーが好き。
(過程がメインなので、たとえ全滅であっても構いません。)
何か、SFでお勧めはありますか?




0461名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/17(木) 00:05:31
SF初心者これだけは読んどけ!8

上記のスレの方が人がいるから質問に答えてくれるんじゃないかなあ
0462名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/17(木) 10:00:05
>>460
小松左京「さよならジュピター」

「ソラリス」は
生き残りをかけて云々というタイプの話じゃないよ
0463名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/18(金) 21:57:29
>>461
>>462
レス有難う。
「ソラリス」は違うのか・・・・。
でも、夫婦間の『愛』?とやらで、ちょっと読んでみたい気が・・・。
『さよならジュピター』
邦人作家はあまり読まないのですが、食わず嫌いも貴重な良書を逃してるかな?と思うので、
読んで見ようと思います。


0464名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/19(土) 21:18:49
>>461
紹介してくれたスレで
いっぱい教えてもらえました。
ありがとう。(至福)
0465名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/20(日) 11:28:26
やはり人間、素直が一番だね
0466名無しは無慈悲な夜の女王2008/07/20(日) 12:58:15
>>464
どいたしまして

ところで日本SFの古典にして時間ものの傑作
「マイナス・ゼロ」が復刊されてなによりです
0467名無しは無慈悲な夜の女王2008/11/30(日) 01:21:49
シマックの「都市」が最近読んで面白かった
でも思い返してみると、作中のどの部分が面白かったのかがぼんやり
たぶん雰囲気なんだろう
0468名無しは無慈悲な夜の女王2008/12/28(日) 23:50:36
新刊が出たばかりのフィッツ=ジェイムズ・オブライエンは必読でしょう
「金剛石のレンズ」はなんだかんだいって名作だと思う
0469名無しは無慈悲な夜の女王2009/02/10(火) 23:51:54
このスレ的には階層宇宙シリーズはアリなのでしょうか?
0470名無しは無慈悲な夜の女王2009/02/11(水) 13:15:48
表紙だけアリ
0471名無しは無慈悲な夜の女王2009/02/17(火) 23:17:33
リバーワールドの方がアリ
0472名無しは無慈悲な夜の女王2009/03/04(水) 22:43:35
>>33
それパンチらゲームかなんかだろう

wikiより
>1992年7月、宮崎県は「宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例」に基づき
>「電脳学園シナリオI Ver2.0」を有害図書に指定した。
>ガイナックスはこの指定に猛反発し、パソコン雑誌を中心に「私たち、有害指定され
>ちゃったんです」と題する意見広告を掲載。
>特に、宮崎県公報における有害指定の理由が必ずしも明確でないとする点を指摘し、
>宮崎地方裁判所に指定取り消しを求めて提訴するが1994年1月24日に敗訴。
>1995年3月1日の福岡高等裁判所宮崎支部における控訴審でも同様に敗訴。
>これに対し、ガイナックスは最高裁判所へ上告するが1999年12月14日の
>最高裁・第三小法廷判決も一審・二審の判決を支持し、上告を棄却した
0473名無しは無慈悲な夜の女王2009/03/05(木) 12:20:33
>>472
あれは名作だから、オープニングあたりだけでもプレイしてみる価値あり。
0474名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/16(木) 00:02:34
保守age

「たったひとつの冴えたやり方」って詐欺だよな
タイトルでわくわくしてたのにエンディングで・・・・・
0475名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/16(木) 00:56:04
>>474
何を期待してたんだ?
まさにタイトル通りのお話だと思うけど
0476名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/16(木) 22:49:20
>>475
”冴えた”やり方
0477名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/17(金) 00:18:39
もっといろいろやって、なんとかハッピーエンドにもってけよ

って感じ?
0478名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/17(金) 00:26:53
>>477
そういうのを期待してました
タイトルが魅力的なので
0479名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/17(金) 14:46:57
ティプトリーの小説でハッピーエンドになるほうが少ないから…
でも、「衝突」は一応ハッピーエンドだよ
0480名無しは無慈悲な夜の女王2009/04/30(木) 21:05:33
ほしゅ h age
0481名無しは無慈悲な夜の女王2009/05/29(金) 00:20:34
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
0482名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/05(金) 21:44:49
>145 >179
当然、とっくに「復活の日」があがっているが、致死性ウイルスのパンデミック後の地球を
描いていて、病気という人類の脅威を実感させてくれた作品だった。
0483名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/05(金) 22:22:55
既出かも知れないが、超渋いところで

