大阪冬の陣の時、幕府より諸大名に白銀を分け下された。
加賀前田家、仙台伊達家、薩摩島津家などは別格の大名なので、
台徳院殿(徳川秀忠)とり白銀300枚、東照宮(徳川家康)とうぃ200枚、合計500枚づつ下された。
森美作守(忠政)などの大名には、200枚と100枚、合計300枚を下された。

この時、森忠政は白銀を下げ渡された即日に、今日の町人より借りた銀を返却した。これに人々は
深く感じ入ったそうである。
(老人雑話)

森忠政、幕府からの下賜金で即座に借金返済、というお話し。