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幕府を開こうと思うんだが・・・・ part8

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0001人間七七四年2007/05/06(日) 23:42:14ID:PeNHIJ/f
このスレは、天下統一を目指す諸侯が権謀術数の限りを尽くすスレです。

大名・出家・公家・武士・商人など、あらゆる階層の皆様を歓迎します。
part1 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1168395336/
part2 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170424238/
part3 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170592431/ 
part4 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171184066/
part5 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171803982/
part6 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1172574077/
part7 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1176288851/(容量オーバー)
0042小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. 2007/05/08(火) 18:51:17ID:hfN/zsIU
/*
>>41
ユア エクセレンスィー、識者の一部に大砲に関するルールも過去ログにあったと
申している者も居ります。一考の価値はあるかと・・・。
*/
0043奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/08(火) 21:11:09ID:xgvS0qkD
〜駿河・甲斐国境・奥田陣〜

国真「上杉の動きが気になるな・・」
国統「久慈殿が五万の大軍を率いてこちらに向かっている由」
国真「これで、我が方は久慈殿と合わせて、10万か・・(一万五千は北条に備える為に離脱)備えを怠るなよ」
国統「はっ」

〜苗木城・奥田陣〜

国経「頼重はまだ、自分の置かれた立場が分っておらぬとみえる・・」

諏訪殿へ

やはりそうでしたか。我らも諏訪殿が野心の為に領内に侵攻なされたと思えませんでしたが、やはりそうでしたか・・
諏訪勢は無事、ご帰国してよろしいでしょう。ただ、誰かがこたびの責任を負わねば当家の兵や民が黙っておりますまい・・(あんいに、頼重の切腹を要求)
奥田国経
0044薄右大将為弘2007/05/08(火) 21:12:45ID:Dtchja33
為重「大船の一号船が進水しました…。」
うむ。
為重「それから島津殿より新式火縄銃の生産が可能になったとの報告です…。
既存の火縄銃よりも二割軽く、飛距離は倍、威力は三割り増しだそうです…。」
生産費は?
為重「五割り増しだそうです…。」
うむ…少々高いが性能としては満足がいくな。今までの火縄を鋳潰し新型の材料に充てよ、月産三百が目標じゃ。
為重「はっ…。」
それから洲本城の縄張りじゃがな、一つの大天守と数々の小天守を櫓で結ぶ形にしようと思う。
洲本の港を城郭内に取り込み、出丸を三つ作る、それぞれ芝、隠、屋島と名付けよ。
また洲本の街は濠にて囲い城の一部とする。

為弘の夢のマイホーム構想進行中。
0045柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]2007/05/08(火) 21:31:10ID:slkEq4DT
〜和泉:千石堀城〜

家興「先ほど河内守殿より書状が届いたのだが…どうやら京の復興記念を兼ねて馬揃えを行われるらしい」
良重「それはまた豪勢ですなぁ…して馬揃えがいかがいたしました?」
家興「わしにも参加せぬかと言う誘いだった…」
良重「ぶっ…!殿が!?」
家興「何故笑う?わしが参加すれば不都合なことでもあるか?」
良重「い…いえ、失礼いたしました。何せ殿があまりに嬉しそうなお顔をなされていたので…」
家興「わしは参加したほうが良いかの?」
良重「何をおっしゃいます、折角の河内守様のお誘いなのですから某などに聞かず行ってらっしゃいませ」
家興「しかし内政のこともあるしのう…」
良重「殿は行きたいのですか?行きたくないのですか?」
家興「行きたいに決まっておろう」
良重「では行ってらっしゃいませ、領内のことは某と樫井殿、松浦殿できちんといたしますゆえ」
家興「わかった、あとそれから雑賀衆や根来衆にも書状を、『行きたい者がおれば参加を許可する』と」
良重「承知仕りました」
家興「それにしても国興め…河内守殿に京守護職を譲ると言うときにこのような事件をみすみす起こしおって(ブツブツ)」
良重「まぁ…別に国興殿が火事を起こしたわけでないのですからここは寛大に…」
家興「守護についておきながらちゃんとできぬとは管理職失格じゃ!」
良重「まぁまぁ…折角の上洛なのですから機嫌よく行ってらっしゃいませ」
家興「うむ…それもそうじゃ…」
0046松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM 2007/05/08(火) 21:41:21ID:8WRrI4CH
>>32
清顕「沼田殿、その節は大変失礼を致しました。謝罪致します」
清顕「当家は久慈殿と事を構える積りは毛頭御座いません。同盟?当然ながら条件次第ですが
   
―小笠原様― 

馬揃えとは楽しみですな。天子様を始め公家衆も参加されるのでしょうか?
先日勅勘が解けた和束様もお呼びすればさらにおもしろくなりましょう
0047小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. 2007/05/08(火) 21:52:19ID:hfN/zsIU
>>27
氏綱「ほほう・・・これだけのものよう揃えられたのう。帰るところであったが、無碍にするわけにも
    いくまい。のう之康殿?」
之康「うーむ・・・すぐにでも発ちたいところですが、仕方ありますまい」
賢重「では、ありがたく頂戴いたします」

>>28
――飯盛城・千畳敷

範長は下間家からの二通の書状を前にしていた。鴨冬も傍に控え、一通り読み終えたばかりである。

範長「ふむ、早速大きな目的のほうも聞いてきましたか」
鴨冬「流石は頼照上人の御曹司・・・」

早々の御決断、痛み入ります。今回は確かに威信を示す目的もありますが、民の目を楽しませる事も
肝要。威信の方は我らが用意致しますので、和尚には民の目を喜ばせるものをお願いいたします。
また、経済の流通でございますが、当家の貨幣制度が他家とあまりにも違いますので、改めて会談
するべきと存じます。ただ、暫定措置として関所における換金の手続きを簡略化するようにしておきます。

範長「頼龍和尚は久慈との会談の内容ですか・・・」
鴨冬「あの時・・・せめて刺し違えていれば・・・」

久慈に対する憎しみが思い出され、鴨冬が衝撃的な事を口にする。範長は同情はしつつも、嗜める。

範長「そんな事をしても殺された者達は帰ってきません。あなたが死んだら悲しむ者は更に増えますよ」
鴨冬「はっ、軽率な言動でした・・・」

確かに和尚の仰る事はいちいちごもっともです。しかし、罪無き民を虐殺されて、その上媚びる真似をしては
領民達の怒りは我らに向けられ、ますます状況は不利になります。なれば名分や致し方無い事情が必要です。
久慈が公式に謝罪と賠償をするか、残りの二家が賛同し、三家で迫るという状況になれば当家も色よい返事が
できるでしょう。

それと四カ国同盟の件、耳聡で恐れ入ります。下間家の賛同があれば残る柏原家の説得もうまくいくでしょう。

>>45
範長「柏原殿が来られるのですか!」
鴨冬「書状を送るまでもありませんな。兄上直々に交渉なさいませ」

>>46
はい、帝・皇族の方々が文武百官を従えての出御でございます。和束様ですか・・・傍目にはおもしろいかも
しれませんが・・・警備を厳重にする必要がありますね。一つでも騒動が起これば、全てが裏目に出ます。
0048下間頼龍2007/05/08(火) 22:07:04ID:f5eA7iDI
・・・加賀・尾山御坊・・・

富樫経忠「殿・・また久慈様より書状でございますぞ。」

下間頼龍「ほう。どれどれ・・!上杉殿の悪評となw。ははh、参ったな。これはしかりw。
河内での上杉殿の『過ち』は勘違いであろうに。勘違いは誰にでもある事。これを当家が責める理由が何処にあろうか。
だから小笠原家と和解せいと申しておるのに。

あと何々、逃げ道ですか・・門徒か。大名か。私がこの選択を誤魔化したとして、これを逃げ道と言うのならば、だ。
選択を迫る久慈殿はこの下間を追い込んでいる事となる。はてはて、追い込んでどうしようと言うのやら。
私は常日頃から時々に応じて大名たるべきか、僧たるべきかで悩んでおる。
もちろんこの度の件も多いに悩んだ。だがおいそれと本音を話す程久慈家と下間家の距離は近づいておらぬ。

