百姓共をば死なぬ様生きぬ様に、というのも如何にも家康らしい言葉。
暗黒時代の象徴のように用いられるが、民に善政を意識しない代わりに
民からの恩義も期待しない思想のようにも思える。
そんな身も蓋もないようなことを言いながら、天領の年貢は織豊時代よりはるかに軽かった。