反対派の理屈と回答

・加藤福島は豊臣家を存続させるためにがんがったぞ!

天下を掌握していたはずの豊臣家に対する忠誠の証としての行動が
何故そんなに低い目標に基づいているのでしょうか?
もう裏切りは始まっています。

・清正は秀頼と家康の会見に尽力したぞ!

同上。
六条河原で首を討たれる心配もありませんしね。

・加藤福島は家臣領民のためを思って徳川に従ったんだよ!

そうですか。家臣領民思いの良い大名ですね。
しかしそもそもそれは誰のお陰で得たものなのでしょうか?
豊臣家の御恩が無ければ彼等はただの足軽と桶屋です。
それを忘れ主家を蔑ろにして家臣領民の心配なんて
おこがましい限りですし、そもそもそれは個人の事情であって
豊臣家に対する裏切りの事実は何ら変わりありません。

・秀吉だって織田家を裏切って乗っ取ったじゃないか!因果応報だ!

そうですね。歴史は繰り返すと言いますからね。
…えっと、そろそろ本題に入っていいですか?

・忠義なんてものは徳川幕府が垂れ流した儒学思想ニダ!

ではそれ以前の日本には忠義を美徳とする考え方は無かったの
でしょうか?
そんなことはありません。裏切り行為が蔓延していたからと言って
それが是とされていたなんて考え方はナンセンスです。信号無視する人が
どれだけいようと、いけないことに変わりは無いのです。