経忠、私は物事の道理を大事にしている。事には順序という物がある。
我が領内の常時通行要請にあたりご要望があれば、と始めに申されたのは宇佐美殿。
答えてみればやれ門徒だの大名だのと軍をちらつかせて追い込む始末とは如何であろうか。
さて何を考えているだろう?目的が解らない訳では無い。動機が解せぬのだ。ただ単に争いを求めているようにしか見えぬ。
大儀の無い争いに大儀を求めているのなら、大儀を以ってこれに当るのが私の役目。
であれば『過ち』と口走った時点でこの棋はとっくに投了しておる。
小笠原家との話し合い無くしてこれ以上の書を連ねても後に引けなくなるだけだろう。
ここまで言えば解るであろう。逃げているのはどちらなのか、と。」

富樫「はあ・・しかし殿、この事を絶対に外で話してはなりませぬぞ。」

〜・久慈太宰様・〜
上杉様の悪評などとはとんでもございません。私共にはその様な事をする理由もございません。
勇猛果敢なる久慈様の大大軍が出てこられたからには逃げたくなる気持ちも汲んで下され。
それに四箇国で同盟を結ぶのではございません。同盟が四箇国になるのでございます。
この同盟が五箇国となるか否かは太宰様次第でございます。
つい先日、小笠原家より書状が届きました。何卒和解されされますよう願います。
和解が成しえた暁には松枝家、柏原家の賛同を得られますよう。
北陸の地に勇猛なる久慈家旗印が春風に揺れる日をお待ちしております。
〜下間頼龍〜
0049和束是道 ◆WAz9goYWBs 2007/05/08(火) 22:47:18ID:ggZtXwHP
三条北実朝「和束殿が都に戻っても御馬揃が終わるまでは自由にしてはならぬ。
当分の間は閉門(邸内出入禁止)といたせ。統亮殿への復讐めいた行動を起こされては面倒でおじゃる」

〜山陰路
是道「こうも移動が多いと我が身にこたえるでおじゃる。からだもだるいし足も痛い」
0050従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/09(水) 00:38:51ID:kk4UtQ56
統亮「琉球は朝貢をすると言ってきたな。」
五十嵐「どうしますか?」
統亮「我が妹、陽子を呼べ!」
五十嵐「昔、巴の今、陽子とされるあの女武者様を呼ばれるとは!何かあるのですか?」
統亮「あぁ。近々な」
0051人間七七四年2007/05/09(水) 15:49:38ID:kk4UtQ56
奥田殿へ
我が父が送った馬の中に天喰(アマクイ)がいたはずです。
どうかお返し頂きたい。
天喰で戦をしたいのでね!
0052従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/09(水) 15:50:46ID:kk4UtQ56
↑すみません 名を忘れました
0053久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/09(水) 18:06:02ID:aMUTuAXY
〜駿河・真富士山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「下間から書状か…」
弘忠「生臭坊主どもが何を言おうともわしは奴らに屈する気はない!」
綱成「久慈殿、気焔を上げられる前に武田を討たなければ…」
弘忠「そうだな…」

奥田殿へ

拙者は真富士山に本陣を置き、武田勢に当たりまする。
憲宏はすでに武田と縁を切っておりますゆえ、貴殿は太田・上杉憲藤隊に当たられよ。それを合図とし、憲宏は資正隊に攻めかかりまする。
武田は5千の寡兵、武田を討ちましたらすぐに白鳥山に向かいまする。

久慈大宰大弐

謙信「久慈殿、お久しぶりですな」
弘忠「おお謙信殿、よくぞお着きになられた」
謙信「拙者にも幾らかの兵をお貸し願えませぬか?(…ここは武田の口を封じねば、もし生きておったら御館様のお考えが弘忠めに知れてしまう…)」
弘忠「では、8千の兵をお貸しいたそう」
久慈弘忠隊2万5千、真富士山に布陣。北条綱成隊1万7千、別働隊として朝霧方面へ移動。長尾謙信隊8千、青笹山に布陣。

下間殿へ

和睦ですと?貴殿に我が久慈家、ならびに上杉家の政道に口を出す権限はないと愚考いたしますが。
いや、僧と言うのは古来から政道に口を出すのが好きだと聞きまする、貴殿のように大名となられるようなお方であればなおさら当然のことでしょうな。左様なことはこの国を攻め取ってからにしてくだされ。
ただ、小笠原と和睦すると言うのは悪い話ではありませぬな。あのような流言を取り下げていただければ拙者も意地を張ることも無いのですが。
ところで、貴殿はご家中の方々に向かって拙者や兵部卿殿について語っておられるとか。もとが田舎の出、あまり手厳しい言葉は避けていただかねば。

久慈大宰大弐源弘忠
0054奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/09(水) 21:24:49ID:SMbnp8ds
〜駿河・甲斐国境付近、奥田陣〜

国真は統京からの文を読むとその場で破りすてた
国真「このような無礼極まりない文は読んだ事ないわ!あの野盗はぐれが!」

統京へ
天喰と申す馬は、旅商人に売ってしまったわ。どこにあるかは知らん

国真「ふむ。我が方からは誰を出そうか」
国興「父上!某を出陣させてください!」
国真「国興か・・成方。」
成方「はっ。某が補佐いたします」
国真「うむ・・では国興、一万を率い武田にあたれ」
国興「はっ!」
国興、兵一万を率い出陣

奥田国興・国真の嫡男。水川成方が守役。16歳
0055従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/09(水) 21:52:03ID:kk4UtQ56
統亮「陽子、京に着いてからいきなりで悪いが・・・そなたの女子という点を武器にして公家共にとり入れ!」
陽子「分かりました。兄上のお言葉に従いましょう。」
統亮「これは世話になった和束様への恩義に報いる作戦じゃ。」
0056従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/09(水) 22:23:54ID:kk4UtQ56
ある公家の屋敷

一条陽子「阿野様、阿野様、」
阿野「おっ!これは噂に聞く美女!陽子姫!」
一条陽子「外に来ていただけますか?」
阿野「おほほほ、待っておれ」
一条陽子「御免!」
地面に落ちる阿野の首。
一条陽子「和束様に協力しないからコウナルノジャ!」
0057柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]2007/05/09(水) 23:30:54ID:NT9TN7CJ
家興は京で行われる馬揃えのため雑賀・根来衆を集め支度を整えていた。

良重「殿、此度は何故このように雑賀・根来衆を集められたのですか?」
家興「折角馬揃えのため京に上るのじゃ、雑賀・根来の持つ先進的な鉄砲をみせつけるためじゃ
   『紀泉に柏原有り!』というところを宣伝せねばな」
良重「はぁ…(変なところだけ見栄っ張りなんだから…)」
家興「まぁただ鉄砲を見せに行くだけではない、ついでに堺も寄るつもりじゃ、そこで雑賀衆に良い硝石の選別
   でもしてもらおうかの、我が軍には鉄砲に詳しい者はおらぬからな」
良重「なるほど…その願わくば硝石を取り扱っておる商人や伴天連などと専売の契約を結べればよろしいですが」
家興「勿論そのつもりじゃ、もし硝石を大量に手に入れることができればそれこそ鬼に金棒じゃ」
侍従「殿、ご出立の準備が整いました」
良重「それでは殿、いってらっしゃいませ。京でのご活躍心よりお祈りいたしております」
家興「何を言っておる、おぬしも行くのじゃ」
良重「は…?」
家興「堺での取引はおぬしにやってもらうつもりじゃ、期待しておるぞ」
良重「いや…某まだ何も準備を整えては…それに留守を守らねば…」
侍従「淡輪様のお荷物はすべて整えてございます」
家興「留守中のことは正信と守にすべて任せてある、さぁ行くのじゃ!」
良重「そんな…やっとのんびり出来ると思ってたのに〜」

柏原家興一行雑賀・根来衆含め1万の兵を連れ京へと向かう
0058人間七七四年2007/05/10(木) 06:32:25ID:soYCzDSS
OK
0059従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 10:31:21ID:fqCpdiVa
公家 中山家屋敷
どさっ!
一条陽子「雑魚には地面がお似合いじゃ!大地に頬摺りしておれ!公家の時代は終わったのだとなぜ気付かないのかのぅ!」
藤林「姫さま!お迎えに来ました!四人も殺せば十分ですよ」
一条陽子「反和束派も死を恐れて勢いがなくなってきたから帰るか?」
0060正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk 2007/05/10(木) 11:07:41ID:MNlh/Ce+
中山屋敷付近
大膳「孫一も大変そうだな、まあ金貰っているからよさそうだけど、しかし
   どこにいったんだろ?あの女、生首らしき物を持っていたし……」
   
