幕府を開こうと思うんだが・・・・ part8
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0001人間七七四年
2007/05/06(日) 23:42:14ID:PeNHIJ/f大名・出家・公家・武士・商人など、あらゆる階層の皆様を歓迎します。
part1 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1168395336/
part2 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170424238/
part3 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170592431/
part4 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171184066/
part5 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171803982/
part6 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1172574077/
part7 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1176288851/(容量オーバー)
0404久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/23(水) 20:37:42ID:jOIGv3o+従者「前関白さまの御通りであるぞ!」
前久「さて、下間は尾山か…ちと遠いな」
前久「大宰大弐弘忠と下間頼龍…どちらが英傑かな?それにしても惜しいことだ、謙信殿が上洛なされぬとはな…まあ弘忠に負けたのだ、仕方あるまい」
〜美濃〜
祐光「東国より2万の軍勢が着きました」
弘忠「そうか…家族は?」
祐光「一月遅れで到着いたします」
弘忠「では早速6千は解散させよ…1万は美濃に、4千は近江に送れ」
祐光「はっ」
0405下間頼龍
2007/05/23(水) 21:16:48ID:lz7D0JcB坊主「畿内より書状です。」
頼龍「小笠原様はお元気でしょうか。どれどれ。ほう、小笠原様の運河設営技術は魅力ですな。
経済封鎖?らしくも無い。何を今更w。過去を見れば北陸と久慈家の間柄はご存知でしょうに。
未遂に終わったが一方的な挙兵、にもかかわらず常時通行の許可を一方的に要請。
とっくのとうに国交など断絶しておるわい。
奥田家が滅び、生き残った民を思いやって寺院に資金援助をしてみれば難民として送り返す始末じゃ。
まあ一応その形を明確にしておきますか。太宰様も密輸でお悩みでしょうからなw。」
〜・小笠原様・〜
久慈家と経済のやり取りをしたくても出来ません。何しろこちらからは金銀を持ち込めないので買付けが出来ません。
向こうからも金銀が持ち出せないので売付けも出来ません。おもちゃの銭など持ち出されても何の価値もありませんからな。
まあ、出来たとしても久慈家と経済のやり取りなど真っ平ごめんですな。
何しろ相次ぐ戦で久慈家国内は弱り果て、にもかかわらず一切内政政策も立てていないご様子。
佐渡金山があったとて経済が鎖国状態では物も出回りますまい。そんな中で商いなどしては損するだけです。
経済制裁の件、承りました。しかし越後の民百姓が心配です。
経済とは別に引き続き民の生活援助や政治的外交は従来通り働きかけようと思います。
ところで他ならぬ小笠原様にお願いしたき事がございます。
私には今年10歳になる大切な一人息子の頼広が石山本願寺におります。
いずれ北陸を継ぐ者でござれば御家にて武家の習い事を教えては頂けませぬか?
久慈が畿内に牙を向けるとの伺いました。・・北陸は信仰と文化の国。武力は他国に比べて圧倒的に弱いのです。
今後当家が如何なる立場になろうとも、倅の頼広を立派にして頂きたい。
いつの日か・・・久慈家が小笠原家に槍を向けぬ日が来るその時まで。例え私が屍になろうとも・・〜下間頼龍
・・・越中・松倉城・・・
越中は斉藤龍興の手で収められていた。下間家から龍興のもとに書状が送られた。
龍興「経済封鎖だぁ!?んなモンとっくにやってるよ!坊主は経でも読んでろ!越後に書状を出しておけ。」
越中側の国境付近では厳重な関所が設けられ、難民の受入れ以外の通行が規制されていた。
〜・久慈太宰様・〜
北陸にて太宰様御領内の門徒衆を確かに引き受けました。今後は御領内で再び許可が降りるまで真宗の布教活動を慎むよう
私からも坊主供に言い聞かせておきましょう。何しろ坊主供は理屈っぽくてクドいですかな。
ところで御法度となった金銀の密輸にお困りと伺いました。北陸に邪心無き処を見て頂く為にも当家領内にて厳重な関所を設けました。
もし御家関所の許可無しに北陸の物が通る様な事があれば、それは北陸にとっても許されざる事。切り捨てて頂いて結構でございます。
逆に御家の許可無く関所を通る者があれば・・切り捨てるとは言いませんがお引取り願う事となりますのであしからず。
つい先日も当家の関所を通り、太宰様御領内へ参ろうとした者がおりました。別に金銀も持たず、軽装であったのですが密輸に係っている
可能性がありましたので切り捨てました。
当面の間は厳しく規制をかけたいと思います。その内噂が流れて不貞な輩も減るでしょう。
しばしの間、不都合かと思いますがこれも金銀の密輸を事前に防ぐ為。
太宰様と坊主供は不仲と聞きますが、これはこれ。お互い頑張りましょう。
また、越後より大人数の百姓衆が流れてまいり、越後での農業もままならない事と存じます。
民を思いやる太宰様としてはさぞ心配しておられると心中お察しします。
『民の生活に役立つ事』であれば何時でも協力させて頂きます。〜斉藤龍興
0406三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/23(水) 21:39:50ID:0Oqom0+O統亮「はぁはぁ、具合が悪い。」
五十嵐亮継「大丈夫にございますか?上杉公のお屋敷に入ったというのに。」
統亮の妻・三条永子「統亮様、もうすぐ七歳になる持国丸や一歳になったばかりの翔龍丸にうつさないでくださいな!」
統亮「そなたには迷惑をかけてしまうな、、鎌倉で頑張れよ!」
0407柏原家興[弾正少弼:和泉守]
2007/05/23(水) 21:52:22ID:Zgoj631v家興「なに!?正信が勝手に薄の軍艦の入港を許可しただと!?」
元春「はっ、そのように聞き及んでおりますが…」
家興「正信…なんと勝手なことを…勝手に薄の船を入れては河内守殿に何と言えばよいかわかっておるのか!?
元春、おぬし和泉へ参り正信を捕らえて参れ!!」
元春「捕らえる…?樫井殿をですか!?」
国興「お…お待ち下され兄者!!別に樫井殿は薄に通じていたわけではありませぬ、久慈家が領内から追放した
門徒衆が紀伊にも流れ出しこのままでは紀伊の人口が増えすぎ飢える心配があったゆえの判断です!!」
家興「しかし…薄といえば仇敵ぞ!!その仇敵の軍艦を領内に入れるなど…」
国興「軍艦でも使わねば一気に運べぬのでしょう。輸送艦で一回に運べる民の数などたかが知れています。
いくら薄領と紀伊水道を挟み近いと言えどそれでは民の負担にもなりましょう」
元春「国興殿のおっしゃる通りです!!確かに独断ではございますが樫井殿は留守居役としての役目を果たそうとしたまで、
それを捕らえるなどとは全くの検討違いにございます!!」
家興「…では如何いたす?」
元春「紀伊では流れてくる民も多く、対応する人手が不足しておりましょう。
ここは樫井殿を捕らえる兵でなく難民の対応をするための兵を送るのです」
家興「なるほど…仲久」
仲久「はっ」
家興「おぬしは兵三千を連れ流れてくる難民の対応として紀伊へ参れ」
仲久「心得ました」
家興「…しかしつい熱くなって正信を罰してしまうところじゃrった…
おぬし等はわしにとっての張良と陳平じゃ」
元春「…ということは樫井殿が韓信で北口殿が曹参あたりですかな?」
家興「はは、そうなるかの(笑)」
北口仲久、兵三千を連れ紀伊へ向かう
0408松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM
2007/05/23(水) 21:57:44ID:YK0Pjjdx清顕は各地の流民の惨状に胸を痛めていた。そこで石見・生野銀山の銀を諸侯に
送る事に決めた
下間・柏原・薄・小笠原殿へそれぞれ以下の物を差し上げます
【銀一万貫】
【銅二千貫】
0409下間頼龍
2007/05/23(水) 22:04:36ID:lz7D0JcB下間家潮時は近そうですね。
*/
・・・加賀・尾山御坊・・・
窪田「・・・小笠原様は受けて下さるだろうか?」
頼龍「そりゃ解らぬ。解って頂ければよいのだが・・」
窪田「石山にて頼広様、ご準備が出来ているとの事。」
頼龍「後は小笠原様次第だな。・・・頼広・・・すまぬ。だがいつか必ず向かえに行く。」
頼龍「さて、覚悟は出来た。越前に向かう。前関白公が動き出したようだ。
経忠、世話になったな。これより加賀国主・富樫家に戻れ。やがて来るであろう日に備えるのじゃ。」
窪田「殿・・・」
・・・越前・国境付近・・・
総堅「前関白殿下御一行と存じます。手前は越前国主・朝倉頼景、家中筆頭の温井総堅でございます。
お疲れの事と存じます。敦賀の城よりお迎えに参りました。只今加賀より頼流も向かわせております。
・・・出羽・専称寺・・・
昭蓮「ほ・・も、最上殿ですか。ワシのような老いぼれにお話でありますか・・。で、では参りましょう。」
坊主「上人様、外に出てはお体にさわります!横になっていて下さい!」
昭蓮「最上殿が話しがあると言うておる・・ワ、ワシにとって最後の仕事となるでしょう。」
坊主「・・解りました。輿を用意しますのでお待ちください。」
昭蓮「すまんのう。」
・・・越中・松倉城・・・
龍興「ほう坊主めが。覚悟を決めたか。では経済封鎖は任せておけ。
坊主から与えられた国なぞで満足する俺では無いわ。今に見ておれ。」
0410狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/23(水) 22:29:14ID:JuxRZWLA成方「今日は皆に新たな同志を紹介しようと思う。入れ」
久秀「松永久秀でございます・・」
一同「・・!ザワザワ・・」
成方「静まれ!皆が思っている事は言わずとも分っておる・・だが、久秀は我らの心意気に感じ、同志になるのだ。意見はゆるさぬ」
勝家「閣下。やはり某納得出来ませぬ。松永久秀といえば前の幕府を崩壊させた者ではございませぬか!
