〜羽後土崎湊城〜

使者「カルモナ司祭、この子です。」

ミゲル「ほう、着いたね。島津公から話は聞いている。」
-----「伊東義祐公の孫で大友宗麟公の縁者というのはこの子だね?」

使者「さようにございます。」

ミゲル「セミナリヨで学んでいる途中だってね?」

使者「ええ。洗礼名はマンショでございます。」

ミゲル「ならば引き続いて教育を施そう。見たところ唯ならぬ才がありそうだ。」
-----「…できればヨーロッパとハポンの橋渡しをするぐらいになってほしいものだよ。」
-----「努力はできるかい?」

マンショ「はい。精進いたします。」

ミゲル「うん、いい返事だ。」