0061従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 14:23:19ID:fqCpdiVa
六条河原

ここに殺害された公家の首がさらされた。。
さらに今後、標的となる公家の名も書かれていて、その首には賞金が懸かっていた、
0062従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 14:32:32ID:fqCpdiVa
大和国・山中

統亮「要は金ですかな?」
上泉・塚原「はい。」
統亮「いつか来る繁栄のためなら安い金じゃ!お願いいたします」
0063正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk 2007/05/10(木) 14:52:41ID:MNlh/Ce+
六条河原

大膳「これは酷い……やはりあの女の仕業か………今度見つけたら
   捕まえてくれるわ」
0064従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 15:10:10ID:fqCpdiVa
蝦夷にて

劉鳳「なかなか蝦夷は寒いのぅ。まもなく年明け!新年はいい年だといいな」
0065久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/10(木) 19:52:32ID:50PxCtpA
/*
上泉は長野家臣ですよ。

あと奥田さん、本陣と部隊の位置を決めてください。
*/

〜駿河・真富士山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、奥田が動き出したか…謙信殿にその旨伝えてまいれ」
家臣「はっ」
弘忠「では、東に向かえ!憲宏と一緒に太田を挟み撃ちにしてくれる!」
弘忠隊2万5千、東へ移動。

〜美濃・苗木城〜
頼重「ほう、許してくれるのか!」
頼重「む…『諏訪勢』だと?…奥田め…!」
頼重「頼高、そちに5千の軍勢を任せるゆえ諏訪に戻れ」
諏訪頼高「兄上は篭城なさるので?」
頼重「うむ…そうなるやも知れん」

〜駿河・興国寺城〜
その頃、援軍の主将である安田長秀と北条氏康は口論を繰り広げていた。
氏康「おぬしが何と言おうとも、指揮はわしが取る!」
長秀「ほほう、それは左京大夫殿のお言葉とも思えぬ、貴殿は兵部卿さまの忠臣ではなかったのか、命令に逆らうようなことは無かったはずじゃ」
氏康「忠臣だか知らぬが、誤った命であればこそそれを正すこともあろう」
長秀「いや…これは失言でしたな、貴殿は忠臣ではなく大宰大弐殿の勢威に屈して家臣となられたのですからな…」
豊守「長秀殿、お言葉が過ぎますぞ」
氏政「安田殿、これ以上父上を侮辱すればただではおきませぬぞ!」
長秀「小心者の父にうつけの子…いやいや、お似合いのことだ」
氏政「口が過ぎるぞ!」
ズバッ
長秀「う…ほ、北条…氏政…わしを殺めたところで…ぐふっ」
豊守「ひ、ひえ〜、…では拙者はこれで」
多目元忠「おおっと、逃がすわけには参りませぬな」
ズバッ
豊守「ぐっ」
氏政「父上、これで2万の軍勢が手に入りました」
氏康「うむ…では早速、久慈殿を救いに行くぞ!」
北条勢2万、久慈弘忠を救うため出陣。
0066久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/10(木) 19:58:38ID:50PxCtpA
〜出雲・月山富田城〜
祐光「その件については後日、使者を改めて遣わしますゆえこれにて失礼」
・・・
祐光「早く鎌倉に戻らねば…」

〜陸奥・三戸城〜
晴政「信長、わしは先ほどの戦いで一門衆の多くを失った」
晴政「残るはそちのみじゃ…そこでな、そちの嫡子・扇を養子としたい」
信長「はっ、ありがたき幸せにございまする」
晴政「噂によればなかなか利発な子だという、期待しておるぞ」
南部晴政、久慈扇(津軽為信)を養子とする。
0067小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. 2007/05/10(木) 20:03:18ID:6KIdA0ue
――京・小笠原邸

範長「当家の膝元で狼藉を働くとはやってくれるではありませんか!(゚Д゚#)ビキビキ」

範長は激怒していた。公家達が何者かに殺害され、六条河原に晒し首にされ、更なる
犯罪予告まで書かれていたのである。範長としては面目を潰された形であり、事実、小
笠原家の支配力を疑う者まで出てきたのである。

範長「仕方ありませんね、馬揃えまで使いたくなかったのですが・・・」

範長は『対薄戦勝1周年記念軍事馬揃え』という下書きのしてある看板を置いて飯盛へ
向かった。

――飯盛城・練兵所

京都から約40km.離れたこの巨城には最高の訓練設備が整っていた。範長は之虎を呼び、
『切り札』を持って来るように伝えた。数分とかからずにそれは集まった。

範長「ほほう・・・さすが学問所で集団行動を教えただけありますね」

範長の眼前には白い甲冑に、顔全体を隠す白い鉄仮面を装着した数千人の兵士達が整列
しており、それらは600人おきに、つまり大隊ごとに整列していたのである。その纏まりが15個。
9000人の兵が居る事になる。範長は号令をかけると、ただちにその軍勢を率いて京へと引き
返した。

範長「都を荒らす賊徒め・・・この『突撃隊』で一気に葬ってやりましょう」

『突撃隊』の登場に京の市民は震え上がった。表情が一切読めない鉄仮面に、巡回中の一糸
乱れぬ歩調は恐怖以外の何者でもなかった。更に酒場の酔客、些細な盗難ですら逮捕の対象
となっており、この厳罰主義は京の治安を著しく回復させたのである。

【京都市中を突撃隊が巡回するようになりました】

>>57

――京・小笠原邸

柏原和泉守上洛す。このニュースは噂好きの都人の間にすぐに広まった。範長も当然の事
ながら知っており、旧友との再会を楽しみにしていた。

範長「和泉守殿が一番乗りですか、流石律儀なお方です」
之康「次が和尚で最後が松枝だろうな」

之康が『貴賓席』という看板を仕上げながら言う。

鴨冬「皆さん、どのような装束でおいでになるのか楽しみです」

鴨冬の手には上洛してくる軍勢の宿舎を手配する書類が握られている。雑談に参加している
ところを見ると、さして難儀もないようである。兄弟三人はその後もあれやこれやと諸侯の軍勢
の装束について勝手な想像をしながらその時を待っていた。
0068従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 20:24:24ID:fqCpdiVa
統亮「鎧は完成したか?」
五十嵐「はい。紺で山々の風景が書かれているもので、金色の梵字が全身に書かれておりまする。」
統亮「そういえば和束様は?」
五十嵐「三条家から報告があり上層の公家が減った為復位するのが決定しました。」
統亮「塚原とかはどうなった?」
五十嵐「いずれ解ります」
0069奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/10(木) 20:28:17ID:xcVsZWUe
/*
本陣は由衣で国興は本門寺あたりにいます
ぶっちゃけ、久慈さんが決めた場所は地図を見ても新富士しか分らない・・
*/
0070奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/10(木) 20:29:53ID:xcVsZWUe
/*
真富士山だった…
*/
0071従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 20:33:49ID:fqCpdiVa
統亮「父上の友人、興福寺の胤栄から手紙だ!」
五十嵐「なにかあるようですな」
0072薄右大将為弘2007/05/10(木) 20:58:34ID:RmuZM1o4
為重「都で石殿主催の馬揃えがあるようです…。」
ふむ…行くかな?ニヤ
為重「なっ…!?
今回の馬揃えは薄家戦勝利一周年を記念してですぞ…?」
だからこそ敗軍の将たるわしが赴くのではないか。
最近内政は上手く行っとるが暇で暇で…たまには領外に出ねば腐ってしまうわ。
為重「はぁ…。」
淡路勢千を伴って上洛するぞ、支度をせよ。
まずわしの馬印は横一間縦三間の総白地に黒狸。
鎧は狸の色に塗り、主な者は狸の皮を張り付けよ。
皆狸の顔を真似た惣面を着用し目のまわりを黒く塗れ。
狸の群れが京を練り歩くのだ、楽しそうではないか。(微笑

薄上洛隊千内約。

騎馬隊二百為弘。
槍隊五百為重。
火縄隊二百大音。
弓隊百為親。

一路都を目指す。
0073柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]2007/05/10(木) 20:58:38ID:JyniVmJ1
〜京:柏原軍本陣〜

国興「兄上…お待ちしておりました、此度は和泉よりの長旅お疲れ様でございます」
家興「うむ、それはそうと国興…」
国興「はっ?」

―ビシッ!!