かの者必ずや仇をなしますぞ!」
成方「忠勝らもそう言うであろうの・・確かに久秀は曲者じゃ。だがな、我らには知に優れた者がおろぬ・・」
勝家「それなら水徹が・・」
成方「水徹は他にする事がある。幕府を滅ぼした久秀の知が我らには必要なのだ・・分ってくれ」
勝家「はっ・・」
〜京・比叡山前〜
水徹「ここで良かろう。狼斎よ、比叡山の御坊に東海での悲劇をしかと伝えるのだぞ」
狼斎「はい・・死んだ人達の為に経を唱えます・・」
水徹「うむ・・。では御坊に宜しく言っておいてくれ。」
水徹「そろそろ馬揃えが始まるな・・見ていくか」
0411和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/23(水) 23:20:54ID:POGrANf6ときに鎌倉の夷王殿が重傷を負ったと聞いたが、大弐殿から何か聞いてないでおじゃるか?」
是実「いや、私は何も…(まだ内府殿はあの者に肩入れしているのか。この人にはいずれ退いてもらわねば)」
〜久慈大宰大弐様
和束様より近く上洛されるとの話を伺いました。聞けば大弐様は京に屋敷をおかれていないとか。
ぜひ法華本山の当寺を宿所としてご利用くださいますようお願い申し上げます
本山本能寺
0412三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/24(木) 10:20:06ID:31uF9saq近々、我が弟・劉鳳が帝への献上の品をもって上洛いたしますので面倒を見てやってくださいませ。
そういえば・・・三条内府様には年頃の養女がいるようですので、和束様が貰い受けてはどうでしょうか?
0413久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 12:00:41ID:j86SAtsV前久「出迎え、大儀じゃ」
前久「では一乗谷に案内してくりゃれ」
〜京・和束邸〜
使者「拙者は前関白さまからの書状を預かった者です…御開門を」
〜美濃〜
祐光「京より使者が参りました、無事京を抜けられた模様です」
祐光「それと…例のお方も近江に下向なさるとか」
弘忠「ぬかったな…小笠原に生臭坊主が」
そんな折、一つの事件が起こった。
京の法華宗徒が延暦寺の僧に喧嘩を売り、宗論をすることになったのである。
0414狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/24(木) 12:19:15ID:WXH82R1A高僧「何?法華が我が寺に喧嘩を売っただと?」
坊主「如何しますか?」
高僧「うむ・・(法華といえば久慈家が事実上支配してる宗じゃ・・面倒おこす訳にはいかぬ)
御帰り頂け。我らは東海の民の為に念仏を唱えておる最中。宗論等しておる時ではないと」
延暦寺、宗論を拒否
0415和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/24(木) 14:08:28ID:lR3kNeMjはて、麿のような下端の者に何用でおじゃろう。
0416久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 17:37:40ID:j86SAtsV清延「まったく、あわや京が延暦寺の僧兵に襲われるところでしたな」
光二「左様な時は小笠原に守って頂きますか?ははは(…延暦寺は小笠原の支配する京への介入を諦めた、つまり奥田の残党は四国の連中と組むということか?いまさら東海で奥田になびく者はいない、その公算が大きいか…)」
〜京・和束邸〜
使者は隠し持った書状を差しだし、すぐに去った。
内蔵頭へ
麿はいま越前に下向しておる。そちは、三条殿や二条殿らと共に、いまこそ
書状はこれで途切れていた。
0417小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/24(木) 19:38:46ID:Q76TAmyr――小笠原家京屋敷
甲賀の手の者が範長に面会を求めていた。しかし範長は飯盛に帰ったので之康が代わりに
応対していた。用件は国境への出兵である。
之康「ああ最近、不逞の輩が横行していてな。村役人程度じゃ抑えきれなくなったんで突撃隊を
送った。決してそっちに攻め込んだりはしないから安心するように頭領に伝えてくれ」
>>405
委細承知致しました。敵国の民に対しても援助活動とはまことに慈悲深い行為と存じます。
頼広殿のことも御引受け致しましょう。何一つ不自由はさせませんのでご安心下さい。愚息
義長の子義資がちょうど頼広殿と同じ10歳でございます。良い遊び相手になっていただけれ
ばと思います。屍になろうともなどと縁起でもないことを仰らずに治世に励まれて下さい。
左京大夫範長
>>408
資金援助感謝いたします。馬揃えで物入りでしょうに、よく揃えられましたね。このお金は
人民の為に使い、このお金で作られたものには右馬頭様の御名を刻み、普く右馬頭様の
名声が広まるように致しましょう。
馬揃えも残り数日に迫りました。右馬頭様の煌びやかなお姿を拝見することを心待ちに
しております。
左京大夫範長
>>413-414
法華宗と天台宗の宗論の話は範長の耳にすぐさま達した。勿論、天台宗がそれを拒否したことも。
比叡山には奥田家への同情と、今後の対薄戦略に組み込む必要もあって好意的な態度を示して
いたが、騒動は看過できない。しかし、宗論を蹴り、騒ぎが沈静化へ向かうかと思われた矢先、密偵
が統亮の弟が動くという情報をもたらした為、京都は戒厳令下におかれる事となった。民間保安軍が
京都に入る道全てを固め、出入りする者や物品を一つ一つ検査した。更に夜間の外出禁止令が出さ
れ、極度の緊張状態が生まれた。四ヶ国同盟の結束を見せ付ける為のパレードの矢先に不祥事が
あるのは許されないことなのである。
之虎「怪しい者は一人も通すでないぞ!兄者達の厳命じゃ!」
0418小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/24(木) 19:39:58ID:Q76TAmyr範長は飯盛城で茶会や能楽、歌会を催していた。無論、相手は小笠原になびく公家や堺商人達である。
大名たる者武家以外との関係も深める必要があるのである。
範長「これがこの前手に入れた九十九髪茄子でして・・・」
公家「ほほう・・・確か松永弾正殿の所蔵でおじゃりましたな」
範長「唐物では当代随一の一品でございます」
宗久「左京大夫様もお目が高いですわ・・・ところでこのようなものもありましてな」
そう言うと今井宗久は箱を取り出した。余程の名品が入っているに違いないのだろう、箱からして気合の
入ったものであった。そして蓋を開けると中から茶壷が姿を現した。
宗久「松嶋の茶壷ですわ・・・左京大夫様、馬揃えの前祝としてお受け取り下さい」
範長や公家や商人達も生唾を飲み込んだ。名器中の名器と謳われる松島の壷が目の前にあるのだ。
しかもそれを範長に進呈すると言う。進呈される当人の範長はのぼせてしまっていた。
範長「こ、このようなものを戴いてよろしいのですか?」
宗久「はい。・・・ところで、京の商人達が騒がしいようですなあ・・・」
範長はこの『前祝』の意味が分かった。京都商人の後釜を狙っているのだ。畿内の三都が運河で結ばれた
今、利権が対立することが多い。ライバルの一角が崩れれば、その後を狙う者は多く居る。そんな中で出し
抜くためには権力者に近付くのが一番である。範長も内心、しばしば反抗する京都商人を快く思っていなか
った。河内一国の大名だった頃から親交のある堺商人達が京都を仕切るなら統治もやりやすくなる。お互い
にうまみのある話だった。その日の茶は二人の野心家にとって一層うまく感じられたことだろう。
0419狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/24(木) 20:42:05ID:WXH82R1A久通「父上・・父上はこのまま残党共らと心中致しますのか?」
久秀「まさかw縁のゆかりもない奥田等と心中する気なぞないわw」
久通「では?」
久秀「いずれ分かる・・その為に小笠原に大切な九十九髪茄子を与えたのじゃよ・・ふっふふ・・」
0420久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 20:53:31ID:j86SAtsV光俊「即時に撤兵を要求して来い!」
甲賀の使者は京に戻った。
〜美濃〜
弘忠「法華宗徒が宗論を申し込み、断られたそうじゃ」
祐光「至極当然の対応でしょうな…法華には殿の影響力が働いておりますゆえ」
祐光「ところで美濃は誰に御譲りに?」
弘忠「さあ…楠正虎と狩野永徳らにやるか?」
祐光「殿は仮にも一国の主でございますぞ…近頃は軽率な言動が目に余ります」
弘忠「わしは佐渡の年貢は免除しているし、自国の民を殺したことはない…それでもわしは悪人と謗られ続ける」
0421久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 21:16:40ID:j86SAtsV弘忠「なれば小笠原や生臭には自らが造りだした幻影に溺れてもらった方がよい…違うか?」
祐光「殿ご自身がその幻影におなりあそばしそうで心配しておるのです」
弘忠「いますぐに立ち去れ、より多数の意見、しかも流言に惑わされる軍師を雇ったつもりはない」
祐光「小笠原などに付く気はありませぬ」
弘忠「勝手にせい、ぬしの器量ならば再仕官も容易じゃろう」
祐光「では…失礼」
弘忠「合戦でお手並み拝見としよう」
沼田祐光は、東方へと去った。
0422和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/24(木) 21:52:07ID:lR3kNeMjしかも劉鳳殿が上洛するというのに人の出入りまで制限しておる」
〜小笠原左京大夫殿
今般の貴殿の京洛内の規制で東国の物資が入らず、陛下はじめ公家町衆に至るまで
大変な困難を強いられております。また近く陛下に蝦夷地から拝賀の使節も参ります。
しかればただちに交通封鎖を解除されたいとの勅意をお伝え申し上げます。
三条北内大臣実朝
是実「なんじゃこの謎めいた文は。前関白様のお考えも行動も麿にはまったくわからんでおじゃる…」
0423久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 21:54:33ID:j86SAtsV>>421にわかりづらい点がありました。
弘忠の「いますぐ立ち去れ」に対する返答「小笠原などに〜」は、軍師は辞するが四国同盟側に走る気はない、という意味です。
まあ内容はただの内輪もめなのですが。とはいえこの事件がいろいろ問題を引き起こします。たぶん想像のつく範囲で。
*/
0424薄右大将為弘
2007/05/24(木) 22:07:36ID:WVKpdYuo大音「なにが楽しいものですか!?民草が苦労しているというのに!!」
為重「今こそ謀の好機…謀に手を出さぬ叔父上ではあるまい…。」
まぁ落ち着け。今回の一連の騒動はあまりにも時期が揃いすぎていると思わんか?
