東日本大震災の巨大津波で海に押し流された家屋などの瓦礫が、
1年後にはハワイ諸島の西の端に。
3年後にはアメリカ西海岸に漂着する事が、
日米の共同研究機関の予測で明らかになりました。
これは、アメリカ・ハワイ大学に日米共同で設立された国際太平洋研究センターによるもので、
過去に行った海流のリサーチで、海に漂流させたブイの動きなどをもとにコンピューターで予測されました。
それによりますと、津波によって流された家屋や車などの瓦礫は、
まず太平洋北西部に広がった後、東へ流れ、1年後には一部がハワイ諸島の西の端にある島の海岸に漂着。
瓦礫は拡散しながら、3年後の2014年にはアメリカ西海岸に漂着するということです。
その後、瓦礫は、カリフォルニア沖の海流に乗って向きを変え、
2016年ごろには再びハワイ周辺に漂着すると予測されています。