>>958
〜大宰府〜
義久「はぁ・・・朝廷から諸大名に李舜臣討伐の勅令を出させようと思ったのに・・・・あの腰抜けめ」
侍従「殿!義弘様より書状が・・・・・」
義久「なに?まさか、珍念殿の交渉の失敗か?」
   「フムフム・・・・奥州で大乱の兆しだと・・・・そんなばかな・・・・
   政宗不在の隙を狙ったのか!馬鹿な・・・外患はすぐそこに迫っているのに・・・・・
   なぜすぐ目の前の大敵が見えないのだ?そこまで節穴ではないはずだ!」
歳久「兄上、どうしました?そのような顔をされて。」
義久「義弘からの書状じゃ。見よ。」
歳久「フムフム・・・奥州で・・・」
義久「朝鮮水軍はそこまで来ているのにまったく何をしているのか」
歳久「気を落とさずに。そういえばミゲル殿の要請で対馬沖に停泊している
   西班牙艦隊が朝鮮水軍に威嚇射撃を開始しました。」
義久「まことか!西班牙水軍が加われば鬼に金棒だな。」
   (しかし、南蛮人に頼らなければならないとは・・・)