これはわしの想像だがな、小笠原と久慈家は戦はせんぞ。
為重「何故です…?」
そんな気がする。
為重・大音・為親「は?」
そんな気がするんじゃよ。まぁまだまだわからんがな。
伝令一「琉球に向かった島津軍二万が琉球を制圧したとのことです!!」
うむ、さようか。
伝令二「第二艦隊北陸沖に到着です!!」
うむ。
0425三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/24(木) 22:31:37ID:31uF9saqカマヌイ「鎌倉にはよりますか?」
劉鳳「否!そのまま京を目指します」
0426三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/24(木) 22:36:07ID:31uF9saq統亮は体調不良の為、完成したばかりの鎌倉の屋敷に下がっていた。
統亮「くぅ。。」
五十嵐亮継「とにかく、鎌倉に永子様と持国丸様を置いておきましょう」
藤林「しばらく鎌倉に居ましょう。近くに温泉があるらしいので」
0427久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/24(木) 23:06:34ID:j86SAtsV近江の封鎖により、商人は商売相手と原料の仕入れ先を無くし、また絵師や書家らも貧困にあえいでおります。
一刻も早く久慈殿と和睦し、以前のように交易ができるよう取りはからって下され。
町衆一同
〜京・和束邸〜
和束家には、二通目の書状が届いた。
信濃と筑前のどちらが良いかお考え頂くよう三者団結すべし。
麿が戻るまでに結論を出し、討伐の勅命を出すよう取り計らえ。
0428下間頼龍
2007/05/24(木) 23:57:53ID:3PxL32ha温井総堅「殿下、あちらに見えますのが敦賀湾でございます。更にその向こう・・・見えますか?」
総堅「あれですか?え?お耳に入ってございませぬか・・?沖に見えますのは薄家の軍艦でございます。」
総堅「はい。奥田家に従順な民百姓・・そして追い詰められた門徒衆でございます。」
総堅「いえいえ、あれと同じ船が紀伊にも入っております。弾正様に助けて頂き、東海の民百姓を輸送しております。」
家臣「総堅殿・・・ヒソヒソ」
総堅「・・え!?松枝様より援助ですか、ほう。何ぃっ!ぎ、銀を一万ですかっ!!そんなに!・・・」
総堅「あ、取り乱してしまって申し訳ございません。些か驚いたもので・・え?あ、聞こえてしまいましたかw。」
総堅「そういう訳ではございませぬ。ただ諸侯の御方々は民百姓を心配なされているのであろうと存じます・・」
総堅「ははh、左京様は誰よりも早く難民の受け入れをなさいました。」
総堅「太宰様ですか?いや、それは殿下が直接お聞きした方が宜しいでしょう。越前では噂しか聞きませぬ。」
0429和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/25(金) 00:26:18ID:PnptqIvVだいたい、三条様や二条様にことづければよいことを何でわざわざ麿にまで…
0430久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 00:37:53ID:pCVtusb9前久は苛立っていた。
そもそも、自分が関白を辞する羽目になったのは薄家の処遇について二条家と対立したためである。それゆえ、薄に肩入れする気配のある四国同盟諸国を快く思うはずもなかった。
が、この演出である。この侍に何もできないむず痒さを感じながら、前久は言った。
「麿は朝倉だけでなく下間にも会わねばならぬ…ちと急いではくれぬかの」
外は前久の大声にやや驚いた風だったが、すぐ命に従い速度を上げた。
前久「まったく、田舎というのは都と時間の流れが違うようじゃ…いや、役者も段違いか、ほほほ…」
0431下間頼龍
2007/05/25(金) 00:46:15ID:T9sDgAXT頼龍「ふう、やっと着いたわ。殿下はまだ敦賀ですか。間に合ってよかった。
さて・・休んでいる暇は無い!むさ苦しい城などダメじゃ。確か顕如様がお越し下さった時に作った屋敷があったであろう。
そちらにお迎えするのじゃ。道中長旅であろうに。風呂の用意と料理の下ごしらえを始めよ。良いか、米の一粒に気を使え。
それから掃除じゃ。畳も全て新し・・・ほう、日頃からそこまでしておるのであれば掃除は必要無いな。
・・しかし殿下ともあろうお方が私のような坊主に一体何の用であろうか・・。殿下の前に出る事なぞ許されるのだろうか・・。」
・・・京の都・飯盛城・・・
〜・小笠原様・〜
頼広の件、よくぞお引き受け下さいました。感謝の言葉もございません。
また優秀な人材をお借り出来た事で水路の設備も今年の稲作に間に合いそうです。
調べによれば今年は雨が少ないとの事。何卒ご用心下さいませ。
御馬揃えの準備では仲孝がお世話になっていると伺っております。重ね々御礼申し上げます。
また、北陸は多忙ゆえお馬揃えに参陣出来ませぬ事は残念でなりません。
この度の行事が平和の先駆けとなるよう、北の地よりお祈り申し上げます。〜頼龍
下間仲孝「之康様、仲孝でございます。左京様はご多忙ですなあ。
いや、之康様も『保安軍』の設立に忙しいのに突然お伺いして申し訳ございませぬ。
さて、後に控えておりますのは頼龍の倅にて頼広と申します。これ、挨拶なさい。」
頼広「下間の頼広です。え・・と、歳は十になりました。大きくなったら之康様のようになりたいです。」
仲孝「これ・・座しておられるのが之康様ご本人じゃ。お・・と、まだ顔は上げるなよ。」
仲孝「申し訳御座りません。之康様の北陸での武勇伝を何度も聞きたがる故、このようにw」
仲孝「ご存知かとは思いますが、この頼広もやがて生臭坊主となりましょうが、是非小笠原家で武門の仕来たりを
教えて頂けませぬか。武家の作法を知らぬ只の坊主では北陸を纏めるにも無理がありますので・・。」
頼広「どうか、よろしくおねがいします!!」
0432項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/25(金) 07:07:35ID:NLpFw/1b>>403
は間違えました
×大膳「いやいや勝浦に領地をもってたのは正木時茂殿です、まあ噂によります四国の方に居るらしいですけど」
○大膳「いやいや勝浦に領地をもってたのは正木時忠殿です、まあ今じゃ生きていることさえわかないですけど」
*/
0433久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 13:28:41ID:2oQDIye5武田義信と飯富虎昌は夜遅く話し込んでいた。大宰大弐の今後の行動についてである。
父である信玄は真宗と絶縁し、久慈と結ぶという方針に切り替えたが、人を殺すことは厭わない大宰大弐が自らの殺害を企んだ信玄を許すとは義信には思えなかった。
義信は近頃、弘忠を暗殺しようと考えるようになっていた。そして父をも追い、自らが甲斐国主となって久慈・上杉討伐の兵を挙げるつもりだった。
義信「虎昌、…わしは武田の今後が心配じゃよ」
義信「どうにかして、あの大宰大弐を除かねばなるまい」
虎昌「若様…」
すると、一人の壮年の男が屋敷に入ってきた。物陰に隠れていたようである。
祐光「…武田大膳大夫さまがご嫡子、義信さまでいらっしゃいますな?」
義信「貴様、何者じゃ!」
祐光「久慈大宰大弐弘忠が軍師、沼田祐光…と言えばお分かりかな?」
虎昌「その、久慈殿の軍師であられる沼田殿が一体何の御用なのじゃ?」
祐光「実は…拙者、出奔して参った…いや、解雇されたといったところか」
義信「なにっ、貴殿と久慈殿は佐渡の一領主のころからの仲であると聞いたが」
