>>745
三成が理想主義的というよりも三成と武断派では秀吉から貰ったものの価値が違うのが大きいと思うよ
武断派が秀吉から貰ったのは戦の恩賞としての領地であり
石高というのは豊臣政権がなくても通用する普遍の通貨であるわけだ
それに武断派にとっては豊臣政権だろうが徳川政権だろうが政権参画が不可能なことは変わらない
どうしても豊臣政権でなくてはならない動機付けが弱くなってしまう

対して三成の場合19万石の領地よりも奉行としての権力が一番重要なものであり
奉行としての権力は豊臣政権が存在しなければ使うことが不可能な豊臣専用の通貨となる
奉行でなければ三成なんてただの人に過ぎなくなるわけだから
リスクを犯してでも豊臣政権を維持しようと考えるのは必然だろう

別に三成が武断派連中より忠義が厚いというのではなくて
貰ったものの使い道が各々で異なるため対応も異なるものになったと考えた方がいい