これだけは抑えておきたい!古典SFスレッド
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0397天文学者
2005/10/01(土) 18:03:12スミスが生み出した、元祖スペースオペラシリーズ。
もう有名過ぎて、レンズマンの名を知らぬ人はまさかいないのでは?
古典SFにも色々あるが、やはりこのシリーズは「原SF」とでも呼ぶべき存在
なのだと思う。今のSFにはついぞ見られなくなったパワフルさ、そしてプリミ
ティブさを併せ持っている、ある意味荒々しい作品だ。
限界を設けずどんどん伸びるという底辺の広さは、一度味わうと忘れられない。
このシリーズが“原SF体験”だったというSF者も多いのではないか。
“ス”はスペオペの“ス”だ(笑)。
個人的には二作目の『グレー・レンズマン』が、シリーズ最高傑作だと思う。
何というか、もう凄いスペオペとしてエンタメ性&センスオブワンダフリャが
溢れまくっている。とにかく宇宙空間での艦隊戦最高!
数十万単位で入り乱れる乱戦、そんなのあり!?と叫ぶ超兵器の数々。
ブラックホール作って放り投げたり、超空間チューブで惑星(!)持参して地球
にぶつけたり、太陽光線って何ですかソリャ!?
やたらめったらスケールが大きく大胆。この手が好きな人には堪らないだろう。
ただ終盤、えらくグログロな描写がされるので、苦手な人もいるかなぁ。
余談だが、某今時スペオペ風にいうと一作目から順にエピソード3、4、5の並び
となるらしい。誰が気がついたか知らないが偶然だなぁ。
確かに某スペオペと同じく、この順序で読むのが一番幸せであろう。
近年、シリーズまとめて創元推理文庫から再販された。
未読の者も既読の者も、とりあえず買うべし! SFの血を絶やさぬのだ!
・・・しかし、生頼サンの表紙絵は某幻○みたいで、私的には違和感アリアリ(笑)。
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