国興「ぐはっ!!」
元春「殿!?」
良重「殿!何を!?」
家興「この馬鹿弟めが!!京の守護についておきながらみすみす大火事をおこし公家衆にまで被害を出すとはどういうことじゃ!?
   おぬしの管理が甘いせいで河内守殿に和束卿、更には帝にも迷惑がかかっておるのだぞ!?」
国興「も…申し訳ありませぬ…こうなったからにはどのような処罰も受けるつもりにございます」
家興「うむ、良い態度じゃでは―」
元春「と…殿、お待ち下され!!」
家興「元春…何用じゃ?」
元春「国興殿は確かに河内守様に守護職を譲られるとなり気が緩みこのような事件になったやもしれませぬ、この罪が消えるわけではございませぬ。
   しかしそれは共に京を守っていた某と平松殿にも言えること、それに国興殿は自ら消火活動に参加し水桶を運び、消失した京の街の復旧にも
   兵と共に木材を運び貢献なされておりました、此度のことはどうかご慈悲を…!!」
宗家「稲葉殿のおっしゃるとおりです、此度の件は国興殿をきちんと補佐できなかった我等の過失、
   国興殿をご処罰なされるのであればまず我等を処罰下さい」
家興「…」
国興「稲葉殿、平松殿…」
家興「…わかった、此度の件は復旧作業に尽力したということで見逃してやる。
   しかし京の街の復旧が大方終わるまで和泉に戻ってくることを禁ずる、良いな!!」
国興「ははっ…ありがとうございますっ…!!」
元春「ありがとうございます…!!」
宗家「ありがとうございますっ!!」
家興「うむ、以後も街の復旧に励め。
   あと国興…此度の馬揃えにはいつかお前がくれた南蛮の絹の陣羽織を着ていくぞ。」

家興「さて良重、我等は無事に京に着いたわけだが…」
良重「ははっ」
家興「ここは河内守殿に一言挨拶を申しに参った方が良いかのぅ?」
良重「まぁ、お誘いを受けたのですからそれが筋でございましょうなぁ」
家興「よし馬をまわせ、河内守殿の屋敷にご挨拶を申しに参る。良重は共をせよ」
良重「ははっ」

0074従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 21:46:12ID:fqCpdiVa
洛中

民衆「逃げろぉー暴れ馬じゃ!虎柄の馬の化け物だぁ」
天喰「ヒヒーン!」
民衆「キャア!ウチの子がぁ!」
天喰は馬商人から逃げ、京を亡き定栄を探した後、大和方面に消えていった。 
0075和束是道 ◆WAz9goYWBs 2007/05/10(木) 22:05:18ID:tqnqoKdY
某公家邸

高位公家「何ものかが反和束派の公家を殺したことで、和束派と双方が疑心暗鬼になっておじゃる」
奥田派公家「ほほほ、これで我らに漁夫の利がころがりこんできましたな。
御馬揃えの直前に奥田様の官位を一気に引き上げれば左京兆の面子もつぶれましょう、ほほほっ」
高位公家「今度の殺人事件は和束の生霊がなしたものだと噂を流せ、ほほほ…」
都には生霊の噂が流れ、公家の中には是道をひそかに呪咀するものまでいた。
そんななか是道が首なしの死体で発見された!
0076従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/10(木) 22:15:53ID:fqCpdiVa
統亮「あれは・・・天喰?」
五十嵐「間違いありませんな!」
統亮「今から京に入るぞ!琉球の王・尚元が帝に拝謁したがっているしな。」
統亮、京を百騎の兵とともに行進。
0077奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 00:04:11ID:xcVsZWUe
〜苗木城・奥田陣〜

半兵衛「諏訪勢の一部が城を出た由」
国経「監視を行わせよ。頼重は腹を切ったか?」
半兵衛「いえ、いまだ城内にいる模様」
国経「城に大筒を打ち込め!頼重に自分の置かれた立場を思いださせよ!」

指揮官「放てぇ!」
ズドーン!
ズドーン!
ズドーン!
三門の大筒が城に向かって放たれた

〜京・奥田屋敷〜

中盛「京は物騒じゃな。」
豊郷「全くでございます。乱暴狼藉後を絶たず・・小笠原殿も苦心なされておられるようで」
中盛「あの仮面の集団は不気味よなw夜中に会いたくないw」
0078久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/11(金) 06:30:53ID:a4E8voZ3
/*
>>69
私は地図のサイトを見ながら書き込んでいます

それと放火などについても合戦のルールを決めたほうが良いのでは?
*/

〜駿河・青笹山、長尾謙信の陣〜
謙信「よし、皆の者…出陣じゃ!」
長尾隊8千、高ドッキョウの武田隊に攻めかかる。

長尾軍
◎先鋒:本庄繁長…1500
 次鋒:北条高広…2000
 本陣護衛:小島貞興…1500
 大将:長尾謙信…3000

武田軍
◎先鋒:飯富昌景…1500
 次鋒:諸角虎定…1000
 別働隊:馬場信房…1200
 本陣:武田信玄…1300
0079久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/11(金) 06:52:53ID:a4E8voZ3
/*
統亮さん、安東や九戸他南部宗家に逆らった武将はどのような状態ですか?
*/

〜駿河・森山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、ここで小休止じゃ…わしは援軍、わざわざ動く必要も無い」
弘忠「さて、他の武将たちはどのように動くのだろうか?」

〜甲斐・河口湖畔〜
綱成「さて、我らは…」
綱成は朽葉色の旗の間に武田菱の入った旗を掲げさせた。
綱成「ふふふ…では皆の者、駿河へ向けて進軍!」

〜美濃・苗木城〜
頼重「真田殿や村上殿、長尾殿に援軍を頼もう!」
家臣「はっ、では早速使者を出します」
頼重「奥田共の軍勢を蹴散らし、遠山殿の無念に報いてやる!」
諏訪には村上勢2千、美濃には真田勢3千と戸隠衆が向かった。
0080従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 11:44:39ID:xB6TntPp
今のところ蝦夷で扱き使って状態であり、
要望があれば久慈家におくります。アンドーは久慈家に任せますが
私は久慈家に従うゆえ、指示をいただければ鎌倉にもむかいます。
一応、島左近が鎌倉の屋敷に待機している状態です
0081奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 12:21:41ID:gExvLFZ2
〜苗木城・奥田陣〜

半兵衛「諏訪が信濃に使者を出した模様」
国経「ふん!皆、聞けぇ!諏訪頼重は自らの責任を負わず腹を切らなんだ!武士の風上にもおけぬ臆病者よ!全軍総攻撃!城にいる諏訪勢を皆殺しにしろ!」
オオオォォォ!!

国経「木曽の国親殿に敵を討つべしと使者を送れ!」
0082従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 13:24:20ID:xB6TntPp
堺周辺

一条陽子「なんとか逃れたか・・・とにかく蝦夷に帰るぞ」
藤林「はっ!!」

一条陽子。蝦夷に退却。
0083従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 13:32:35ID:xB6TntPp
蝦夷
劉鳳「あの首切御前が帰ってくるのか?・・・面倒な!」
カマヌイ「九戸政実(今は津軽地方にて支店に駐在中)からの報告があり天然痘が陸奥〜坂東〜畿内で流行り初めているようです。」
劉鳳「構わぬ!死者が出ればそいつらの財産を奪っても善いという事だ。仕入れ値が安く済んで丁度いいではないか!」
0084松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM 2007/05/11(金) 17:28:45ID:oqFl9bAf
出雲

清顕「さあ皆の者上洛の準備を致せ」
誉田「馬揃えですな。某は楽しみです」
清顕「うむ、余も楽しみじゃ」

松枝勢千出雲を出発
0085正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk 2007/05/11(金) 17:39:01ID:mQuYL77p
堺 

大膳「あの女蝦夷に帰るといってたな……統亮とかかわりがあるのか
   逃げられたのは仕方ない京に戻り馬揃えでも見るか」
0086従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 18:53:43ID:xB6TntPp
統亮「帝の御前に尚元を引き出したいのだが・・・勝手に行っていいのか?」
五十嵐「和束様は亡くなられたとも聞きましたから勝手に行きましょう」

統亮、内裏に向かう
0087奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 19:04:30ID:gExvLFZ2
〜奥田国興勢〜

国興「まずは久遠寺を目指すとするか・・」
成方「久慈家の動きに注意が必要です。ここは慎重に・・」
国興「うむ・・」

〜京・奥田屋敷〜

豊郷「琉球の王が統京に連れられ京にきておるとか・・」
中盛「あやつは賞金首じゃぞ?何しにきたやら・・」
豊郷「帝に拝謁するとかしないとか・・」
中盛「はっははは!これはおかしい。統京は確か従五位下だろ?昇殿出来る官位ではないぞ!はっはは!」
豊郷「三条殿が何とかすかもしれませね」
中盛「三条殿はやつの肩を持ち過ぎて、禁裏では肩身が狭いそうだ・・哀れな」
0088正木大膳項龍kouryuu2462007/05/11(金) 19:11:43ID:mQuYL77p



0089正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. 2007/05/11(金) 19:13:22ID:mQuYL77p
/*
しまった!!!!