祐光は、出奔までの経緯を話した。
義信「それはけしからん」
虎昌「で…沼田殿はいずこに向かわれるのじゃ?」
祐光「もし…若様がお許しになるならば、甲斐にて奉公したいと存じますが」
虎昌「若様、沼田殿は陰陽道、易道に優れたお方、ぜひお召抱えになられては」
義信「では沼田殿…いや祐光、知行150貫で召抱えることといたす!」
こうして、沼田祐光は三浦面松斎と改名し、武田義信に仕官した。
〜相模・鎌倉〜
憲宏「いやいや、統亮も酷い目に遭ってしまったものだ」
憲宏「ところで…正木殿はいかがなされる?どこかに仕官する気はおありか?」
〜京、和束邸〜
従者「関白様(二条晴良)が直々にお越しじゃ、開門せよ!」
0434和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/25(金) 14:18:21ID:PnptqIvVヒエー、二条晴良まで引っ張りだしてきちゃったのかよw
*/
関白の突然の訪問に大慌ての是実。
「こっ、これ、皆の者関白様に粗相のないように!わかったな!」
「関白様、ご機嫌うるわしゅうございまする。わざわざおこしいただき恐悦至極にごじゃります。
なんのもてなしもできぬ屋敷にございますが、ささ、どうぞ中へ…」
0435久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 15:01:46ID:2oQDIye5公家については詳しくないので二条晴良は預けます。どうぞ宜しくお願いします。
*/
〜京・和束邸〜
晴良「越前の前関白殿よりこのような直垂が届けられた」
晴良「そちの持っておる書状と合わせよ、さすれば麿の考えが判るだろう、というのじゃ」
晴良「実はな…」
晴良は直垂を裂かせ、是実の目の前に広げた。
「信州について言上すべき時なり。信州と大宰、どちらを取るかお考え頂くよう三者団結すべし。
麿が戻るまでに結論を出し、縁を切る方を決めよ。」
晴良「まったく、前の関白ともあろう方が下らぬことに知恵を絞りおって…」
晴良「で、前関白殿の考えとは何なのじゃ?」
0436人間七七四年
2007/05/25(金) 15:45:15ID:Z4WVI9SA結婚して幸せな家庭築いてたり、学生時代の友達と定期的に集まって
同窓会してたりして「あの頃は若かったよなぁ〜」とか
語り合ってる中で、一人だけ学生時代から何の成長もなく、経験も積まず、2chで愚痴を吐き連ねる。
こんな暗く、悲しい毎日の繰り返し無駄だと思うよ。
今動かなきゃ本当に取り返しのつかない事に。
0437項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/25(金) 16:30:26ID:NLpFw/1b0438久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 17:19:44ID:2oQDIye5憲宏「なるほど、左様になれば上杉家の陪臣となるな」
憲宏「わざわざ鎌倉まで来て面倒であったろう、帰って統亮の容態でもみてやるのが良かろう」
・・・
業盛「いかがでしたか?」
憲宏「統亮の一党に加わるそうだ…まあ統亮よりも西のほうが心配だが」
〜美濃〜
弘忠「どうだ、計画のほうは?」
真田昌幸「はっ、順調でございます」
弘忠「そうか…いま本隊はどの辺りじゃ?」
昌幸「まもなく遠江に差し掛かっているのではないでしょうか?」
弘忠「越後はどうじゃ?いよいよ動くか?」
昌幸「それが…長尾殿は沈黙したまま動きませぬ」
この頃、北陸では「長尾弾正少弼さまが、今度こそ下間家を討滅すべく5万の兵を挙げられる」という噂が流れていた。
弘忠「あれだけ噂されておるのに?…攻める気があるにしろ無いにしろ不気味じゃ」
弘忠「まあ馬鹿の集まりであるからこそ却って団結するものだ、ぬかるなよ」
昌幸「はっ」
0439人間七七四年
2007/05/25(金) 17:51:23ID:NLpFw/1bレオン「ここが堺か……なるほどこれは凄い」
リル「さてとレオンに案内しないと.あとこの鉄砲を持っててね」
しばらくして
助左衛門「リル殿、久しぶりですな〜ところでそのお方がレオン殿ですか?」
レオン「ハイ」
助左衛門「私は納屋助左衛門です.以後宜しくお願いします」
リル「あと例の物はレオンが持ってるからね、じゃあそろそろ帰るから助左衛門さんあとはよろしくね」
助左衛門「さてと……まずは日本語からを教えないたな」
レオン、日本語を習う。
ちなみにレオンはオランダ人です。
0440狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/25(金) 17:54:55ID:1/F3gvVe昌幸はまだ武藤喜兵衛(うろ覚え)では?
*/
0441久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 18:10:04ID:2oQDIye5武藤は信玄が昌幸に大井一族を継がせたときの姓なので、この場合真田姓のままです。
あと>>439誰?
*/
0442狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/25(金) 18:11:33ID:1/F3gvVeめんどくさいからまぁ良いかw
後、久慈さん。水野家使えますよ
*/
0443狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/25(金) 18:13:14ID:1/F3gvVe>>441 項龍さんですよ
*/
0444久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 18:27:24ID:2oQDIye5水野…信元ですか?
*/
0445狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/25(金) 18:33:31ID:1/F3gvVeそれは御任せしますw
*/
0446久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/25(金) 19:01:50ID:2oQDIye5えっ、その他の水野…?
*/
〜甲斐・躑躅ヶ崎館、武田義信の屋敷〜
義信はついに決心を固めた。謀反についてである。
まず、久慈大宰大弐弘忠・鎮守府将軍上杉憲宏を同時期に甲斐へ招いて殺害。
その後躑躅ヶ崎館を急襲し、父を追って甲斐国主となるのである。上杉という軸を失った東国は荒れるであろう、そこを突いて諸国を併呑するつもりであった。
義信「虎昌、面松斎についてはいかがいたそう?」
飯富虎昌には、義信に異議を唱える気も無くなっていた。どこかで計画が破綻して敗れることは勘で判ってはいたが。
虎昌「そうでございますな…面松斎が久慈に内通しておりますかは判りませぬ、ここは久慈に内応しておったら我らの負けということで良いかと」
こうして、弘忠・憲宏兄弟殺害の一件が祐光に伝えられた。
しかし祐光は驚きもせず、「吉兆のある日を占う」といって退出してしまった。
義信「…拍子抜けじゃな」
虎昌「おそらく、久慈に対してはもはや何の思いも無いのでしょう…水のような」
義信「大宰大弐はあれほどまで家臣の心を掴めずに…何をしようと言うのだろう?」
虎昌「あの男はわずか10年足らずで数百万石を握りました…まだ、挫折を知らぬのです」
義信「哀れと言うか…」
0447項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/25(金) 19:40:13ID:NLpFw/1bえっ!もう死んだの?
