【紹運】戦国のサラブレッド立花宗茂総合スレ6【道雪】 [無断転載禁止]©5ch.net
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0180白馬青牛 ◆sKm0uQPecU
2017/03/10(金) 00:35:45.31ID:ERKMsn8F広島県の安芸の賀茂、豊田の芸南と備後の壮丁の福山連隊も、無謀な正面激突で激戦で勝利したし。
「シンゴラで、タイ軍連隊夫人の尻を射って、程度を下げていたので、ここでは闘牛のように
暴れ回った。敵前で橋を渡るなどということは、常識はずれだ。せっかく連隊主力が上流で渡河
したのだから、そのコースを利用するのが常道である。が、本道上に待機していた一部隊は、
本隊が対岸で戦闘を始めると、やにわに橋を突っ走って行ったのである。どういう考えだったのか、
それは判らない。 「たいしたこたァ、にゃァ(ない)」と、思ったのだろう。
しかし、この無謀な突撃で、橋梁付近が一大乱戦場になったのは事実だ。
大戦果には必ず、こういう常識はずれの行動が付随していることが多い。捨て身になって奮戦して
いたグルカ兵が、この緒戦に敗れてからは、日本軍の姿さえ見れば、逃散するか、両手を頭上に
上げてゴム林から出て来たのは、この最初の一撃がいかに痛烈であったかの証明であろう。」
『市川少佐は仰天した。(またか!)と思った。しかし今度だけは無茶だ! とも思った。しかし、
放ってはおけない。「各部隊前へ!」より他になかった…。
仙台幼年学校の区隊長から、この歩兵十一連隊(広島)の第三大隊に転任して来た市川正は、
しばしば戦理に合わぬ攻撃法をやらかす部下たちを、ほとんどあきれていた。
(これが伝統と言うものだろう!)と、そう思うより他なかった。
彼らは、ー中、小隊長から一兵まで、平生はまるで平凡だった。
しかし、激戦場にぶつかると、てんで頼もしかった。勝つこと以外には何も考えていないのだった。
「とにかく、こうしましょうや」と提案する中隊長たちの方法は、てんで敵を無視していた。
けれどもそれは百発百中、成功するのだった。』
広島師団の戦理に合わぬ攻撃法も戦闘駆け引きの経験の知恵じゃし、無暴、無謀な常識外れも、
やらかすけど、常に正面激突のガチンコに強い常勝の広島師団の実績伝統から、上層将校も
黙認せざるえんけぇのう。
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