誤爆+トリップを晒してしまったorz
トリップを変えます

*/
0090久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/11(金) 20:07:05ID:a4E8voZ3
〜甲斐・高ドッキョウ、武田信玄の陣〜
信玄「奥田の若造が動いたようじゃ、早速昌景に討たせよう」
勘助「ここは馬場殿に後方を突かせ、首を挙げて士気を高めるのがよろしいかと存じますが…」
信玄「うむ、よい案じゃ」

〜甲斐・合戦場〜
昌景「拙者は飯富三郎兵衛尉昌景、奥田国興殿の首を頂くため見参した!」
飯富隊1500→1200
奥田国興隊10000→9000
信房「皆の者、森を出よ!わしに続けえ!」
馬場隊1200→800
奥田国興隊9000→6500

〜駿河・森山〜
弘忠「ん…?あれは…何処の軍勢じゃ?」
家臣「た、武田の旗印…」
弘忠「!?武田に余力は無いはずだが?」
家臣「武田の旗に混じって朽葉色の旗も…」
弘忠「なにぃっ、綱成殿の…?」
弘忠「わしは逃げる!皆の者、退却の準備じゃ!信濃を通って越後に逃れる!」
久慈勢2万5千、森山の陣を破却。
0091従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 20:13:50ID:xB6TntPp
内裏

統亮「帝の御前に琉球の王・尚元を連れてまいりました・・・」
三条「ごくろうじゃな」
統亮「じゃあ。官位を・・・」
三条「控えろ!帝の御前じゃっ!それは後じゃっ!」
統亮「申し訳ございませぬ。」
三条「もう良い、下がれ!」
0092奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 20:21:11ID:gExvLFZ2
〜奥田国興勢〜

国興「者ども怯むな!敵は少数ぞ!」
成方「(しまった・・大軍で細道を通ってるために軍が詰まってしまった・・不覚!)若!このままでは敵の的になってしまいまする!」
国興「ならば如何すれば良い!」
成方「兵を一旦後退させます!」
そういうや、成方は鉄砲隊に命じた。
成方「味方諸共、敵を撃て!」
ダダダーン!

国興隊6500→5500
飯富隊1200→1000
馬場隊800→650
成方「敵は怯んだ!退けぇ!」
国興勢、南部まで撤退

〜奥田本陣〜

国真「久慈家が撤退しただと!」
伝令「はっ!」
国真「あの腰抜けめ!」
国統「如何なさいますか」
国真「うむ・・」
0093三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 20:28:00ID:xB6TntPp
統亮の威圧によって統亮は従五位上侍従に任じられた。
統亮「まだ納得いかんな!」
五十嵐「欲を出さないほうが・・・」
0094正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. 2007/05/11(金) 20:41:32ID:mQuYL77p
大膳「さっきのは…統亮か……内裏に向かったのか…内裏から出るのを待ってるか」
0095三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 20:43:24ID:xB6TntPp
劉鳳「兄が帝に強制して侍従になっただと?」
デクシャイン「なんと!!」
劉鳳「アイヌ兵の編成をワシに任せやがって!」
カマヌイ「しかし、一万の貧狼隊が完成しました!」
劉鳳「そういえば久慈家に海産物をとどけなきゃな!鎌倉に船をだせ!」
0096和束是道 ◆WAz9goYWBs 2007/05/11(金) 21:12:08ID:I9Pbpc3j
是道の葬儀が始まっていた。
和束是実「伯父上、さぞ無念でおじゃろう(伯父上、本当にこれでよかったのですか…)」       −−和束是実・是道の甥。和束家の家督を嗣ぐ。従五位上内蔵頭

奥田派公家「野中殿へ、こたび奥田中将殿に昇任と昇殿の内示を賜りました。松枝が上洛したあたりで口宣案を披露してはいかがでしょう」
0097奥田国真[従五位下・刑部少輔] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 21:15:20ID:gExvLFZ2
〜京・奥田屋敷〜

中盛「左様でございますか・・しかしいきなりでは諸侯の反発を受けるは必定。当家は甲斐の山猿に手一杯でございますれば、諸侯が納得される理由を付けてから、承りたく存じます」
0098奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/11(金) 21:30:25ID:gExvLFZ2
〜京・奥田屋敷〜

中盛「それと、早急に武田家に対する停戦命令の勅を御出し頂きたい・・御礼も弾みまする」
0099三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 21:36:44ID:xB6TntPp
和束殿へ
和束殿!今回の事は誠に残念でしたな。。これは僅かばかりですが・・・金三百枚・アイヌの反物です。それと・・・我が弟・劉鳳に蝦夷の押領使の職を頂きたい。帝に取り次いでくだされ。
0100小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. 2007/05/11(金) 21:49:37ID:b4ww9gTh
/*

>>78

軍団やキャラの移動速度も決めませんか?皆さん足速すぎ・・・
*/

――京・小笠原邸

軍事パレード開催まで、最早数日を残すのみとなっていた。市内も装飾やルートの
策定も完了しており、万全の体制である。そして範長は各国の動静に関する報告を
眺めていた。

範長「諸国では天然痘が流行しているとか」

範長が傍らに居る鴨冬に話しかける。諸国とは言ったが、もちろん自国の事も範疇に
入っている。鴨冬もそれを見越して言葉を返す。

鴨冬「我が領内では患者の隔離や消毒を行ったため、軽微の損害ですみました」

鴨冬の言葉に範長は満足したが、他国の事も考えると、いつまでもにこやかな顔をする
事はできなかった。

範長「関東では戦乱続きで対策どころではないので、多くの死者が出るでしょう・・・
    痛ましい事です」

――堺・軍港

之虎は堺に五千の兵を率いて駐留していた。薄勢が上陸してくるとの情報が入ってきた
からである。みすみす取り逃がした前回の教訓を活かし、今回は水も漏らさぬ警戒である。
大型船舶は全て沖合いで検閲されてから入港が認められた。

之虎「狸狩りじゃ!一匹も漏らすでないぞ!?」

――京・小笠原邸

範長と鴨冬はある人物を待っていた。盟友の柏原和泉守家興をである。いよいよ入京し、
先ほど使者がこちらに挨拶に出向く旨を伝えてきたばかりだ。すでに料理人には料理の
手配をさせ、庭も先ほどまでかけて庭師に手入れをさせて万全の状態である。今か今か
とそわそわする二人にその声は届いた

小姓「和泉守様お着きになられました!」

――京・内裏付近

内裏の近くに突撃隊が集結していた。指揮を執るのは之康である。統亮が一連の公家殺害
事件の黒幕と睨んだ之康は代理から統亮が出て来たところを討ち取る算段をしていた。すで
に御所の各門付近には兵が伏せてあり、逃げられないように固めていた。

之康「定栄の野郎には散々、煮え湯を飲まされたからな。お仕置きには良い機会だ」
0101松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM 2007/05/11(金) 21:50:18ID:ijbs89aL
京・丹波口