*/
0448項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/25(金) 19:52:18ID:NLpFw/1b勘違いしてしまいました
*/
0449項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/25(金) 20:02:19ID:NLpFw/1b大膳「統亮殿、温泉に行きませんか?地元民が案内しますし」
0450薄右大将為弘
2007/05/25(金) 20:29:18ID:cilxvyNOさて…支度は整った、都に向かうぞ。
狸の軍勢千、都へ。
北陸沖。
来島通康「戦闘艦はこの場で待機、小舟にて民を往復輸送しろ。
大型中型輸送船は港に入港し直接民を船に乗せよ。」
洲本。
為憲「第三艦隊出撃!!紀伊和歌浦にて難民収容を行う!!」
安芸
小早川隆景「遂に完成ですな。」
村上武吉「この巨艦が海へ…。」
薄・島津連合艦隊旗艦
南蛮帆船型戦闘艦「淡路」完成。
全長四十間(約80メートル)
船幅三間(約6メートル)
全高四間(海中4メートル海上4メートル)
武装。
甲板上。
前部甲板旋回式七寸砲一門。
中部甲板両舷旋回式七寸砲各一門。
後部甲板旋回式七寸砲一門。
甲板下。
左右両舷固定式七寸砲各十門。
乗員。九十五人。
内訳。
砲兵四十八。
水夫三十二。
その他十五。
(帆船のため漕ぎ手はいない。)
武吉「エスラーム商人の船と同じ三角帆ですな。」
隆景「これで向かい風でも前に進める。」
武吉「しかしよく我々も我慢しました。ここ五年間節約に次ぐ節約で…。」
隆景「そうですな…長く苦しい年月だった…では洲本へ出航!!」
「淡路」移動開始。
0451三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/25(金) 20:51:14ID:u4M6NQTu五十嵐亮継「湯治に生きましょう、ということですな」
統亮「じゃあ、温泉いくかぁ」
統亮、項竜殿と温泉へ
0452和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/25(金) 23:32:18ID:PnptqIvV晴良「つまり久慈につくか小笠原につくかということでおじゃるか?(ん、メッセージ?)」
0453柏原家興[弾正少弼:和泉守]
2007/05/26(土) 00:33:01ID:KzkzUQ1H家興の命により紀伊へとやってきた仲久は正信が駐留している雑賀荘を訪ねた。
正信「これはこれは北口殿、遠路はるばるよくおいで下さった」
仲久「いやいや、これも民のためにございますゆえ」
正信「いやいやこちらは人手不足にて大変感謝いたします。それで…やはり殿はお怒りでしたか…?」
仲久「何がですか?」
正信「某が独断で薄の軍艦を領内に入れることを許可した件ですよ、既に京にも届いておりましょう?」
仲久「ああそのことでしたか、いやいや殿は樫井殿だけでは大変だろうと某をお遣わしになられたのです」
正信「そうでしたか…それはよかった…」
仲久「(まぁ全く怒ってないと言えば嘘になるが…)」
正信「え?何か?」
仲久「いえいえ何でも…しかし薄の船はいつ入港するので?」
正信「さぁ…この辺りで大型船が入港できるのはこの和歌浦だけですから入港するとなれば知らせが来るはずなのですが…」
仲久「まだ来ない…と?」
正信「はい、兵や民の中には薄の軍艦が来ることに恐怖を抱いている者も居るようですが…」
仲久「まぁ、瀬戸内を押さえる薄の水軍ですからなぁ…小船を沢山使い相手を取り囲む戦法の紀南の水軍とは規模が違いますから」
正信「しかし一時に比べましになったとはいえ未だ流れてくる民は居るようで…のんびり待っても居られませぬ」
仲久「聞くところによると安芸で薄家が総力をかけて建造していた巨大軍艦が落成したとか、もしやそれを使うのでは?」
正信「ああ、聞きました。なんでも南蛮の船に似て風の力だけで動くとか…そのあたりは流石薄ですなぁ」
仲久「確かに我等ではそこまで大きな巨大戦艦など作れないであろうな…」
正信「まぁ何も無ければよいですが…」
0454薄右大将為弘
2007/05/26(土) 06:00:05ID:lK2voIUH為憲「右大将の嫡子薄為憲にござる。
難民収容のため第三艦隊を率い見参いたしました。
我が艦隊の収容限界は五千、それ以上の移住希望者がいる場合は応援を要請いたします。
また全ての移住希望者を船に乗せるまでは某がここに残ります。
まぁ不安を取り除くための人質ですな。(微笑」
これと似たような会話が北陸でも行われていた。
瀬戸内海。
隆景「今は讃岐沖ですな。」
武吉「2日以内に洲本に到着いたしましょうぞ。」
隆景「しかし普通の帆船は風任せだがこの船はすごいの。」
武吉「まったくです、僅かでも風があれば前に進みますからな。」
隆景「実戦が楽しみじゃ。」
0455小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/26(土) 08:02:00ID:Yph8XscL之康は再び甲賀の使者と面会した。今度は撤兵要求である。久慈や統亮の脅威が
近づく中、それはできない事である。そこで之康は懐柔策に出た。
之康「まあ、待ってくれ。こちらも色々と事情があるんだ。ここはこれで手打ちといこうや」
つ【500貫】
>>422
内府様におかれましてはますますご清栄のことと存じます。交通封鎖を解除との事で
すが、帝や朝廷、市民達の事を考えますに、今自由に往来させるのは危険なことでご
ざいます。蝦夷地から拝賀の使節とは統亮の一味のことでございましょうが、統亮め
は先の公家衆連続殺害事件の重要参考人の一人でございます。そのような者の配下
なのですから、間違いがあってはならないと思い、守りを固めている次第でございます。
東国の物資との事ですが、久慈は現在金銀の禁輸を行っており、奥田家崩壊後の東海
地方の崩壊もあって流れないのです。その証拠に近江との国境を越えてくる者は難民ば
かりでございます。従いまして、物資に関しては久慈家に対して要請を行うのが筋と存じ
ます。
――左京大夫範長
>>427
資源は松枝家と下間家から代替が利く筈です。それに東国の物資が来ないのは東海が
荒れたからであって、久慈家との関係悪化のせいではありません。それに久慈家は民を
虐殺するような奴。再三厳命した通り、あのような者との交易はまかりなりません。
>>431
甲賀の使者が帰った後、入れ違いにして仲孝がやって来た。頼龍の嫡男頼広を連れて来た
のである。自分の事を慕っている事を二人から聞き、之康はこの上なく上機嫌になった。
確かに養育する旨を仲孝に伝え、之康はある人物を呼んだ。
之康「おい、義資!」
義資「はい叔父上」
現れたのは義長の嫡男義資である。之康は義資の大叔父に当たることになる。年は頼広と
同じく10歳。祖父や父親に似て穏やかな雰囲気を醸し出していた。
之康「頼龍和尚の嫡男頼広殿だ。これからお前とここで暮らす事になるから、あちこち案内
してやれ」
義資「はい!頼広殿、よろしくお願いします」
そういうと二人の貴公子は奥に消えていった。
之康「仲良くやれよ!」
/*
そろそろ馬揃えやらないとgdgdになりそうだな・・・
*/
0456項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/26(土) 13:03:10ID:ffFkI9Jjその温泉は疲労回復などの効果があるそうです」
0457三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 13:24:52ID:RwnPoEAz五十嵐「嘘を言わないでください!まるで汗をかいてないではありませんか!」
統亮「まぁな、山のほうが暮らしやすいからな」
0458三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 13:49:26ID:RwnPoEAz劉鳳「さぁて、畿内に上陸っ!」
デクシャイン「いよいよ帝への挨拶の時が来ましたなぁ」
カマヌイ「何もなければよいがな・・・」
劉鳳「私は兄の名代なんかじゃないから大丈夫でしょう、、私は蝦夷の押領使になりたいだけですからね。私と兄とでは目指す場所が違いすぎるんですよ!私の大志は誰も分からない。」
0459久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 13:51:42ID:oDGFpanT光俊「その500貫で追い返されてきただと!」
光俊「では小笠原に伝えて来い、一度会談したいとな」
光俊「500貫か…このようなはした金では伊賀忍者も雇えぬわい」
〜京〜
京では町衆の会議が行なわれていた。
光二「我らは小笠原と主従関係はないし、命令などされる覚えは無い!」
町衆では小笠原を敵と見なすものが大半であった。もっとも、その音頭を取っているのは本阿弥光二や酒井敏房らである。
光二「こうなれば、京からの小笠原軍の撤退要求…というのが自然ですな」
清延「とはいえ、小笠原は戦をしているわけでもありませぬし…」
了以「…しかし、小笠原はわれらを潰して自らの親しい者に商売をさせる気ですぞ」
光二「うむ…どうすればよいものかのう」
敏房「わが主は、近々京に上られます…それによって、事態の好転を図るのが賢明でしょうな」
その日の会議は、結論の出ないまま終った。
0460久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 16:27:40ID:Z5kujEuPところで大和はどういう状態ですか?
*/
0461項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/26(土) 16:55:53ID:ffFkI9Jj0463久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 17:36:54ID:oDGFpanT一国は統一されていて、慈明寺順国を担いでいる状態ですか?
それとも豪族たちがまだ居てなんとなく流れで小笠原家に従っている状態ですか?