「黙示録3174年」 ウォルター・ミラー
「渚にて」 ネビル・シュート
「オブザーバーの鏡」 エドガー・パングボーン
0484名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/06(土) 01:36:54
黙示録3174年・・・なんかすげー懐かしいというか
私は、これ読んで宗教というものに興味持ったんだよな

あ、念のために言っておきますが私は今も昔も
原理主義過激派の無神論者ですw
0485名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/13(土) 19:15:52
50で既出だが「重力の使命」が面白かったな
あと「冷たい方程式」たか
0486名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/13(土) 23:33:06
イシャーの武器店

非Aの世界

どちらもヴァン・ヴォークト。
0487名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/21(日) 00:00:01
廃れているなぁ
古典でどこまでが古典なんだろう
SF古典こてんとかいう書籍もあったが
個人的には「大冒険はお弁当もって」は古典と断言する
0488名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/21(日) 04:09:27
>486
ヴァン・ヴォクトならスランとビーグル号も外せない。
どっちかというと、この2作のほうがジュブナイル的面白さも強くて間口が広い。
0489名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/21(日) 08:05:20
小松左京の「さよならジュピター」
0490名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/21(日) 08:50:28
スティーブン・キングの「とうもろこし畑の子供たち」は
おさえておいたほうがいいぞ。身につまされる話だ。
0491名無しは無慈悲な夜の女王2009/06/21(日) 09:40:14
>>486
>>488

おいらは「ビーグル号」でSFに入門した口だけど、
ヴォークトは短編のほうが好きだな。
「終点!大宇宙」あたりは「古典」の名に値すると思う。
0492名無しは無慈悲な夜の女王2009/07/26(日) 23:26:14
保守のため浮上
0493HUJIYAMASANN2009/08/07(金) 21:50:03
保守のため浮上
0494名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/10(月) 19:38:39
涼宮ハルヒの憂鬱
0495名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/14(金) 01:25:31
↑ いやそれは何か違う
   宇宙人が、時間旅行者が、超能力者が出てきたとしても
   SFとは何かが違う
0496名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/14(金) 01:45:22
>>495
涼宮ハルヒのエンドレスエイト
これと間違えただけではないかと
0497名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/14(金) 21:24:54
>>496
アレを見てるとうる星やつらのBDを思い出してしまう
いわゆるデジャブというやつか
0498名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/15(土) 01:03:38
>>495
現代版『発狂した宇宙』として見れば、ハルヒもSFだと思うよ。
大本のネタが「多元宇宙」から「世界改変」に変わってるけど、
他人の願望的世界に放り込まれた男が右往左往する、という点は同じ。

が、完結すらしてない作品を古典扱いするのはさすがに無理がある >>494
0499名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/22(土) 22:49:50
華氏451度
0500名無しは無慈悲な夜の女王2009/08/23(日) 20:34:07
家畜人ヤプー
0501名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/05(土) 01:58:27
>>494 高校生で神様なら  か み こうー てな
0502名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/06(日) 22:09:50
爆弾投下   宇宙からのメッセージ
0503名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/07(月) 10:21:13
>>502
着想と作品の選び方は評価するけど
ただ単に題名を書き込んだだけじゃ
信管のない爆弾みたいなものだよ。
起爆力を持たせるには内容を紹介して絶賛しないと・・・
上のほうの書き込みを参照して再度トライしてみてね。
0504名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/07(月) 16:03:36
去年「復活の日」を読んだ。
東西冷戦下という辺りは時代を感じさせたが
インフルエンザ・パンデミックの可能性が高まる今
本当に身近な恐ろしさを感じた。
全く古びない、すごい作品だ。
読み終わって奥付を見て、
40年以上前の作品だということに腰が抜けた。
0505名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/07(月) 16:42:09
核戦争後、滅びゆく世界を描いたスタージョンの短編「雷鳴と薔薇」は素晴らしい
0506名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/07(月) 18:51:00
おいらも「復活の日」読み返した口だよ。
今回の豚インフルエンザとSARSの時と。
今じゃもう、核戦争と絡めてもあまり切迫感がなさそうだね。( ´・ω・)
0507名無しは無慈悲な夜の女王2009/09/07(月) 22:37:32
>>506
うん、書かれた当時は最終核戦争ってのが最大の恐怖としてあったんだろうけど
今では病気のほうがよほど怖い
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