今川氏真「戻ったよー。」

岡部正信「殿!この忙しい最中なにをなさっておった!!」

朝比奈泰朝「殿?お怪我はございませぬか?」

今川氏真「うん、大丈夫だよー。
それより、大分復興してるねー。」

朝比奈泰朝「はい、ミゼル殿を始めとした方々の尽力あってこそ。
殿、何かしらの褒美を考えるが肝要でしょう。」

岡部正信「なぜわしは無視じゃ!!!!」

今川氏真「そうだねー、一応蹴鞠はあげたんだけど、まだ考えようか。
それより、きっと彼らの国は何れ凄く蹴鞠が巧くなるよ。
体の使い方がまるで違うよー。」

朝比奈泰朝「おお、それは良い処置ですね。
何百年の後、諸外国との蹴鞠会が催せれば楽しいでしょうな。」

岡部正信「おい…。」

今川氏真「何百年の後じゃ困るよー。
僕が生きてる間にしなきゃー。」

朝比奈泰朝「はっはっはっ!確かにそうですな。」

今川氏真「で?岡部なにー?」

岡部正信「……ミゼルの配下からの書状でございます。
わしは寝る。寝るのじゃ……。」

今川氏真「なになに…ふんふん………。
ふーん…三河かー。竹千代も大変だねー。
でも何故これを僕に………?」

朝比奈泰朝「さあ…?敢えて南蛮の者の所業を曝す事で、殿の信頼を得たいのでは?」

今川氏真「うーん…ミサルさんがそんな姑息だとは思わないけどなぁ。
まぁ、いいや。僕は早川ちゃんを構いにいくね。」

朝比奈泰朝「はい、ごゆるりと……。」


※氏真に危機感は全くないようです。