*/
0464小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/26(土) 18:06:01ID:ReLZzhxH流れは
大和守護任命(豪族との合議制)
↓
定栄の乱(小笠原派国人粛正)
↓
定栄の乱収束(定栄派国人粛正)
↓
国人の所領を没収して、俸禄支給による直臣化
↓
之康を国主に(小笠原直轄化)
0465久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 18:46:30ID:oDGFpanTでは興福寺は没落していますね。
*/
〜美濃〜
昌幸「軍勢が到着いたしました!」
弘忠「そうか、では先に伊勢方面へ向かわせておけ」
弘忠「手元にあるのは6万…如何に使うか…」
〜伊勢〜
北畠顕村は自らの領地である伊勢にようやく到着した。
顕村「荒れているな…」
復興は都市部でこそ進んでいるものの、まだ領民が集まっていない。駿河・遠江や尾張は町の復興も田畑の開発も進んでいるが、伊勢はまだである。
三津七湊の一つとして名を馳せた安濃津にも、鎌倉から一週に一回鋤・鍬といった物資を運ぶ定期船が来るばかりである。港を歩いている者もその船員ばかりで、数もまばらであった。
顕村「まずは、周りを固める…か」
大宰大弐弘忠は、外交に関しても顕村に一任していた。北畠ならば小笠原・柏原といった勢力とも縁が無い、きっと上手くやるだろうと見たのである。
顕村「小笠原殿は、仮には伊賀を抑えている…そして大和国主か…ふむ」
小笠原殿へ
この度、新しき伊勢国主となり申した北畠顕村にござる。
隣国ゆえ、ご挨拶せねばと思うて書状を差し上げた次第。
若輩者ではございまするが、どうかお見知りおきくだされ。
北畠顕村
顕村「次は、柏原家…」
柏原殿へ
この度、父祖代々の土地を取り戻して新しき伊勢国主となり申した北畠顕村にございまする。
まだまだ若輩者でございますが、以後お見知りおきを。
伊勢と紀伊は隣国、おまけに共に一向宗徒を多く抱える土地でありますゆえいろいろとご指導を願いたく存じます。
北畠顕村
0466小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/26(土) 19:44:21ID:Yph8XscLとうとう甲賀五十三家が直々に会談をしたいと申し入れてきた。之康は安見賢重と突撃隊一個大隊を
率いて近江へ向かった。既に五十三家の代表達は着席し、之康の到着を待っていた。そして一礼する
と割り当ての席に座り会談が開始された。
之康「まずはこのような場を設けざるを得ない事態になった事を主君に替わってお詫び申し上げたい。
ただ、奥田家崩壊のドサクサで国境地帯の治安が乱れたのは事実。我らとしては不逞の輩を都
入れない為に防備や検問を強化せざるを得ないことは再三話してきた。更に本来払う必要の無
い金銭まで支払ったにも関わらず、まだ責めるとは少々、品の無い事ではないかな?これでは
盗賊や無頼の輩と変わらぬぞ?」
――京都小笠原邸
範長は突撃隊や民間保安軍からの報告を聞いていた。それによると町衆は「小笠原から命令を受ける
謂れは無い」との事である。これに範長は気分を害した。朝廷や幕府の権威に従わないとは何事かと。
範長「私は左京大夫、管領様は右京大夫、義長は山城守護であるというのに何を考えているのでしょうか?
当家が京の支配を行うことは朝廷も幕府も認めるところであるというのに」
氏綱「むむむ、やはり幕府が潰れた状態では権威も乏しいのう・・・。せめて公方府でも創設せねばの」
範長「興福寺一乗院の覚慶様を担ぐのはいかがでしょうか?」
氏綱「おお、亡き義輝公の御舎弟の・・・覚慶様ならよかろう」
―公方府創設を画策中―
>>465
――大和郡山城
長房は順国と共に之康がいない間大和の政務を行っていた。そんな中、伊勢の新国主北畠顕村からの
書状が届く。
長房「北畠といえば南北朝以来の名家。かつての国主北畠具教卿とも同族。久慈殿はそこも考えて顕村公
を遣わしたのでしょうか?」
順国「でしょうな。まあ、内政も落ち着かない中で攻めてくることもありますまい。適当な返事を送りましょう」
大和副国主篠原長房です。まずは私のような身分の低い者が南北朝以来の顕村公に返信をする無礼を
お許し下さい。伊勢国主就任隣国の民を代表してお祝い申し上げます。善政を施し、伊勢が富み栄えるこ
とを遥か大和の地よりお祈り致します。
大和副国主篠原長房
0467薄右大将為弘
2007/05/26(土) 20:10:51ID:lK2voIUH為弘率いる狸達は京に入っていた。
大音「さすがは花の都…栄えておりますなぁ!!」
為重「まったくじゃ…。」
見た目はな。
大音・為重「は?」
この街は今疑念に満ち満ちている、石めの突撃隊だかなんだかがおるがあれは戦にしか役に立たんぞ。
いや…戦にすら役立たんかもな。
大音「何故です?」
気位が高すぎる。主等はわしが伏せろと言えば例え肥だめでも腐乱死体の上でも伏せるじゃろ?
為重「当然です…。」
為親「それが命令ですからな。」
大音「汚いのは嫌だけど致し方ないでしょう。」
奴らにはそれが出来んだろうな。
ほれ、あそこにちょうど巡回中の者がおる、見よあの高飛車な雰囲気を。
為親「確かに。(笑」
為重「あれで糞尿まみれになるところを見てみたいですな…。(笑」
大音「でもちょっとカッコイい。」
町衆も奴らに良い顔をしておらん。石めの政策は失敗じゃな。
さて、偉大なる畿内の王の邸宅に向かおうか?(笑
一同「おぉ!!」
瀬戸内海
隆景「淡路が見えて参りましたな。」
武吉「明朝入港ですな。」
0468三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 20:44:15ID:RwnPoEAz統亮は南蛮から伝わった地球儀を項龍に見せた
統亮「世界は広いんじゃ、日の本は小さき国なんじゃ。西には数々の国があるのだ、、みなちっぽけな戦いをしておるのじゃ!」
0469和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/26(土) 20:45:12ID:joKxN/Kn帝「勅意に従わぬとはなんと尊大な! 蔵人を呼べ。小笠原に綸旨を下す」
三条北実朝「それはなりませぬ。いま主上自らが小笠原殿と対立する姿を晒せば洛中は混乱します」
帝「なぜじゃ、小笠原が命にしたがわなくとも、久慈に小笠原討伐の勅命をだせばよいではないか」
実朝「そ、そんなことをすれば主上のお命すら危うくします。それに久慈殿は動きますまい」
/*
幕府が開かれる前に上杉殿の官位を上げておくべきかな?
*/
0470三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 20:51:00ID:RwnPoEAzカマヌイ「さぁ京はもうすぐじゃ!蝦夷の王。三条夷王の弟で漢室の末裔・劉鳳様が通るぞ!」
畿内の領民「ほぇー蝦夷っちゅーのはあんな格好のやつらばかりなのか?」
畿内の領民「おそろしいなぁ。」
全身を銀の鎧で身を覆った劉鳳がアイヌを率いて上洛しようとしている。
劉鳳は南蛮鎧に銀飾で兜に象牙を装着していたのだ。
0471久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 20:52:45ID:oDGFpanT光俊「ほう、金を返して欲しいのですかな?ではお返しいたそう」
惟政「我らが申し上げたいのは、近江を我らが鎮定した以上軍勢などをこちらに向けると言うのは止めて欲しい、ということです」
光俊「もっとも、宣戦なさるというならば別ですがな…ただ民を大事になさる小笠原殿ゆえ、左様なことは致しますまいな」
惟政「然るべき方面…朝廷ですな、には報告を致しましょう、そうだ小笠原殿は京に屋敷をお持ちでしたな、もし宜しければこの足で報告に参りましょうか?」
〜美濃〜
弘忠「甲賀が小笠原と会談中か…」
弘忠「うまく解決すればよいがな、ただ小笠原も甲賀に勝てるとは思うておらんだろう、撤兵で落ち着くだろうな」
0472久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 20:56:46ID:oDGFpanT現在、
上杉憲宏は兵部卿に、
久慈弘忠は大宰権帥に、
武田信玄は権大僧正に、
上げてもらうよう頼んでます。
まあ幕府が開かれたら藤氏が担ぎ出されるのであまり関係ないかと。
*/
0473三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 20:58:40ID:RwnPoEAz劉鳳「あれが京かぁ。久々に見たぞ!五年以上蝦夷にて巨大な城塞の建設をしていたからなぁ。」
カマヌイ「はやく和束様にお会いしましょう。劉鳳様をはやく蝦夷押領使に任命していただきましょう。。」
二千人のアイヌ。上洛。
0474狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/26(土) 21:01:33ID:F2C1mTywワァー!
ワァー!
オオオォォ!
ズダダダーン!
ズダダダーン!
ヒュン!ヒュン!
ガキン!カキン!
ガトー「それまで!今日は終わりだ!」
ガトー「忠勝殿、康政殿、御二人とも素晴らしき成長振りですな。もはや貴殿らに勝てる軍がありませぬぞ」
忠勝「そのような・・」
康政「我らはまだまだでございます」
ガトー「はっははは。貴殿らの力はすでに世界レベルですよw」
忠勝「これも悲願の為でございます・・(レベル・・?)」
ガトー「左様でございますな。・・例の船の建造も順調でございますぞ。先日、一番艦が完成し、我が国の陛下が御覧になり絶賛されておりました」
忠勝「左様でござあますか・・完成が待遠しいです」
ガトー「日の本の水軍技術・世界の水軍技術を結集した船でございますので完成を御楽しみに下さい」
康政「待遠しいな」
忠勝「あぁ・・我らの夢を乗せる船だ。すぐに我らと冥土に行くのが残念だがな・・」
康政「・・あの世で嘉隆殿と国真様に御見せしよう」
忠勝「うむ・・。明日、ガトー殿が南蛮で造られた大砲を持ってきてくれるそうだな」
康政「なんでも新型の超大型大砲らしい」
忠勝「それも楽しみだ・・」
0475正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/26(土) 21:06:14ID:ffFkI9Jjまあこの国でおこなわれている小さき戦で誰がが天下を制する
もしかしたらその天下人が西の国々に攻め込む、そうなればもう小さき戦
ではすまないだろうな」
0476三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 21:15:10ID:RwnPoEAz0477三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 21:17:43ID:RwnPoEAz劉鳳「和束様ぁ!帝への取り次ぎをお頼み申したくてまいりました!!どうかお願いいたしたい!」
0478小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ.
