>>630
素行問題なんていうのは、それこそ後世のイメージ
信勝は父親の本拠地・末森を相続した
つまり織田は昔ながらの分割相続体制であり、一族といえど利害対立が発生する構造だった
他にも斎藤(義龍)に接近した庶長子の信広などがおり、信虎により一応の統一が図られた甲斐とは違う
信秀は格式の面からいっても守護ですらなく、あくまでも第一人者であり伝統的支配者として認められた背景もなかった
尾張に生まれるということは、一ヶ国以上を持つ斎藤・今川らの影響を相手にしつつさらに一族や豪族を制圧していかなければならないということ
信玄がその家督継承のいきさつから回避できた事態にまず直面することになる
そして信玄がそれを上手く裁けるという要素は全く無いわけで