家臣「殿、和束卿が亡くなられたようで」
清顕「亡くなられた?」
家臣「詳しい事は分かりませぬが…」
清顕「そうか。兎も角急いで京屋敷へ入るぞ」
家臣「ははっ」

松枝勢入京す
0102三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 22:00:13ID:xB6TntPp
統亮「囲まれた?帝がいる内裏に兵をだしたのか?それじゃあ朝敵だろうが!!」
五十嵐「統亮様、策はあります。」
統亮「あぁ。やるしかないな」
0103三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 22:04:36ID:xB6TntPp
衛兵「帝が内裏を出て清水寺を参拝なされる!小笠原殿!兵を退かして下され。」
三条「小笠原様。帝を護衛して清水寺まで来て下され」
0104正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. 2007/05/11(金) 22:14:55ID:mQuYL77p
内裏付近

大膳「こりゃあすげえな、たがが人間数人討ち取るのにこんなに必要か?
   しかも天子様が清水寺まで行くのか………ついて行くか」
0105薄右大将為弘2007/05/11(金) 22:15:56ID:ggO70X7g
為重「堺に小笠原の兵がおるようです…。」
そうか。
為重「避けて通りますか…?」
何故避ける必要がある?中日本の王がわざわざ西日本の王であるわしに迎えを寄越したのだ。堺からそやつらに先導させて京に向かえば良い。
為重「しかし…。」
石がわしらを囲い殺す…と?
為重「まさにその通りで…。」
かもしれんな。(微笑
だがな、わしが死ねば西日本が崩れるか?
為重「ますます団結し小笠原家の西進を防ぐでしょうな…。」
だろう?
それにわざわざ祝いに来た者を殺したら小笠原の家名に傷が付く。
まことの王とは器が大きいものだ。
為重「はぁ…。」
だから堺に向かえ、京に行かせんと言うなら帰れば良い。馬揃えに華を咲かしに行くのが目的じゃて。

薄勢堺へ。
0106柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]2007/05/11(金) 22:22:51ID:o5KRwL1H
〜京:小笠原邸〜

家興「失礼いたします。某柏原和泉守と申します、此度は馬揃えのお誘いを受け、河内守殿にお礼を言いに参りました」
門番「ははっ、既にお話は伺っております。どうぞお通り下さい」

邸内に案内された家興は驚いた、何せ邸内の庭は一寸の乱れも無く手入れされつくしており廊下はピカピカに磨きこまれており
部屋という部屋からは何やら心安らぐ香の香りが立ち込めていた。

家興「これはすごい…まるで極楽浄土じゃ…」
良重「流石は河内守様ですな…それだけ殿は歓迎されているということでしょうか」

屋敷の奥の間に通された家興の前に居たのは畿内を押さえる小笠原範長とその舎弟鴨冬であった
範長とは過去に家興が欲に走り和泉平定に先走ったとき以来、鴨冬とは紀伊雑賀荘の陣以来であった

家興「お久しぶりでございます、柏原家興です。此度は京での馬揃えにご招待下さり真にありがたく存じております
   河内守殿とは和泉出兵で某が欲に走りご迷惑をお掛けしたとき以来でしょうか、あのときは真に申し訳ございませんでした。
   あのとき御家に人質として差し出した我が嫡男桜花丸も大きくなり間もなく元服を迎えます。
   河内ではご舎弟の之康殿・鴨冬殿直々に教育を受け我が子ながら立派な青年に成長いたしました。
   これも河内守殿のおかげかと存じます。」
0107三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/11(金) 22:54:46ID:xB6TntPp
訂正
三条→公家衆でした
わけ解らないこと書いてスマソ。
0108奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/12(土) 00:21:18ID:EAxvtib1
/*
>>100 久慈さんに合わせているので必然的に早くなってしまうのです・・
*/

〜京・奥田屋敷〜

中盛「小笠原殿らに恩を売っておくとするか・・」
中盛、奥田派の公家に小笠原・拍原・松枝・下間への官位昇進を要請
0109久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/12(土) 13:38:44ID:B2ys7dFk
/*
>>100
というか、一書き込みあたりどの程度の日数と言うことになっているのですか?
そういった規定があればそれに応じますが。
陣の移動にはさほど時間はかからないでしょう。
>>108
書き込み時間が限られてるので、やや早くなっている面はあるかもしれません。
*/
0110三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/12(土) 15:25:21ID:k4Te87ei
統亮「帝の籠になんとか紛れ込むぞ!」
五十嵐「さすが統亮様」
0111久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/12(土) 18:03:34ID:B2ys7dFk
〜美濃・苗木城下〜
祐光「拙者は鎮守府将軍上杉憲宏が名代、御大将にお目通り願いたい!」

〜駿河・由比〜
弘忠「ふう、なんとか綱成から逃れたか…」
家臣「それにしても奥田の動き…解せませぬ」
弘忠「うむ、おおよそわしを挟撃する気であったのだろう」
公家「麿は都からの勅使、奥田右中将に〜」
家臣「あれはなんでしょうか?」
弘忠「きっと武田からの差し金であろう、奥方の縁で朝廷に働きかけたのだろう」
弘忠「和睦をさせると言うていたが…うまくとりなせるものかな?」
弘忠「まあよい、わしも奥田に会って来よう」
・・・
弘忠「拙者は久慈大宰大弐源弘忠、奥田殿にお取次ぎ願いたい!」
0112奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/12(土) 18:09:12ID:EAxvtib1
〜苗木城・奥田陣〜

国経「上杉家の方が何用か」

〜駿河・奥田陣〜

国統「久慈殿が来ているそうで・・」
国真「ふん・・あの腰抜けがどの面下げて来たのか」

国真「何用かな?」
0113久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/12(土) 19:57:15ID:B2ys7dFk
〜駿河・由比、奥田陣〜
弘忠「さて、早速本題に入らせていただくが、なぜ由比に床机を据えたまま動こうとなさらないのか?」
弘忠「援軍を寄越せといわれたゆえ、貴家との友好の為とも思ってこちらに来たわけだが…これでは無駄に兵糧を使うばかりでな」
弘忠「ここは奥田殿は自ら出陣されず、この大宰大弐めに戦をさせようという魂胆なのか?」

〜美濃・苗木城〜
祐光「諏訪殿は憲宏様の義父、その諏訪殿は武田殿と縁戚であります」
祐光「此度の用件としては、美濃から諏訪殿の軍勢を安全に引き揚げさせる、と言うことでございます」
祐光「言い方に難があるやも知れませぬが、諏訪殿にしてみれば奥田殿につく義理は無い、武田殿は義兄弟にあたる…まあ武田方につくのが当然でしょうな」
祐光「何卒、お考えを改めて下されませ…」
0114奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/12(土) 20:10:34ID:EAxvtib1
〜苗木城・奥田陣〜

国経「だから何か?諏訪がどちらに付くかは問題ではない。頼重殿が腹を切れば、問題のない話だ。
こたびの事は諏訪殿が当家領内に侵攻されたゆえ起きた事。頼重殿には責任を取ってもらわねばならぬ」

〜駿河・奥田陣〜

国真「貴殿の申されておる意味がさっぱり分らん。当家は嫡男・国興に一万を与え既に出した・・これは国興の初陣も兼ねておるから私自ら出向く訳にはまいりませぬ。
我らがここに残るは駿河の治安を維持には必要な事・・。
それはそうと、貴殿の軍は大丈夫かな?何でも敵の部隊を見ただけで敗走なされたと聞いたが・・」
0115三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/12(土) 21:46:27ID:k4Te87ei
帝と共に清水寺

統亮「小笠原の兵め!!結局、清水まで付いてきおった!」
五十嵐「どうしますか?
寺に入ったものの出られませんが」
統亮「こいつら!よく訓練してあるのぅ!帝がいるのに、緊張していないぞ」
0116三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/12(土) 21:53:44ID:k4Te87ei
清水寺!
統亮「帝!外に行き小笠原の兵に対して武装を解除するように下知してくだされ!」
帝「・・・」
統亮(これぐらいで怯えているとは・・・使えないなぁ〜)
帝「ワカッタ・・・だから命だけは助けてくれ。」

小笠原勢に武装解除の命。
0117正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk 2007/05/12(土) 22:02:59ID:hB9HqzH/
大膳「おい!統亮が内裏の兵が薄くなったところから逃げ出して本能寺の方向にむかったぞ!」


突撃隊,嘘報に騙される
0118三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/12(土) 22:11:17ID:k4Te87ei
脱出!