2007/05/26(土) 21:21:52ID:Yph8XscL――洛中
洛中は突撃隊と民間保安軍が警備していた。彼らは単独で行動することは無く、分隊を組んで整然と
巡回していた。町衆以外の市民たちは治安を大幅に改善した彼らに恐怖を感じることは無く、尊敬の
念を抱いていた。いつの世も富裕層と大衆の意識にはずれがあるものである。
――小笠原邸
範長「え?右大将殿が面会?・・・とりあえず、ただちに支度をしなさい。民間保安軍にこの邸の付近を
重点的に通るように通達。突撃隊は過剰ですが、保安軍くらいは備えておくべきでしょう」
>>469
範長は親小笠原の公家から重大な知らせを聞かされた。帝が激怒されたとの事である。範長は驚きの
余り、数時間人事不省に陥った。正気に返った後で範長は直ちに公家に帝にとりなしを依頼した。
範長「私は本当の事を申したのに・・・陛下・・・」
―小笠原家金9000貫、銀10000貫臨時の献上―
>>471
之康「はて?近江国内には兵を入れておらぬが?我らは国境の我らの側にしか兵を置いておらん。あり
もしない事を述べ立てられては困るぞ?・・・とにかく兵は引けないんだ。金銭が入用なら払うから、
この事は収めてくれないか?当家も多忙でな、時は金なりだ」
>>473
民間保安兵A「そこの一行止まりなさい、通行許可証を準備して順番に並びなさい」
民間保安兵B「荷物は全て脇の検閲所前に置きなさい。異状が認められなければ向こうで
渡される」
0480項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/26(土) 21:24:58ID:ffFkI9Jj0481和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/26(土) 21:48:03ID:joKxN/Kn和束家侍が表にでてみると小笠原突撃隊がアイヌ兵を取り囲んで、一触即発の異様な光景が目に飛び込んだ
「お上、た、大変ですー」
0483久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 22:01:33ID:Z5kujEuP光俊「ふざけるでない!」
光俊「大国だからと言うて、勝手な事を抜かしおって!わしは近江を封鎖しておる兵、こちらを向いているのがいるだろう、それを除けろと言うておるのじゃ!」
惟政「いや、これは多羅尾殿がぬかりましたな…それにしても、金で解決するとは…それほど小笠原家に金があるとは思えませぬが?」
惟政「我らが求めているのは近江の封鎖解除のみ…実際のところ、意地になって続けているとしか思えませぬな」
惟政「それとも我らに国境を警備するほどの力はないとお考えか?」
0484三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 22:02:53ID:RwnPoEAz0485三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/26(土) 22:05:08ID:RwnPoEAz0486和束是実 ◆WAz9goYWBs
2007/05/26(土) 22:21:09ID:joKxN/Kn居留守にしてたもれ!」
和束家侍「内蔵頭様は今は留守じゃ」バタン!
0487久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 22:31:05ID:Z5kujEuP昌幸「殿、小笠原めが勅命に逆らい帝が大変お怒りだとか」
弘忠「そうか…いい気になりすぎたな、おおかた京におる間に自分が日の本の主だとでも勘違いしてしまったのだろう」
弘忠「軍勢を近江に進めよ、わしは後で行く」
〜伊勢・松阪〜
顕村「なに、一銭もない!?…いくら久慈殿の政策が功を奏したとはいえ、けちな家じゃな…堺も京も押さえておるのに」
〜京・和束邸〜
朝山日乗「ご開門願いたい、日乗でござる」
0488柏原家興[弾正少弼:和泉守]
2007/05/26(土) 22:40:03ID:KzkzUQ1H正信「これはこれは、遠路よりはるばるのお越し痛み入ります。此度の件を任されております樫井正信にござる。
御家の軍艦を見て不安がる民もおりますので兵には武装させておりますがどうかお気になさらないで下さい。
さて現在御家の領土へ移住を希望している民は三千人程度ですが南からの報告ではわずかながら伊勢から流れてくる者や
新たに山を切り開いた村に一旦落ち着いたものの西での生活を希望する者も居りますので移住者はまだ増えるかと存じます。
まぁ立ち話もなんですので一旦雑賀荘の屋敷へお越し下さい」
〜京:柏原軍本陣〜
家興「ほぅ…伊勢の新国主からの書状?」
良重「はい、先ほど北畠顕村様より届きました。」
家興「北畠…?ということは久慈の家臣や縁者ではないのか?」
良重「はっ、一応久慈家の配下ではあるようですが奥田以前に伊勢を治めていた北畠家の一族のようです」
家興「大和や紀伊との摩擦を避けるためか…」
良重「おそらくは、」
家興「してこの顕村という男はどのような人物なのじゃ?」
良重「さぁ…詳しい情報はよくわからないのですが…」
家興「しかし国政から外交まで一括して任せるとは…この男なかなかの者かもしれぬぞ」
良重「確かにそれは言えますなぁ」
家興「一応伊勢と国境を接する堀内家に伝えよ、『伊勢の新国主を油断するな』と」
良重「心得ました」
家興「さて、伊勢に書状を書くか…」
『北畠顕村殿へ
此度は伊勢国主への就任おめでとうございます。
我が領地紀伊と伊勢は切っても切れぬ仲、また北畠殿はかつての伊勢守護:北畠具教卿の一族ということもあり
伊勢の人心も掴みやすいかと存じます。
しかし伊勢にはまだまだ多くの難民が居ると聞きます。久慈家は領内より門徒衆を追放いたしましたが
北畠殿にはどうか慈悲のあるご判断をお願いいたします。
―柏原弾正少弼菅原家興―』
0489薄右大将為弘
2007/05/26(土) 22:52:08ID:lK2voIUHふむ…。
さて石殿に会うとするか。
お久しゅうござる、薄右大将為弘にござる。
この度は馬揃えがあると聞き及び孫を預けている身として参陣致しました。
なに今夜来たのはなかなか馬揃えが始まらない故祭り好きの血が騒いだだけにございます。(笑
見れば祭りの準備は万端、近江に問題を抱えてらっしゃるようだが…気になさいますな。
馬揃えの片手間に相手にするつもりで良いと存じます。
それから…。
もしも石殿に久慈家討伐の意志あらば某は石殿の天下に手を貸す所存にございます。
民草が苦しむのは見るに耐えません。
憎きはあの東の狸にござる…。
まぁ石殿にその気無しとあらばいずれ天下は久慈の物。
我らに生き残る術はありませんな。
坂東の
花咲き乱れ
幾数年
刈らぬ月日が
花を驕らせ
信じてくれぬならそれでも良い。貴殿が行動を起こした時に某は行動で今の言葉を証明いたす。
さて…ではまた野営に戻りますかな、馬揃えを待っております。
0490久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/26(土) 23:19:22ID:oDGFpanTこの日、興福寺は異様な熱気に包まれていた。
学僧「次は、多聞院院主・英俊さまのお話です」
英俊「現在、興福寺は寺領を失い、毎日灯りを燈すのもやっとじゃ」
英俊「しかし、我らは畏れ多くも帝から許された荘園を持ち、大和の守護として認められておったのじゃ!」
英俊「皆の者よ、現状に甘んじてはならぬ!事態を打破すべく立ち上がれ!大和は小笠原のものではないのじゃ!」
一同「おーっ!」
同様の集会が東大寺でも開かれ、大和の国人のうち古市、井戸、十市らは興福寺に帰参した。
両者は事前に協議をしていたとされ、互いの行列の邪魔は堅く禁じられた。両寺を合わせると、参加した衆徒の数は3万人であった。
興福寺・東大寺衆徒3万、京へ向かう。
〜伊勢〜
顕村「ほう、柏原殿はずいぶんと気さくなお方じゃな」
顕村「一向宗か…特に規制する言われもない、が…」
伊勢には弘忠が建立を推し進めた法華宗の寺や曹洞宗、法相宗、華厳宗の寺が立ち並んでいた…
顕村「まあ、頑張ってもらうか」
次の日、一向寺には顕村からの使いが来た。
使者「お屋形様は、今後も民の為、己の精進の為に励むがよいと仰せです」
顕村は弘忠とは反対に、一向宗に対して融和的な政策を取ったのである。
0491久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/27(日) 00:54:11ID:Vf8TybN5十市「古市殿、今回の目的はなんでござるか?」
古市「ほう、知らぬのですか…此度は、京にて寺領の返還を命ずる勅命を出して頂くのですよ」
井戸「さすがに小笠原の大和退去は難しい、とのことでな…向こうでも却下されたそうじゃ」
秋山「拙者、わずかながら合力仕りまする!」
十市「これは秋山殿、よくぞご決断なされた」
秋山「いやいや、大したことではありませぬ」
古市「国外からも信者が合流するそうですな」
秋山「…小笠原が黙っておればよいですが」
古市「おそらく、『文句は直接言え』で済むだろうな…が…」
0492狼斎 ◆yWFEYWlu0I
2007/05/27(日) 01:38:45ID:EUaYeyMR成方「ここを拠点として我らは活動する」
宗信「名前は如何しますか?」
成方「そうよの・・棘の園としよう」
宗信「棘の園ですか・・(センスないな・・)」
〜京〜
水徹「まだ、馬揃えは行われぬのか・・。小笠原家も大変なようだ・・情報でも探すか」
0493柏原家興[弾正少弼:和泉守]
2007/05/27(日) 01:39:37ID:MtPrV3y9家興「ああ、伊勢の国主は他の関東の大名とは違いお優しいお方のようじゃ、宗教を問わず政治を行うとは…
わしも伴天連の宗教を嫌っておるゆえ参考にせねばな」
良重「お若くして殿も一目置くとは…北畠様はかなりのお方のようですな」
家興「だからこそ気をつけねばならんところもあるがの」
良重「紀南の堀内殿からは『了解いたしました』と返事が返ってまいりました。しかし堀内殿の話では未だに
伊勢より流れてくる者が居るとか…」
家興「国主が替わっても伊勢はまだまだ荒れておるようじゃな…これ、紙と筆を」
良重「ははっ」
『北畠顕村殿へ
此度は門徒宗に対する慈悲のあるご判断真にありがたく存じます。紀伊の門徒衆も
北畠殿の慈悲のあるご判断に涙を流し感激しております。
さて此度書状を書かせていただいたは伊勢国内のことにございます。
紀伊の伊勢と国境を接する地の者の話によりますと一時に比べかなりましになったとはいえ未だ伊勢より
流れてくる難民が居ると聞いております。
聞くところによれば奥田家滅亡後今日まで伊勢は荒れているということなのですが伊勢には紀伊より移住した者が数千人暮らしております。
我が家としましても伊勢には早く豊かになっていただきたいのですが国庫に蓄えが無いとなれば容易に国を立て直すこともままなりませぬ、
そこで使者に銀五百貫を持たせましたのでわずかですが国のためご利用下さいませ。
―柏原弾正少弼菅原家興―』
0494三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/27(日) 14:21:15ID:xnVz3IlK0495正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8.
