さて曽根の武辺話が始まってしばらくすると、忠宗が座を立った。
政宗はこれを見て

「どうして座を立つのだ?」

「はい、小便に行きたくて…」

これを聞いて政宗は激怒し

「よいか!武士と申すものは微変話を聞いているときは、我を忘れ、気づかぬうちに
小便を漏らす、という程のものなのだ!
どうしても小便がしたければ、その場で垂れ流せ!!!」

と、忠宗を叱りつけ.今度は自分が便所に行った