>>432
利休殿とわしは兄弟のようなもの。
共に武野紹鴎から茶の湯を学んだ間柄にござりましてな。
わしが紹鴎殿の弟子になった頃に生まれたのが息子の久通じゃった。
あの頃は茶葉だけでなく、子供にも存分に愛情を注ぎ申した。

…あれから20年の月日が流れたか。早いものよ。
久通は、わしに似ず愛情深い男に育ってくれましてなぁ、はっはっはw

…さ、いま一服。

こちらが茶菓子の、ちまき餅にござる。
皿の上に敷いた砂糖に付けて、お召し上がりくだされ。
茶のあとの懐石は河豚でござるか、楽しみですなぁ。

ときに摂津の状況は如何なる具合で?
大和はわしと筒井の小童の順慶、十市氏の三つ巴といったところじゃ。