2007/05/27(日) 14:46:17ID:VgaBycEl0496久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/27(日) 15:31:34ID:Vf8TybN5業盛「やあ、統亮に正木殿、久しぶりだな…いまの話、聞かせてもらった」
業盛「琉球が島津に盗られたそうじゃな…心配はいらんぞ」
業盛「薄が我らと断交したことで、南蛮貿易は衰えた…ところで琉球の占領は大明を大層怒らせたようでな」
業盛「よって、南蛮と大明を薄は敵に回した、そこで考えられるのは…」
了斎「いま司祭さまが働きかけている葡萄牙艦隊の派遣ですな」
了斎「葡萄牙と大明には浅からぬ交流がございます…大明を主力の軍勢とし、葡萄牙が艦隊を出すというわけです」
0497薄右大将為弘
2007/05/27(日) 17:05:26ID:k5Bu3rxn???「為弘殿、明国ニハ手ヲ回シテオキマシタ。」
ご苦労、主等もよう働くな。
???「フフフ…為弘殿ニハ儲ケサセテモラッテマスカラナ。」
して主等の国王はなんと?
???「同ジ神ヲ崇メル者同士互イ二助ケ合オウ。トノコトデス。」
南蛮の王は器がでかいの。(笑
なぁロベルト。
ロベルト「ハハ、ソレハ当然デスヨ。デナケレバ私等ノ世話ナゾ見レマセン。」
確かにお前は商人というより海賊だな。(笑
ロベルト「海賊アガリデスヨ、殿様。(笑」
しかし明国の奴等も意外と単純だなぁ。琉球〜福建航路の艦隊による護衛と日本刀千振で許可をくれるとは。
ロベルト「薄ノ艦隊ト言エバ極東二知ラヌ国ハアリマセン。
マタ明国ハ和冦二散々苦シメラレタ、彼等ハ倭刀ツマリ日本刀ノ威力ヲヨク知ッテイマス。」
つまりは当然というわけだな。
ロベルト「八ッ…。」
して?何が望みだ?
ロベルト「琉球二オケル仲買ノ全権限、洲本二ポルトガル専用ノ商館ノ設置、ソノタメノ費用ナラビニ向後二十年間分ノ賃料ノ免除アルイハ補償。
ポルトガル商人ナラビニソノ家族ノ入国、居住ノ簡易化。
ポルトガル王族出入国ノ際マタ滞在期間中ノ護衛。」
わかったわかった。全て認可しよう。あとで文章にもする。
0498薄右大将為弘
2007/05/27(日) 17:38:40ID:k5Bu3rxn市場自由化。
キリスト教ノ布教ナラビニキリスト教者ヘノ差別ノ徹底排除。
コンナトコロデスナ。」
欲張りじゃのぉ。まぁ良いわ。
ところで明国とポルトガルの連合軍が攻めてくるとの話だが…。
ロベルト「嘘デスヨ。」
嘘?
ロベルト「モトヨリ明国モポルトガルモ琉球ノ治安維持ヲ求メテオリマシタ。薄ナラ確固タル地盤ノモト安全ナ領国経営ヲシテクレルデショウカラナ。
ソレニ司祭達ハ布教ガ行エレバ良イノデス。
少シズツデスガ司祭達ハ久慈領ヲ見限リ薄領二流レテ来テイマスヨ。」
何故だ?
ロベルト「真宗ヘノ仕打チ更二法華宗ヘノ肩入レ、東国ハ危険デスカラナ。」
信者はいかにした?まさか置き去りではあるまいな?
ロベルト「ダ、大丈夫デスヨ、真宗ノ流民二混ザリ徒歩デ山陽ヲ目指シテイマス。」
ならばよいのだ。
ロベルト「ハイ…。(この人は民なら宗教に関係なく愛しておられるのだな。)」
さて…危険要素は取り除いた。あとは馬揃えを待つだけだ。
0499久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE
2007/05/27(日) 18:10:29ID:z0LOv2S4ヴィレラ「さて、明を如何に動かすか…」
了斎「どうなさいます?」
ヴィレラ「マカオは単純じゃ、簡単に動く…厄介なのは明じゃよ、ただ薄ごときに面子を潰されて黙っておられるとは思えんがな」
ヴィレラ「ここはイスパニアを使うほうが得策じゃと思うて、総督殿に書状は出しておいたが…そろそろわしは帰国する、フロイスやオルガンチノに引継ぎをせねばならんが、その前に派兵をさせねばな…」
〜美濃・井ノ口〜
この日、井ノ口では学問所の設立式典が行なわれていた。
弘忠「皆は、漢語を学べばそれが学問だ、教養だと思うておるようだな!」
弘忠「しかしそれは違う!この国はわしが統一する、その日から我らは国の外を見ねばならん!」
弘忠「学問に励め!南蛮の言葉、朝鮮の言葉…学ぶべきものは他にもあるぞ!」
・・・
昌幸「それにしても莫大な金を投じましたな…」
弘忠「はは、少しは人気を取らねばな」
0500薄右大将為弘
2007/05/27(日) 18:56:12ID:k5Bu3rxnなびくその尾を
掴まんと
野に立ちたる
春の夕暮れ
なかなか良い歌だな…。
うむしかし…。
???「為弘様。」
おぉゴンザレスか。いかにした?
ゴンザレス「ロベルトから聞きましたぞ。
市場の自由化とはなかなか思い切りましたな。」
???「全くです…。」
ハッサブもおったか。
ハッサブ「もちろん我々にも先のポルトガル商人に許したことを許可して下さるんでしょうな?」
???「我々にもですな。」
李陽もか。
李陽「当然です。」
淡路屋喜右衛門「ポルトガル、イスパニア、エスラーム、明国、そして日の本それから…天竺ですかな?」
インド商人「皆集まってましたか。(笑」
ふむ…まぁ良いじゃろう。領内の市場自由化を許可する。
さらにポルトガル、イスパニア、明、日本、エスラーム、天竺の商人による連合商会を設立せよ。
わしはいかなる邪魔だてもせん。
さらに洲本への商館設置も許可する。
ただ納税はしろよ。それから商売のせいで苦しむ民が出ないようにしろ。
それと我が領内にいる限りは主等もわしの可愛いわしの民じゃ。
なにかあったならすぐに申し出よ。
一同「はい!!」
薄領内に諸国商人連合組合が結成されました。
洲本の街に各国の商館兼大使館が設立されることになった。
0501薄右大将為弘
2007/05/27(日) 19:34:10ID:k5Bu3rxn漁師二「わしらもやるべぇ。」
こうして各業種の連合が出来ていった。
漁連、農協、工技連、馬借組合、etc.
それらの本部はすべて洲本に置かれた。
0502三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/27(日) 20:53:37ID:xnVz3IlK五十嵐「諸侯には上杉公のように久慈殿という知略に優れた参謀はいないようですからな!」
統亮「現在の上杉家なら十年は戦をつづけられる物資があります、今こそ国を乱す者どもを討つ時なのではございませんか?」
0503三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc
2007/05/27(日) 21:00:00ID:xnVz3IlK劉鳳「ふぅ〜なんとか入れたな、、和束様にお願いがございます。どうか私に蝦夷押領使の職を頂きたい。わが兄・統亮には右中弁の職が頂けるように取り計らってもらいたいのですが、、」
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