統亮「申し訳ないな!小笠原卿!わしも多忙でな!」
五十嵐「公家の籠に紛れてなんとかなりましたな」
0119和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs 2007/05/13(日) 02:10:33ID:3l1+lEaQ
是実「この財政難のさなかに行幸があったのですか? まったく主上はなにを考えておじゃるか」

奥田派公家「中将殿のお考えがそうなら従うしかないでおじゃるな」
馬揃えを前に小笠原義長に従五位下叙位、下間頼龍正五位下昇叙、松枝清顕に右馬頭任官、柏原家興に弾正少弼任官があった。
もちろん奥田国真の正四位下への昇叙もセットでおこなわれた。
奥田派公家「帝に武田家に停戦の綸旨をだしていただき、和平なった時点で中将殿に報いる官位を引き上げるでおじゃる」
0120久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 07:59:16ID:4sXc+dqf
〜駿河・由比、奥田陣〜
弘忠「そ、そのことについてなのでござるが、われわれの軍勢は大層疲労しておりまする」
弘忠「地黄殿の強さは貴殿も承知しておられよう、ぜひここは貴家の軍勢に出陣を願いたい」

〜美濃・苗木城下〜
祐光「責任…でござるか。そもそもこの地は貴殿の領地ではなくなっておりますが、まあその事は置いておきましょう…わざわざ使者を買って出たのが誤りでした」
祐光「拙者はこれより苗木城に入ります、まあ諏訪大明神と貴殿らの力、どちらが勝っているかということですな」
沼田祐光、苗木に入城。

〜信濃・高遠城〜
義清「久しぶりの戦だ、腕がなるわい!」
幸隆「では拙者と柿崎殿で木曾に向かえばよいのですな?」
景家「真田殿、必ずや木曾を打ち負かして奥田の気勢を削いでやりましょう」
村上勢2千、信濃に駐屯。真田勢4千と柿崎勢5千、木曾に向かう。
0121久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 08:05:42ID:4sXc+dqf
〜甲斐・高ドッキョウ、武田陣〜
勘助「殿、お人払いを」
信玄「何事じゃ?」
勘助「都より和睦を勧める使者が来ると…」
信玄「はは、朝廷も粋なことをやってくれる」
信玄は懐から一通の書状を取り出した。
信玄「ただ、この紙切れ一枚で奥田の苦心は水の泡になる…地黄殿の武勇を身をもって知るが良い…」
勘助「初めはどうなるかと思いましたが、これで一件落着ですな」
信玄「ははははは…わしもここで果てるのかと思うたわい」
0122奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 08:48:16ID:4ziStFiw
/*
正直、もう勝てる気がしない・・
*/
〜苗木城・奥田陣〜

国経「あの使者、意味の分からぬ事ほざきおったな」
半兵衛「はっ。ここは今だ当家の領地にございます・・あの者の言い方、和平しに来てる言い方ではございませんでしたなw」
国経「攻撃再開・・木曽は国親殿任せるとしよう」

国経勢、苗木城総攻撃再開

〜駿河・奥田陣〜

国真「左様でございますか・・分りました。国統勢二万を先鋒にし、我らも出ましょう」

国真「伯父上、出陣でございます」
国統「北条綱成か・・先の伊豆攻めでこの左目をやつにあげる事になったが、今度はその首をわしが貰うとするか!」
忠勝「綱成殿とは先の伊豆攻めにおいて、戦う事はなかった・・拙者がかの者の首あげまする」

奥田本軍、駿河に一万を残し出陣
0123和束是実 ◆WAz9goYWBs 2007/05/13(日) 09:01:17ID:3l1+lEaQ
是実「なに、主上が体調をくずされたとな」
家礼「行幸を急遽中止され、女房も近づけずに伏せっておられるとか」
是実「あの事件以来朝堂は乱れておるな。公家衆は出仕をさぼっておるし、主上を諫める者もいない」
0124久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 12:14:22ID:4sXc+dqf
〜駿河・青笹山麓、長尾謙信の陣〜
謙信「皆の者、武田の横を突くぞ!」
家臣「謙信様!馬場隊が山上より突撃を仕掛けてまいりました!」
謙信「なにっ、青笹の砦が破られたということか!」
謙信「よし、ここは一挙に本陣を目指す!」

長尾隊8000→7000
馬場隊650→550

〜甲斐・白鳥山〜
資正「皆の者、敵は奥田の若君じゃ、続けぇっ!」
太田隊8千、奥田国興隊を迎撃するため街道を封鎖。

〜駿河・森山〜
綱成「さて、奥田がいよいよ出てきたようだな…そろそろ動くか」
綱成「それにしても久慈殿は…奥田を道連れにする気か?」
0125奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 12:47:15ID:4ziStFiw
〜奥田国興勢、南部付近〜

伝令「退路を太田勢に封鎖されております!」
成方「なんとしても若を落とす!強行突破じゃ!」
国興「・・・」
国興勢、強行突撃

〜奥田本軍、国統勢・芝川付近〜

国統「国興殿が危うい!忠勝、兵三千を与えるゆえ、国興殿らを援護せい!」
忠勝「承知!」
0126三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/13(日) 13:58:52ID:WslNOq9B

統亮「さっさと松前に帰りたいのぅ。帰りに尾張と鎌倉によってからいくがな」
五十嵐「はっ!尚元王はこのまま琉球かえらせます。」
統亮「そうせい。」

統亮は一部のあらくれ者にアヘンなどをばらまいて京から去っていった。
0127三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc 2007/05/13(日) 14:11:42ID:WslNOq9B
京の西方
統亮「劉鳳に官位をやれなかったな・・・」
五十嵐「あの御方には注意して下さい。松前半島の海岸をすべて石垣で囲み要塞化しているようですぞ。我々の安宅船でなければはいれないような海岸ですよ?」
統亮「我が弟を悪く言うな!」
五十嵐「申し訳ありません」
0128奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 14:12:15ID:4ziStFiw
〜京・奥田屋敷〜

奥田派公家「これでよろしかったのでおじゃるな?」
中盛「えぇ。有り難うございました。」
奥田派公家「武田が聞くでごじゃろうか・・」
中盛「はてさて・・しかしこの停戦の勅で久慈家と武田家はびっくりするでしょうな。
殿が久慈家に送った文には当家は朝廷を敬っていないような事を書きました故」
奥田派公家「ほっほほほ。奥田家と朝廷の中は極めて良好でおじゃる。中盛殿は帝からの信頼も厚く、近々中盛殿に官位が授けられるようでありまする」
中盛「有り難い事でございます」

奥田家、朝廷に金5000、刀10振、海産物100個を差し出す
0129久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 14:19:55ID:4sXc+dqf
〜駿河・南部付近〜
資房「よし、大筒用意!目標は巽の方角じゃ!」
資房「放てぇ!」
ドゴーン!
ドゴーン!
資正「よし、本多は動けぬな…皆の者、敵は小勢じゃが甘く見るな!反撃じゃ!」
太田資正隊7000→6700
奥田国興隊5200→4200

〜駿河・森山〜
綱成「さて、奥田国統の軍勢じゃが太田殿の報告によると本多忠勝という若武者が先陣を率いているようじゃ」
北条氏繁「父上!拙者が本多とやらを蹴散らしてまいります」
綱成「ふむ、悪くは無い」
綱成「では氏繁、2千の兵を与える…ちとその武者の骨柄を見てみたい、首は挙げるな」
綱成「わしはここからおぬしの戦いを見ておる」
氏繁「2千ですか…なるほど、承知いたしました」

〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「ふう、奥田も動いたようだ」
弘忠「では軍勢を解体する!」
高定「解体すれば奥田に狙われますぞ!」
弘忠「いや、帰りたいものにはいくらか金をやって返すが、残れば褒賞の機会がある…たぶん半数は残るだろう」
実践してみた所…兵2万が残った。
弘忠「うむ…少ないかもしれんがこの位がちょうど良いのかもな」
0130奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 14:47:27ID:4ziStFiw
〜奥田国興勢、南部付近〜

成方「死を恐れぬな!突撃!」
奥田国興4200→3500
太田資重6700→6000


〜本多忠勝勢・五千〜
忠勝「怯むな!貴様らの後ろには東海の悪夢が待っておるぞ!!」
忠勝勢、猛撃

本多忠勝5000→4700
太田資重6000→5500
0131下間頼龍2007/05/13(日) 14:47:38ID:AbeQx6hT
/*
いや〜、やっとパソ復活しました。このまま馬揃え終わっちゃったらどうしようかと思った♪
*/

