戦国ちょっといい話28
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0722人間七七四年
2011/09/22(木) 22:40:18.33ID:Xqqni615ある夜話に徳川家康が本多豊後守にこう語った
「大将たる者は物事に臨んで大器量を旨とすべきである。心に余裕を持ち、
大節さえ誤らなければ、他の細かい事は忘れてよい。心があまりにも鋭いと人との交わりが難しくなる。
獣には人の役に立つ牛馬もいるし、逆に害をなす虎狼もいるのだ。人間の悪い点も時には役に立つ。
信玄や謙信は疑心から家臣を滅ぼした。しかしそれは良くない事だ
わしの父が病気の時、一族や譜代の多くの者が敵方や日和見に回り、幼いわしを助けなかった。
ところがわしに武運が回ってくるとみなそのことを忘れたように集まって軍忠に励んだ。
わしも昔のことを知らぬ顔で出迎えた
信玄や謙信のようにわしは昔のことを根に持たない。それが大将にとって大切な器量である。」
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