幕府を開こうと思うんだが・・・・ part8
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0384下間頼龍
2007/05/22(火) 20:47:40ID:cqsE3d9V加賀では成川清晴の治療に京より名医・『黒男』なる者が診療にあたっていた。
その医者は人の心にメスを入れるという。
黒男「声帯に傷は無い。治して治らない事も無い。・・ピノコ、こっちへ来てなさい。」
助手「あっちょんぶりけ」
頼龍「それはそれは。では早速治療して頂きたい。」(あっちょんぶりけ?)
清晴「・・・う・・・あ・・・」
黒男「さて、治療ねぇ・・ところでこの男は和尚にとってそんなに重要なのですかねぇ?
聞くところによれば旧奥田家では際に追いやられていたお方と聞いてるが。」
黒男「さて清晴さん。本当に治療して宜しいのかな?声が出ると言う事は・・解っているのですか?
この状況では何もかも話さざるを得ないでしょう。しかし”喋れぬ”というのであればそれも免れましょう。」
清晴「・・・・・・」
頼龍(何と言う横柄な態度じゃ。無礼者が!しかし何だこの幼子は?)
黒男「くくっw。そう目くじらを立てなさるな。何も直さないと言っている訳では無い。しかしこれだけは言っておこう。
声を出すか、出さぬかは本人の心次第!それについては一切強要などしないと誓えるか!?」
助手「あっちょんぶりけっっ!!」
頼龍「良いでしょう。誓いましょう。」
黒男「ほう、では報酬として金1000を頂くとしよう。」
坊主「金1000だとっ!ふざけた額を!」
黒男「寺でしょう?金なら余っているでしょうに。それに本人を目の前にして断れますかな?w」
頼龍「ふん、足元を見おって。良いだろう。頼みましょう。・・・そこのお嬢ちゃん、頼みますぞ。」
助手「お嬢ちゃんやないもん!助手やもん!」
坊主「薄殿から書状です。」
頼龍「ほう、流民受入れの為、艦隊を北陸に、ですか。」
坊主「しかし薄家は小笠原家の仇敵ですぞ!」
頼龍「うむ。しかし民の暮らす処に境などあってはならぬ。居心地が良いか悪いかだけじゃ。」
坊主「しかしあの薄家ですぞ?また何やら企んでいるのでは・・」
頼龍「民を思う気持ちは同じです。考えすぎでしょう。・・でも一応警戒はしておきましょうw」
〜・薄右大将様・〜
御用件伺いました。しかし民の輸送に艦隊というと些か恐ろしい響きがありますなw。
この北陸も戦火を恐れている地ゆえ、民が怯えてしまわぬよう輸送専用の大船でお願いします。
薄家が誇る海運船団であれば民も安心しましょう。
また、小笠原家と当家の間柄もござれば「復路輸送」のみでお願いします。〜頼龍〜
〜・小笠原範長様・〜
薄家が旧奥田家の流民受入れを当家に願っております。ついては北陸に輸送船の入港を許可しました。
なに、民を思う心に濁りなど無くば問題ありますまい。
尚、万が一軍艦を入港した際には柏原家より購入した大筒で撃退してみせましょう。〜頼龍〜
坊主「・・撃退など出来るのですか?」
頼龍「・・北陸には海軍が無いからな。無理っぽいかもw」
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