・・・加賀・尾山御坊・・・

窪田経忠「殿、もはや間に合いませぬ・・衣装だけ京へ送ったとて兵がおらぬのでは仕方御座いませぬ。」
下間頼龍「以前薄家騒動の際に京へ向けた兵がおったろう。奴らが京・山科御坊におるはず。」
窪田「はっ!では至急仲孝殿に伝えまする。・・久慈家は如何でありましょうか?」
下間「・・そろそろ小技も通用せぬであろうな。有事に備えて下間頼旦殿を越中に派遣しておけ。」


・・・京の都・小笠原邸・・・

下間仲孝「遅参申し訳御座いませぬ。我が主、頼龍ですがご周知の通り久慈家の動きに警戒しておりますゆえ、
この度はこの仲孝が参りました次第。改めて主にかわってこの度のお誘いに御礼申し上げ間する。」

下間家御馬揃え衆は御陣乗太鼓をモチーフに興を取り入れつつも珍問屋にならぬよう、御馬揃えとしての威厳を
最低限損なわぬよう施された。

まず第一陣。鬼の面をあつらえ、鬘を被った足軽武者が100、次いで亡者の面100、夜叉面100、河童面100、獅子爺面100と続く。
それぞれの足軽武者の持つ長さ三間もの長槍が天を向ける姿は圧巻である。
この魑魅魍魎の足軽勢の前後を幅六畳程の輿が褌をしめた裸男達に担がれ、その上ではそれぞれの魍魎面を被った男達が
陣太鼓を狂ったように打ち叩く予定。

第二陣として坊主による騎馬隊500。衣装は加賀で誂えた友禅の度派手な袈裟を身に纏い、金銀や羽で装飾が施された馬に跨る。
僧達は道中8ビートから16ビートで声を張り上げ、南無阿弥陀仏を唱える。一目見に来た京の民をトランスの世界へと誘う。
第一陣同様、前後に輿を従え、先頭の輿の上では輪島塗大箱に敷き詰めた銭を撒き散らす。後尾の輿からは子供向けにと菓子包み
などを撒いて練り歩く予定。
0132久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 14:48:47ID:4sXc+dqf
〜甲斐・貫ヶ岳、上杉憲宏の陣〜
憲宏「奥田が義父上を攻めているだと!」
祐光「はい、諏訪は当家と堅く結び付いて居りますゆえ滅ぼしたほうがむしろ好都合…」
憲宏「よし、奥田を攻める…準備をしろ」
祐光「お待ちくだされ!どちらを攻めますので?」
憲宏「全く、止めるのかと思うたわ…無論右中将じゃ」
祐光「そうですか…では、大宰大弐さまに書状を送りましょう」

〜駿河・田子の浦〜
氏康「奥田は動かぬな…」
氏政「もう諦めたのでございましょう」
氏康「田子の浦ゆ うち出でて見れば 白妙の」
氏政「富士の高嶺に…?」
氏康「ははは、 雪はふりける じゃよ」
氏政「そうでございましたな…はは」
北条勢2万、吉原にて小休止。
0133奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 15:09:20ID:4ziStFiw
〜苗木城・城下〜

国虎「かかれぇ!敵兵は皆殺しじゃ!ワッハハハ!」

半兵衛「城は大筒により半壊。現在、城を攻めている国虎勢により敵兵は惨殺されてる由」
国経「猪らしい!更に城を攻めよ!・・頼重に使者を出し、そろそろ覚悟を決められては?と申せ」
半兵衛「はっ」

〜木曽・福島城〜

義康「国親殿、大丈夫でござろうな」
国親「任せておけ。わしが来たからには信濃の山猿共を一歩も抜かせぬよ!」
0134久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 15:11:07ID:4sXc+dqf
〜甲斐・南部付近〜
氏繁「(息を潜めよ…)」
氏繁「今じゃ!」
兵「わぁっ」
北条氏繁隊2000→1600
本多忠勝隊4700→2200

資正「ふん、ただ若いだけが取り柄の猪武者が…」
資正「おぬしなどわしの夢に出てくるにも100年早い!」
太田資正隊5500→5200
本多忠勝隊2200→1200

諸角虎定「よし、奥田の若に戦とは何たるかを教えてくれよう!」
飯富昌景「諸角殿と連携する!…今じゃ!」
諸角虎定・飯富昌景隊2000→1400
奥田国興隊3500→1500

〜駿河・田子の浦〜
家臣「殿、陽夢斎さまがお越しです」
氏康「よし、鄭重にお通しせよ」
・・・
陽夢斎「左京大夫殿、お久しぶりですな…此度は大筒を10門持ってきましたぞ」
氏康「ほう…陽夢斎殿がこれを?」
陽夢斎「いやいや…まだ見習いでござる」
陽夢斎「ところで、新たな砲術を考えましてな…それを試してみようと思いまして」
氏康「おお!是非ともお願いいたす!」
氏康「では早速、合戦場へ向かいましょうか」
0135奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 15:22:22ID:4ziStFiw
〜本多忠勝勢〜

忠勝「良し!若の部隊が無事抜けられた!撤退!」
忠勝・国興勢、由衣に総撤退
0136久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 15:26:36ID:4sXc+dqf
〜飛騨・高山城〜
門番「ん、お前は…」
戸隠盛清「御免!」
門番「ぐっ!」
盛清「皆の者!高山城に火をかけよ!」
高山城、戸隠衆の奇襲に遭う。

〜美濃・苗木城〜
頼重「馬鹿者め…使者の首を刎ねておけ、今後来る使者も同様」
頼重「諏訪大明神を冒涜せし者の末路…わしに勝てるものかな?ふはははははははは」

〜安房峠〜
政景「奥田は兵を使い果たした、もはや飛騨は獲ったも同然!」
政景「此度の出陣は戦ではなく視察である!掠奪は禁ずる!」
0137奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 15:30:07ID:4ziStFiw
/*
終わったか・・
*/

国真「全軍、稲葉山に撤退せよ!」

各地の奥田軍、稲葉山城に集合
0138久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 15:32:56ID:4sXc+dqf
〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「全軍に伝える、我々は信濃に入り次第軍を解散する…」
高定「殿、憲宏様より書状が…」
弘忠「ほう…これはしまった、すぐに駿府まで撤退じゃ!」

〜信濃・伊那〜
幸隆「よし、ここで軍を3分する!」
真田・柿崎勢、兵3千ずつの小隊に分散。
0139久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI 2007/05/13(日) 15:41:09ID:4sXc+dqf
〜駿河・北条氏康の陣〜
氏康「ほう、奥田が退く、と?」
氏康「このまま我が軍は奥田攻めに入る!駿河を確保せよ!」

〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「奥田…策略を読まれたか?」
弘忠「では、我らの軍勢は解散する!ご苦労であった!」
0140奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 15:42:42ID:4ziStFiw
〜京・奥田屋敷〜

中盛「世話になった公家や比叡山には文を出した・・藤孝、豊郷」
藤孝「はっ」
豊郷「はっ」
中盛「後始末はすんだか?」
藤孝「問題ありませぬ」
豊郷「先代に会うのが楽しみです」
中盛「あぁ・・わしもじゃ・・」

その日の夜、奥田屋敷にいた奥田家の者はことごとく腹を切り、屋敷は炎に包まれた・・
中盛「大殿、今行きまする・・」
0141奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I 2007/05/13(日) 15:52:06ID:4ziStFiw
〜稲葉山城〜

国真「皆、集まったか?」
清盛「はっ。城に入れぬ者は城下の寺に入っております」
伝令「申上げます。志摩の九鬼嘉隆殿が先程、ご自害なされました。奥田水軍の船もことごとく爆破致しました」
国真「嘉隆が逝ったか・・」

国真「皆、今までよう戦ってくれた。残念ながら当家はこれまでのようだ。」
嗚咽を漏らす家臣

国真「最後は派手に果てようぞ」

数刻後、国真が腹を切り、その後に奥田家家臣全員が後を追い、城は炎に包まれた・・

奥田家領内の城においても同じような事が起こり、領内の城は全て焼失した
領民にも奥田家に殉ずる者が後を絶たず、およそ九割が家に火を放ち自決した。
残りの1割は西国に去った・・

奥田伝・完
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