戦国ちょっといい話40
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0003人間七七四年
2014/05/21(水) 11:08:22.51ID:XYhB37jT『一、先ごろ申し遣わしたように、作事総奉行のこと、弥二郎には入念に申し付ける。
いつも言っているように、酒は控えるのだぞ?
(いつもの如く酒をひかえ可申候事)
一、久助の負傷は苦しかるまじき事であるから、なお以って養生するように。
大工屋に居たままでは心も塞いでしまうだろうから、弥治郎の所に行かせて養生させるのが良いだろう。
だからといって、疵が本復するまで、女を側によせてはならんぞ。
(乍去疵本復之間はをんなそばへよせ申間敷候)
一、板島の作事がおおかた終われば、條太郎、五郎を呼び寄せ、万事相談するように。
仔細は内膳の方に申し遣わしておく。
九月五日 御判 』
藤堂高虎の、人情味あふれる家臣への書状である。
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