便乗して一休さん話でワラタ奴を

ある時いたずら者が一休のところへ、その手に雀を握って現れた。
一休の前に手を突きだし、言う

「和尚さん、この手の中の雀は生きていますか?それとも死んでいますか?」

いたずら者、一休が「生きている」と言えばその場で握りつぶし、
「死んでいる」と言えば逃がしてやろう、そんなふうに思っていたのだ。

「さあ、どうですか!?」

このいたずら者に一休、ただ一言

「無」


いたずら者はその場から逃げ帰ってしまったそうである。