良く誤解されているのだが、鎖国によって日本は海外と切り離されたわけではない。清(中国)とオランダとの交易は、
長崎の出島を唯一の窓口としたけれども、継続的に行われていた。また、幕府首脳部は、様々な方法で海外事情について
ホットな情報を入手し分析していたのである。ただ、その富や情報が民間に還元されなかったというわけだ。
徳川幕府は、結局、「民衆に情報を与えず反骨心を育てない」という目的のために鎖国を行ったのである。つまり、
「愚民化政策」の一環だったのだ。そういう点でも、徳川幕府の政策は、ソ連型社会主義国のそれに良く似ている。

http://www.t3.rim.or.jp/~miukun/japan%20moukuzi.htm